「どすどす」「どたどた」歩いていませんか?足音をうるさくする“ヒールストライク”の罠と、軽やかな身体の作り方
こんにちは!接骨院が運営する運動教室「ハピトレ」です。
ご自身やお子さんが歩いたり走ったりする時、足音が「どすん、どすん」「どた、どた」と大きく響いていませんか?
「もっと静かに歩きなさい!」「足を引きずらないで!」と注意したくなるかもしれませんが、実はこれ、単なる歩き方の癖や筋力不足が原因ではありません。

今日は、足音がうるさくなってしまう根本的な原因と、身体の負担を劇的に減らす軽やかな歩き方の秘密についてお話しします。
「かかと着地(ヒールストライク)」がブレーキをかけている?
歩き方の指導などで「かかとからしっかり着地して、つま先で蹴り出しましょう」と言われることがあります。
また、足を守るために「クッション性の高いふかふかの靴」を選んでいる方も多いでしょう。

しかし、過度に「かかとからの着地」を意識したり、分厚いクッションに頼ってドスンと足を下ろしたりすると、前へ進もうとする身体に対してガツンと「ブレーキ」をかけるような強い衝撃が生まれてしまいます。
これを「ヒールストライク(かかとからの強い着地)」と呼びます。

ヒールストライクが起きると、地面からの衝撃が逃げ場を失い、膝や腰にダイレクトに突き刺さってしまいます。
一歩ごとに地面に身体を叩きつけるような歩き方になるため、結果として「どすん、どすん」という重たい足音になってしまうのです。
本当の原因は「身体の軸が下に潰れている」こと

「どすどす歩き」や「どたどた歩き」になってしまう最大の原因は、足元そのものではなく、身体の軸が地球の「重力」に負けて下に潰れてしまっていることにあります。

身体が下に向かって沈み込んでいる状態で足を前に出そうとすると、スムーズに足が上がらず、地面に重たい身体を「落とす」ような歩き方になります。
昔の人たちは、お年寄りになって背中が丸まっていたとしても、身体の軸は重力に対して「上」に引き上げられていたため、足音がとても静かでした。しかし、現代は環境の変化により、身体が上に伸びる感覚を忘れてしまい、下に潰れてドサドサと歩く人が急増しているのです。
「つま先で蹴れ」という指導の落とし穴

子供が「どたどた」と走っているのを見て、「もっとしっかりつま先で地面を蹴って!」と指導されることがよくあります。
しかし、身体の軸が下に潰れて股関節がうまく使えない状態のまま、無理につま先で地面を蹴ろう(押そう)とすると、ふくらはぎの筋肉ばかりを酷使してパンパンに張ってしまいます。
その結果、足がうまく回転しなくなり、かえって動きがぎこちなくなってしまいます。
「どたどた走る」のは、地面を強く蹴っていないからではなく、そもそも身体のベースが弱く、身体が上に伸びていないから起きている現象なのです。
おわりに:「上」に伸びる軸を作れば、足音は消える
「どすどす歩き」や「どたどた歩き」を直すために、歩き方そのものを無理に意識づけたり、筋トレをしたりする「修行」は必要ありません。

大切なのは、身体の軸が重力に対して「上」に引き上げられている状態を作ることです。
そのためには、まず足元の「かかと」が自然に安定する(はまる)環境を整えることが第一歩です。
かかとが安定すると、身体が自然と上に伸びる感覚(抗重力)を取り戻すことができます。
軸が体を上に引き上げてくれるようになると、足がスムーズに前に出るようになり、なんだか足音も静かで軽やかな動きに変わっていきます。
ご自身やお子さんの「足音」が気になり始めたら、歩き方を注意する前に、まずは「身体が下に潰れていないかな?」と見直してみてくださいね!
