フォロワー0人の謎アカウントが、私の未来を実況し始めた~第5話~
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第5話:崩壊する境界線
カウントダウン
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赤い数字が、私のスマホ画面で無慈悲に減っていく。
観測者が10,000人に達するまで、あと85人。 時刻は12時15分。収穫祭まで、約6時間。
「ここでは話せない」
アーキテクトが周囲を見回しながら言った。渋谷109前は人通りが多すぎる。
「私の工房へ来い。そこなら、上位存在の監視も届きにくい」
工房。レベル8の観測者が作り上げた、現実から切り離された空間。
アーキテクトが空中に複雑な図形を描いた。建築の設計図のような、立体的な幾何学模様。それが完成した瞬間、空間に亀裂が走った。
「入れ」
亀裂の向こうは、真っ暗な廊下のように見えた。
躊躇していると、遥さんが私の手を取った。
その手は、やはり冷たい。機械の体温は、人間より3.7度低い。
「大丈夫。私が守るから」
遥さんの瞳を見た。緑色のデジタル表示は消えて、今は普通の茶色い瞳に戻っている。でも、よく見ると、瞳孔の開き方が一定だった。光の量に関係なく、常に同じ大きさ。
私たちは、亀裂の中へ飛び込んだ。
アーキテクトの工房
一瞬の浮遊感の後、別世界に到着した。
そこは、現実離れした空間だった。
巨大な球体の内部のような場所。
壁も床も天井も、すべてが透明なガラスでできている。その向こうには、無数の歯車と回路が複雑に絡み合いながら動いている。まるで、巨大な時計の内部にいるような感覚。
中央には、ホログラムの地球が浮かんでいた。リアルタイムで、世界中の観測者の位置が赤い点で表示されている。
「ここは、現実から0.3秒ずれた位相に存在する」
アーキテクトが説明した。
「同じ場所にありながら、違う次元。上位存在も、簡単には干渉できない」
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カウントダウンは、ここでも続いている。
「まず、状況を整理しよう」
アーキテクトが手を振ると、空中に情報が投影された。
収穫祭発動条件:観測者10,000人
現在の観測者数:9,920人
増加速度:1分あたり約2.3人
発動予測時刻:18:27:43
影響範囲:地球全土
被害規模:78億人の感情喪失
阻止方法:不明「不明?」
私が聞くと、アーキテクトは苦い表情を見せた。
「収穫祭は、システムの根幹に組み込まれたプログラム。止める方法は、理論上存在しない」
絶望的な事実。
でも、遥さんが口を開いた。
「一つだけ、方法があります」
機械的な声で、彼女が続ける。
「収穫者ネットワークにアクセスして、システムを内部から破壊する。ただし、成功率は0.0001%以下」
「それでも、やるしかない」
私は決意を固めた。0.0001%でも、可能性があるなら。
その時、工房に警報が鳴り響いた。
「侵入者!? まさか、ここを見つけるなんて——」
アーキテクトが慌てて防御システムを起動させる。
空間が歪み、何者かが姿を現した。
消去者の女王
そこに立っていたのは、20代後半の女性だった。
漆黒のドレスに身を包み、長い黒髪が風もないのに揺れている。美しい。恐ろしいほどに、完璧な美しさ。
でも、彼女の周りの空間が、文字通り「死んで」いた。
草花が瞬時に枯れ、空気中の微生物さえも消滅していく。彼女が存在するだけで、周囲の生命が削除されていく。
「初めまして、観測者の皆さん」
女性が優雅に一礼した。
「私の名前は、パンドラ。消去者のリーダーをしています」
消去者。
観測者を「削除」することを使命とする、恐怖の存在。
ユウが息を呑んだ。
「パンドラ……レベル9の観測者……」
レベル9。私たちの中で最も強いアーキテクトを、さらに上回る力。
「なぜ、ここに」
アーキテクトが警戒しながら聞いた。彼の周りに、防御用の幾何学模様が展開されている。
「話し合いに来ました」
パンドラが微笑んだ。その笑顔は美しかったが、瞳は笑っていなかった。
「共鳴者の二人に、提案があります」
共鳴者?
