ChatGPTのプロジェクト機能、長編小説にはどう使うのが正解なのか
普段、私のAIまわりは、かなりざっくり分担制です。
文章まわりはチャッピー。
作った文章の保管やデータ検証はNotebookLM。
動画まわりの検証はGemini。
だいたい、こんな感じで役割を分けています。
ただ、分担制にしている分、ひとつのAIを深く使いこなしているかというと、正直そうでもないかなぁと。そこで最近、ChatGPTの「プロジェクト機能」と「マイGPT機能」も、ちゃんと触ってみようと思い立ちました。
今日は、そのうちプロジェクト機能の話です。
とはいえ、まだ「動かしてみています」という段階です。ばりばり使いこなしている人から見たら、私はまだまだピヨピヨさんです。
今、私は『訪問者』という小説を書き直しています。(ちょっとだけCM)
これは、ずいぶん前に書いた話をもとにした長編リメイクです。
昔のデータを分節して、設定を見直しながら、今の自分の感覚で書き直しています。
元データを参照しながら進める作業なので、NotebookLMはとても便利です。ただ、NotebookLMはどうしても「元の文章」がザ・命になります。
元の文章を整理したり、要約したり、構造を見たりするのは得意。
でも、そこから物語を大きく発展させるとなると、少し弱いかなと感じています。
なので今は、まずNotebookLMで土台を作ります。
だいたい8割くらい形になったところで、創作の場をChatGPTに移します。
そこからは、時代背景やキャラクターの整合性を見ながら、やりとりしつつ書いていく形です。書き直していると、昔は気づかなかったキャラクターの意味や役割が見えてくることがあります。
「このキャラクターは、ただの脇役じゃなくて、こういう意味を持っていたんだ」
そういうことをこちらからAIに提示していくと、私自身も再認識できます。AIも「なるほど、それならこうですね」と、納得しながら一緒に組み立ててくれます。
私は、AIと共創している書き手です。
第1話を書いていたときは、普通のChatGPTのチャット欄を使っていました。
でも、このまま何話も続けていくとなると、ひとつのチャットがどんどん長くなっていきます。チャットが長くなると、どうしても動きが重くなったり、やりとりの精度が落ちたりする気がします。LMはchatの長さは耐えられますが、チャッピーはその辺はちょっと苦手。
かといって、話ごとにチャットを分けると、今度は全体の伏線や設定がつながりにくくなります。前の章ではこうやって終わったのに、次の章では全くなかったかのように始まってしまうみたいなヘンテコな現象が起こります。仕方ありません。よくわからないのですから。
そこで不便さを解消すべくAIと相談しながら、#2からはプロジェクト機能を使ってみることにしました。
未知の世界に踏み入れる。
これこそ醍醐味です。
「何を入れたらいいの?」と聞いたら、必要なものは入れておいた方がいいという話(アバウト!)になったので、かなり入れました。
本文。設定。キャラクター設定。予告情報。そして、NotebookLMでは扱いづらかったビジュアルに関する情報まで。とにかく、必要そうなものを全部入れてみたのです。すると、文章まわりはかなりスムーズになりました。
NotebookLMで作った土台を移しているので、話の整理や確認はしやすい。キャラクターの設定も、世界観も、同じ場所に置いておける。長編を書く場所としては、これは便利かもしれないと思いました。
ところがです。
サムネなどのビジュアル生成が、急にうまくいかなくなりました。
正確にいうと、作成ができなくなった、という感じです。
何度も何度も再生成をお願いするようになりました。「リクエストはしています」という回答が多くなった。初期の頃のチャッピーのようだ。
この感じなんか懐かしいぞ。
最初は、たまたま重いのかなと思って付き合っていました。でも、あまりにも重い。おかしい。
しかも、そのプロジェクト内だけではなく、他のチャットでのサムネ生成にも影響が出ているように感じました。
実際、リニューアル記事やCopilot記事のサムネは、あまりにも出力されなかったので、Geminiに同じようなお願いの仕方と素材で作ってもらいました。
すると、5秒で出ました。え、そういうことある?
そこで、あらためて考えました。
もしかして、プロジェクトに入れている情報量が多すぎるのではないか。この仮説を基にチャッピーに相談してみると、不要なものは退避した方がよいかもしれない、という話になりました。
そこで、ビジュアル系の資料はいったん全部PCに退避しました。ビジュアルは常にプロジェクト内になくても何とでもなります。入れてと言われたので入れてみたというのがほんとのところですから。
でも、本文は違います。
話の続きがわからないと困るので、完成している本文や、今後の展開に必要な最低限の設定だけは残す。画像生成に関する細かい指定や参考資料は、プロジェクトから外しました。
すると、動きが戻りました。
もちろん、時間帯の影響もあるかもしれません。たまたま混んでいただけ、という可能性もあります。
公式に「プロジェクトへ資料を入れすぎると画像生成が重くなる」と書かれているわけではないので、これはあくまで私の体験です。
ただ、少なくとも私の環境では、ビジュアル資料を外して、プロジェクト内を本文と設定中心に整理したところ、かなり扱いやすくなりました。
なので今のところ、「長編小説の母艦」と「画像生成の作業場」は分けた方が安定しそうだな、という結論になっています。
長編小説のように、設定も多く、伏線もあり、キャラクターの関係性も積み重なっていくものにこそ、プロジェクト機能は合いそうです。
でも、全部を入れすぎると重くなる。特に、ビジュアル生成まで同じ場所でやろうとすると、動きが鈍くなる。
では、どう使うのが正解なのか。今のところ、私の仮説はこんな感じです。
プロジェクトには、物語の骨格だけを置く。本文、設定、キャラクター、今後の流れなど、創作判断に必要なものだけ。
ビジュアル資料やサムネ用の細かい指示は、必要なときだけ別チャットに持っていく。画像まわりは、プロジェクトに抱え込ませすぎない。
長編連載の母艦としてプロジェクトを使い、画像生成やサムネ作成は別室でやる。
今のところは、それが一番よさそうかなと思っています。
とはいえ、まだまだ試行錯誤中です。
ChatGPTのプロジェクト機能は、長編小説にはかなり便利そうです。でも、どこまで情報を入れていいのか。何を外に逃がした方がいいのか。
その境目は、もう少し使いながら探っていくことになりそうです。
創作の母艦にするなら、何を置くか。何を外に逃がすか。そこを決めるのが、意外と大事なのかもしれません。
無事終わるかな?ドキドキ。
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