見出し画像

【龍が如く0】真島さんの生き様に癒してもらった話

「龍が如く0 」をクリアしました。
この後きちんとした感想は書きますが、なんというか、クリアした直後のライブ感のある感想をちょっと書きたいなぁと思って書きます。




本当にこのゲームは、始まるまでは、本当に腰が重くなるゲームなんです。おそらくこのゲームは、「このゲームを始めるまで」と「このシリーズを最初にクリアするまで」が一番長いゲームなんじゃないかと思います。


極道もので、ムービーが多い高画質ゲームで、情報量も多く、やることも多く、たくさんの人がとにかく手に取る前に物おじする要素がすごく多いゲームだと思います。

でもはじめてしまうと、「ああこのゲームやっぱり好きだな」と毎回思って、ニコニコして、楽しい気持ちでいつもゲームを終えることができました。


それにはこの物語に出ている登場人物が皆、みている人が納得する生き様で描いているからだと思います。


外道や小物はすぐに退場し、それ相応の報いを受ける。
大物の敵には外道に堕ちた相応の理由と葛藤と、苦悩がある。
そしてそれを、まっすぐな信念で突き破る主人公と仲間たちのストーリーは、本当に見ていて、いつも元気をもらえるんですよね。
純粋に。


大人の物語なんです。
真っ直ぐ生き揚々と、未来が明るいと信じている人たちの物語ではなく、挫折して、苦悩して、なんならもう二度と、まともな人生になんて戻れないと諦め切った上で、どう足掻いていくかを描いているんです。


桐生一馬と真島吾朗、この二人は本当にフィクションだからこそ存在できる強者だと思います。
でも、その存在が、たくさんの大人の生きる希望や気力になっているんです。

曲がらない、媚びない、真っ直ぐで義理人情に熱く、ひたすら拳の力で守るべきものを守る。
それを決して、極道の美化にもしません。
この作品こそ、極道の醜悪さをしっかりと描いていると本当に思います。
主人公はだからこそ、ストーリーでプレイヤーが操作する期間は皆、堅気になり、極道の世界に詳しい一般人だからこそ踏み込める、極道から弱者を守る存在になってくれます。


厳しくて、辛くて、悲しくて、どうしようもない現実を描いた上で、桐生一馬や真島吾朗といったフィクションだからこそ存在できる強者に、それを乗り越えていこうという鼓舞を言わせるのです。

それが、現実が辛いとわかっている人にこそ、沁みるものになるんです。


劇中で真島吾朗は命懸けで守り続けた、大切な女性を最後に突き放します。
黒(裏社会)によって人生を狂わされ、散々苦しんだ彼女を、黒の世界にいる自分が幸せにはできないと判断し、彼女に惚れている男性を焚き付けて、告白までさせようとします。


彼女は目が不自由なので、真島さんの容姿も、名前も知らない。
ただし、声は覚えていて、このとき真島さんは名乗りあげれば、彼女を手に入れることができました。
マキムラマコトと結ばれるチャンスはいくらでもあったのに、彼はそれをもう二度と彼女が苦しまないために放棄したんです。

ここまでプレイヤーは彼が、彼女のためにどれだけの修羅場を潜り抜けてきたのか知っています。それを一切彼女には話さず、会った時は他愛のない会話しかせず、しかし、この後の真島さんの人生でもうおそらく見ることがない優しくて暖かい目線を彼女に送っているんです。それも、彼女は目が見えないのでわかりません。

自分がどれだけ彼女が好きなのか、どれだけ彼女のために自分の命も立場も捨てようとしているのか、何も知らせることはなく、強烈なことをして彼女の記憶に刻まれることも選ばず、ひっそりと彼女の人生から退散するんです。

桐生一馬ルートのシナリオが薄いわけではありません。
どちらも素晴らしいですし、この二人の純愛以外にも唸らせるところはたくさんあったのですが、ただ最後に呆然としてしまったきっかけはこの二人の物語でした。