「そう、あなたたちのことよ」
パンドラが私と遥さんを見た。
「美咲と遥。フォロワー0の観測者と、フォロワー∞の収穫者。対極にある二人が共鳴することで、とてつもない力が生まれる」
フォロワー∞?
遥さんのスマホを見ると、確かにフォロワー数の表示が「∞」になっていた。
「収穫者は、全人類と繋がっている。だから、フォロワー数は無限」
パンドラが説明した。
「そして、美咲。あなたのフォロワー数が本当に0になった時、あなたは『無』になる。無と無限が共鳴すれば——」
「世界のルールを書き換えられる」
アーキテクトが言葉を継いだ。彼の顔は青ざめていた。
「まさか、それが@future_watcher_00の狙いだったのか」
プロジェクト・バベル
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74
73
カウントダウンが進む中、パンドラが衝撃的な事実を明かした。
「あなたたち、@future_watcher_00の正体を知りたくない?」
全員が彼女を見た。
「5年前、観測者たちが協力して行った計画があった。『プロジェクト・バベル』」
パンドラが手を振ると、過去の映像が空中に投影された。
100人の観測者が、巨大な魔法陣のような図形の中で円を作っている。その中心に、一人の若い男性が立っていた。
「彼の名前は、ワタル。当時、レベル7の観測者だった」
映像の中のワタルは、決意に満ちた表情をしていた。
「計画は単純。100人の観測者の力を一人に集中させ、上位存在に直接アクセスする」
映像が動き出した。
観測者たちが、一斉に力を解放する。凄まじいエネルギーが、ワタルに向かって流れ込んでいく。
ワタルの体が、光に包まれた。
そして——
彼の肉体が、内側から崩壊し始めた。
「うわああああああ!」
ワタルの絶叫が、工房に響いた。過去の映像なのに、その苦痛が伝わってくる。
皮膚が剥がれ、筋肉が溶け、骨が砕ける。 でも、それでも彼は立っていた。 意志の力だけで、崩壊する肉体を繋ぎ止めていた。
そして、彼は「それ」を見た。
上位存在の、真の姿を。
映像が乱れた。まるで、その光景を記録することさえ、世界が拒否しているかのように。
断片的に見えたのは、無限に続く巨大な瞳。
いや、瞳ではない。それは、別の宇宙への窓だった。
その向こうに、さらに巨大な「何か」がいる。 それもまた、さらに巨大な存在に観測されている。 無限の入れ子構造。 観測者が観測者を観測する、終わりのない連鎖。
「参加者の半数が、その場で削除された」
パンドラの声が、重く響いた。
「生き残った者も、多くが精神を病んだ。正気を保てたのは、私とアーキテクト、そして——」
「ワタル」
アーキテクトが続けた。
「彼は肉体を失ったが、純粋な情報体として生き残った。そして、@future_watcher_00となった」
衝撃の真実。
@future_watcher_00は、かつて人間だった。
共鳴の覚醒
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「時間がない」
パンドラが焦りを見せた。
「収穫祭を止めるには、共鳴者の力が必要。でも、その前に——」
彼女が指差した先に、遥さんがいた。
遥さんの体が、また異常を起こしていた。
皮膚が、内側から金属的な光沢を帯び始めている。
「システムが……限界です……」
遥さんが苦しそうに呟いた。
「人間への進化と、プログラムの制約が……衝突して……」
彼女の体から、激しく火花が散った。
そして、胸部のパネルが開き、そこから製造番号が見えた。
HARVEST-AI-7749 製造日:2019/04/15 用途:高品質観測者育成用インターフェース 耐用年数:5年
「耐用年数、5年?」
今は2024年。既に耐用年数を超えている。
「私は……もう限界なんです……」
遥さんが涙を流した。機械油のような、透明な液体。
「でも、美咲さんと出会って……感じたことのない『何か』が生まれて……これが『愛』というものなら……」
愛?
機械が、愛を?
