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レバレッジ取引とは?初心者が知っておくべきリスク管理の基本

仮想通貨投資を続けていると「レバレッジ取引」という言葉を目にする機会が増えてきます。手持ちの資金よりも大きな金額で取引できるレバレッジ取引は、大きな利益を狙える可能性がある一方で、大きな損失を生むリスクも併せ持っています。この記事ではレバレッジ取引の基本的な仕組みと、初心者が必ず知っておくべきリスク管理の考え方について解説します。

レバレッジ取引とは


レバレッジ取引とは、取引所に証拠金を預けることで、その何倍もの金額の取引ができる仕組みです。レバレッジは「てこ」を意味する英語で、小さな力で大きなものを動かすという意味合いがあります。

たとえばレバレッジ2倍であれば、10万円の証拠金で20万円分の取引ができます。レバレッジ5倍であれば50万円分の取引が可能になります。日本国内の取引所では金融庁の規制により、個人向けのレバレッジ倍率は最大2倍に制限されています。海外取引所では10倍、20倍、場合によっては100倍以上といった高いレバレッジを提供しているところもありますが、その分リスクも格段に高くなります。

レバレッジ取引と現物取引の違い


現物取引は実際に仮想通貨を購入して保有する取引です。価格が下落しても保有し続ける限り損失は確定せず、最悪のケースでも投資した金額以上の損失は発生しません。

一方レバレッジ取引は証拠金を元手に、それ以上の金額の取引を行います。価格の動きが証拠金に対して何倍もの影響を与えるため、利益も損失も大きくなります。さらにレバレッジ取引では「売り」から取引を始めることもできます。価格が下落すると予想した場合に売り注文から入り、実際に下落したら買い戻すことで利益を得る「空売り」が可能です。現物取引では基本的に価格上昇でしか利益を得られませんが、レバレッジ取引では上昇・下落どちらの相場でも利益を狙える点が大きな違いです。

レバレッジ取引のメリット


レバレッジ取引には現物取引にはないメリットがあります。

まず少ない資金で大きな取引ができる点です。手持ち資金が少なくても、
レバレッジを使うことで大きな利益を狙うチャンスが生まれます。

また下落相場でも利益を狙える点も大きな魅力です。現物取引では価格が下がる局面では利益を出せませんが、レバレッジ取引では空売りを使うことで下落相場でも利益機会があります。相場がどちらに動いても対応できる柔軟性は、レバレッジ取引ならではの特徴です。

レバレッジ取引の大きなリスク


メリットがある一方で、レバレッジ取引には現物取引にはない重大なリスクが存在します。

最大のリスクが「ロスカット(強制決済)」です。レバレッジ取引では証拠金に対して一定の損失が出ると、それ以上の損失拡大を防ぐために取引所が自動的にポジションを強制決済する仕組みがあります。これをロスカットと呼びます。

ロスカットが発動すると、その時点で損失が確定してしまいます。たとえレバレッジをかけた後に価格が元の水準に戻ったとしても、ロスカットされてしまえばその回復の恩恵を受けることはできません。現物取引であれば「下がっても保有し続けて回復を待つ」という選択肢がありますが、レバレッジ取引ではこの選択肢が取れない場合があるのです。

また、レバレッジ取引では証拠金以上の損失が発生する可能性もあります。特に高いレバレッジをかけている場合、価格が急変動すると証拠金を上回る損失(追証)が発生し、追加の入金を求められるケースもあります。

レバレッジ取引が初心者に向かない理由


レバレッジ取引は仮想通貨投資の中でも特にハイリスク・ハイリターンな取引方法です。初心者には基本的におすすめできない理由がいくつかあります。

まず仮想通貨自体の価格変動が激しいため、レバレッジをかけるとそのリスクがさらに増幅されます。現物取引でも数十%の値動きが珍しくない仮想通貨市場で、レバレッジをかけることは非常に大きなリスクを背負うことになります。

また、ロスカットの仕組みや証拠金の計算方法など、レバレッジ取引には現物取引にはない専門的な知識が必要です。仕組みを十分理解しないまま取引を始めると、想定外の損失を被る可能性が高くなります。

実際に、レバレッジ取引で大きな損失を出してしまったという話は決して珍しくありません。仮想通貨投資の経験が浅いうちは、現物取引でしっかりと値動きの感覚をつかむことを優先しましょう。

どうしてもレバレッジ取引に挑戦する場合の注意点


仮想通貨投資にある程度慣れて、レバレッジ取引に挑戦したいと考える方のために、最低限のリスク管理のポイントを紹介します。

まず低いレバレッジ倍率から始めることが重要です。国内取引所の最大2倍という規制は、海外と比べると低い水準ですが、それでも現物取引よりリスクは高くなります。最初は最小限の倍率で取引の感覚をつかみましょう。

次に「損切りライン」をあらかじめ決めておくことです。「ここまで価格が下がったら損失を確定させる」というルールを事前に設定し、感情に流されずに実行することが大切です。ロスカットされる前に自分の判断で損切りすることで、損失を限定的に抑えられます。

また、証拠金には絶対に余裕を持たせることです。証拠金ぎりぎりで取引すると、わずかな価格変動でロスカットされてしまいます。余裕を持った証拠金管理は、レバレッジ取引を続けるうえでの基本です。

まとめ


レバレッジ取引は少ない資金で大きな取引ができ、下落相場でも利益を狙える可能性がある一方、ロスカットによる損失確定や証拠金以上の損失リスクなど、現物取引にはない重大なリスクを伴います。初心者のうちは現物取引で経験を積むことを優先し、レバレッジ取引に挑戦する場合も低い倍率と徹底したリスク管理を心がけることが何よりも大切です。

次の記事ではNFTとは何か、アートやゲームへの活用事例についてわかりやすく解説していきます。

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