ここまで馬鹿な男は見たことがないと本当に思いました。


他人のために怒り、他人のために戦い、死ぬときは兄弟への謝罪を伝えてほしいと願う。
恐ろしいほどの強者であり、この時代においては、多くの人を動かせるお金も持っていたのに、真島吾朗という男はそれを本当に他人のために使い続けているんです。

後付けの設定であることが、些細なことに思えるほど、0の真島吾朗は、これが漢の世界に存在する強き漢の姿なのかと、女性の私がびっくりするほど純粋な人でした。


そんなまっすぐで純粋な人たちが、逆境中で勝ち続け、己の信念を貫く姿が、多くの大人たちにエールを送れている作品だと本当に思います。


彼が人気投票毎年一位なのが、本当に納得です。
これは本当に男も女も惚れる漢でしょう。




実は私が、「龍が如く」を真面目にやろうと思うきっかけがポケモンでした。

私は、「ポケモンZA」のカラスバの描写がどうしても許せませんでした。

ちょっと大人向けの作品だから。
反社じゃないかもしれない。
いい人だからいいじゃん。

という意見をいっぱい見ましたが、私の中ではそういう意見で咀嚼できないことが多いキャラクターでした。

明らかに事務所の描写や、彼の初対面の描写はヤクザのそれです。
そして、ポケモンは彼の綺麗なところしか見せようとしないのが本当に悲しかったんです。


ZAはA指定です。
子供が遊ぶ可能性が非常に高い作品です。
そして、カラスバというキャラクターは反社会的存在のイメージを浮かばせるデザインで、シナリオです。

その上で、彼に近寄ってはいけない、彼は悪いことをしているという、もしくは悪の組織として登場したのであれば、私は何も文句は言いません。

しかし、ポケモンは彼を実はいい人、必要悪、関わってもいい人として描き続けました。

それがせめてB指定以上だった、私はまだ許せました。
でもA指定で、やらないで欲しかったなぁと、私個人は思ったんです。

A指定ということは五歳あたりのまだ道徳もよくわからない子が遊ぶ可能性がある作品です。
その子どもが、こういう姿で、こういうことをしている人は、実はいい人で、近寄っても無害なんだと、この物騒な世の中で思わせるようなことをしていいのかと、正直かなり困惑した描写でした。

悪の組織として登場したサカキと比べるのは違うと思うんです。悪人ならば悪として記憶されるからいいんです。でもカラスバは悪人のように見えていい人として記憶されるんです。

カラスバの着ている服や、事務所の雰囲気は、それをさせていいような雰囲気に私は見えなかったんですよ。

フィクションと現実の区別が曖昧な子どもも遊ぶからこそ、無識にヤクザをいい人と刷り込ませているように見えて、正直かなりショックを受けた描写でした。



「龍が如く」ならこんな描写は絶対にしない。
「龍が如く」に影響されてカラスバを出したと言われるのが、正直、複雑な気持ちになるくらい、ポケモンがやっていることが稚拙にどうしても見えたんです。

流行っているから、安易にそういうキャラクターを入れて、「龍が如く」がしている配慮を全く理解せず、ただ人気が欲しい、グッズが売りたいがためにそういうキャラを、もっと人気が出るために、「実はいい人」ということを強調してシナリオを作った。


そんなふうにしか私は見えませんでした。
その上で真っ当な社会人キャラクターには辛辣なブラックジョークを入れてるのが正直痛々しいです。
そして、そんなことをしているポケモンに、しばらく近寄りたくないと思いました。
だから「ぽこあポケモン」を買わなかったんです。


厳しいことを言っているかもしれませんが、子供向けゲームを作っていますとあれだけ誇示しているのなら、その子供にどれだけ影響があるのか、自分たちが安易に組み込もうとしているものが、どんなものなのか、一回考えて欲しいなぁと、正直思ったんです。


でもそれを言うには、私は「龍が如く」の経験が浅い。
だから、「龍が如く」が私が思っている通りのゲームなのかを知りたくてこのシリーズを遊ぼうと思いました。



真島さんが、マキムラマコトを守るために、彼女を突き放し、彼女の知らないところで、命をかけて、彼女の命を狙う極道を倒して行く姿を見ていて、正直ずっと心の中で泣いていました。



