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tarohanamana
20年前の受験で、私が本当に身につけたもの
高校受験までは、正直ほぼ無双だった。
大きく努力しなくても点は取れた。
要領もよかった。
でも高校2年から崩れ始める。
成績は落ち、受験本番では息切れ。
センター試験は失敗。
「集中できなかった」と言い訳した。
大学や学部も深く考えず、
周りが受けるところを受けた。
国公立は落ち、同志社大学工学部へ進学。
でも数ヶ月で退学。
やりたいことが分からない、
理系は合わない――
そう言いながら、
本当は向き合うのが怖かった。
親にはほぼ勘当状態。
そこから文転し、1浪して別の大学の商学部へ。
遠回り。迷走。
逃げの連続だった。
でも20年経って、
はっきり言えることがある。
受験で身についたのは、
学力でも、合格実績でもない。
「次は簡単に逃げない」と決めたこと。
一度、逃げている。
だから分かる。
逃げると一瞬ラクになる。
でも、自分への信頼が削れていく。
あの感覚を、もう味わいたくなかった。
AI時代。
正解はすぐ出る。
翻訳も、要約も、分析もしてくれる。
でも、
途中で投げるか
もう一度向き合うか
これは自分しか決められない。
私はこの3年間、英語を1日もゼロにしなかった。
才能でも根性でもない。
ただ一つ。
「今回は逃げない」と決めているだけ。
受験は通過点。
でも、
崩れたときにどうするか。
失敗のあと、何を決め直すか。
そこに、その人の土台ができる。
20年前の私は、
遠回りだらけだった。
でもあの失敗がなければ、
今の継続はない。
受験シーズン。
合否よりも大事なのは、その後、どう立つか。
逃げたことがある人ほど、本当は強くなれる。
私は、そう信じている。