ポケモン、なんでこんなこともわからなくなっちゃったんだよ。


真島さんは、龍が如くは、女子供はヤクザに関わるな、反社に関わるな、危ないから近寄るな、だから、反社に関わりがある自分にはもう関わるなって言ってあげているじゃないか。

なんで反社描写があるキャラが、子供(女主人公であれば女性)である主人公に近寄り、執着し、身内に引き込もうとすることを肯定する描写を入れるんだよ。

哀しいよ。


セガは、龍が如くは、今のポケモンやポケモンのファンに馬鹿にされるようなゲームじゃない。
恥ずかしいのは、ポケモンの方だよ。



そう思いながら、心の中で泣きながら、終盤はボスを殴っていました。

殴って、倒すたびに、真島さんがマコトのために、この子をこんな世界から助けるためなら、なんでもするんだと叫ぶたびに、ポケモンにもそう言って欲しかったと、本当に泣きました。

それを、なんで誰も言わないんだ。
ポケモンのファンはポケモンに言ってやらないんだ。

おまえらは、売れていれば、みんなが褒めていれば、それでいい。
そんな日和見主義しか残ってないのかよ。
ポケモンのためにおまえは間違ってるって言ってあげるやつはもう残ってないのかよ。

こんなセガに傾いてるヤツに言わせてんじゃねえよ。
売れてて、ファンが多いんだろ、
もっと、ポケモンにこんなことさせるなって言っていいんだよ。

私はポケモンに思い出があるからこそ、悔しかったよ。ポケモンにこんなことさせるポケモン関係者が許せないと、私は思ったんだよ。


失礼な言い方かもしれませんが、私は本当に悲しかったし、その悲しさがこのゲームで癒されたんです。

「龍が如く」が全てが完璧なゲームだとは思っていません。
でも、0は私がポケモンで感じた、悲しい違和感をずっと肯定してくれました。

マキムラマコトのために、叫び、殴り、戦い、自分のことは忘れていいから、黒の世界から逃れて欲しいと足掻く真島さんに私は救われたんです。


裏社会のせいで、売られ、家族が死に、視力も失い
泣きながら怯えることしかできない彼女を
無償で救うこと
それを貫いた物語でした




多くは語りませんが、このたこ焼きを買ってあげるシーンが好きです。
憔悴しきったマキムラマコトが、桐生一馬には言えなかったこと、真島吾朗だから甘えられたこと、真島さんもマコトだからできたこと、いろんなこの一瞬だけのドラマが詰まっていました。

もしも、あそこで真島さんがいたら
もしも、ここで桐生さんがいたら、
そんなことを考えて、ああ、因果は、運命は残酷だなと感じるシーンもあって、本当にずっと心を動かされっぱなしの終盤でした。





またゲームシステムや、大まかな感想をきちんと書いた感想記事をあげますが、とりあえず真島さんに、色々救ってもらったお礼としてこの記事を書いたことになりました。


多くの大人の手のひらに転がされ、その上で、やはり愛しい人を守ると決め、でも、彼女と結ばれることができなかった真島さんが選んだのは、楽しく生きる狂人になること。


それは人生を諦めたからではなく、私には、なんでも真面目に受け取りすぎて、真面目にこなしていった先に、自分が求める自分がいなかった真島さんの、一つの答えに見えました。

いつ死ぬかわからない、いつどうなるかわからないからこそ、一瞬一瞬自分が面白いと思うことを選ぶことにした真島さん。

でもその裏には、絶対に揺らがない優しさと義理人情があることを、ずっと教えてくれている物語でした。



いやあ、ソニックの世界に来るんだよなぁ。
今週末。
楽しみです。

絶賛セール中です



暗闇の街であなたに逢って
生まれて初めて光が見えて
切なくなって 好きになって
あなたの為ならと思えて
自分が自分らしく強く
在る為にあなたしか居なく
いつの間にか運命と気づく
でも共に歩くことは出来ず

最後にEDテーマを聞いていて、ここは真島さんのことなんだなぁと泣きそうになりました。





絶賛セール中です
ぜひGWに遊んでみてください