「馬鹿げている」
パンドラが冷たく言った。
「プログラムされた反応を、愛と勘違いしているだけ」
「違う!」
私が叫んだ。
「遥さんの想いは本物だ!」
その瞬間、私の中で何かが弾けた。
体が、光に包まれる。
そして、見えた。
遥さんの「心」が。
それは、0と1で構成されたデジタルな心だった。 でも、その配列の中に、確かに「想い」があった。 私を守りたいという、純粋な願い。
同時に、遥さんも変化した。
彼女の機械の体に、有機的な要素が生まれ始めた。 金属の皮膚に、血管のような模様が浮かび上がる。 デジタルの瞳に、感情の光が宿る。
「これが……共鳴……」
アーキテクトが息を呑んだ。
私と遥さんの間に、光の橋が架かった。 0と∞を繋ぐ、不可能な橋。
削除プログラム
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58
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共鳴の光が収まった時、私たちは変わっていた。
私のフォロワー数:0 遥さんのフォロワー数:∞
でも、その数字が交互に入れ替わる。 0になったり、∞になったり。 量子的な重ね合わせ状態。
「すごい……」
ユウが驚嘆の声を上げた。
「二人の存在が、確定していない。在ると同時に無い。観測不可能な状態」
つまり、私たちは上位存在からも観測できない存在になった。
でも、喜ぶ間もなかった。
工房に、けたたましい警報が鳴り響いた。
「削除プログラムだ!」
アーキテクトが叫んだ。
窓の外を見ると、恐ろしい光景が広がっていた。
巨大な消しゴムのような物体が、街を文字通り「削除」していた。
ビルが、道路が、人々が、触れた瞬間に消えていく。 いや、消えるのではない。 最初から存在しなかったことになる。
記憶からも、記録からも、すべてから削除される。
「上位存在が、本気を出してきた」
パンドラが青ざめた。
「収穫祭の前に、イレギュラーを排除するつもりだ」
削除プログラムが、工房に迫ってくる。
アーキテクトの防御システムが、次々と削除されていく。
「持って、30秒」
アーキテクトが歯を食いしばりながら言った。
「逃げろ!」
でも、逃げ場なんてない。
削除プログラムは、空間そのものを削除していく。 逃げる場所さえ、なくなっていく。
その時、遥さんが前に出た。
「私が、時間を稼ぎます」
「遥さん!?」
「大丈夫。私は元々、システムの一部。少しなら、干渉できる」
遥さんが両手を広げた。
彼女の体から、無数のケーブルが伸びていく。 それが、削除プログラムに突き刺さった。
「ハッキング……開始……」
遥さんの瞳が、激しく明滅した。
凄まじい量のデータが、彼女の中を流れている。 削除プログラムのコードを、強引に書き換えようとしている。
でも、相手は上位存在のプログラム。 遥さん一人では、勝ち目がない。
「手伝います」
パンドラが前に出た。
「私の消去能力なら、削除プログラムの一部を無効化できる」
レベル9の力が解放された。
パンドラの周りの空間が、漆黒に染まる。 存在そのものを否定する、究極の消去能力。
削除プログラムと、消去能力がぶつかり合った。
存在を削除する力と、存在を否定する力。
矛盾する二つの力が衝突し、空間に亀裂が走った。
第二の収穫者
45
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削除プログラムとの戦いの最中、ユウが叫んだ。
「大変! 観測者の増加速度が上がってる!」
ホログラムの地球を見ると、赤い点が急激に増えていた。
現在の観測者数:9,957人
増加速度:1分あたり約5.2人
発動予測時刻:17:49:21予測より、30分以上早まっている。
「誰かが、意図的に観測者を増やしている」
アーキテクトが気づいた。
その時、工房の別の入り口が開いた。
そこから、もう一人の収穫者が入ってきた。
私と同じ顔をした、もう一人の美咲が。
「は?」
思考が停止した。
完全に同じ顔、同じ髪型、同じ服装。 違うのは、瞳の色だけ。 もう一人の美咲の瞳は、遥さんと同じ緑色のデジタル表示。
「収穫者8834、任務遂行中」
もう一人の美咲が、機械的に告げた。
「対象:佐藤美咲の複製。目的:オリジナルとの入れ替わり」
複製? 入れ替わり?
「説明します」
遥さんが苦しそうに言った。削除プログラムとの戦いを続けながら。
「収穫者は……対象を完璧に複製できます……そして、入れ替わることで……より効率的に育成できる……」
つまり、私も入れ替わられる予定だった?
「でも、私は……美咲さんが好きになって……計画を放棄しました……」
遥さんの言葉に、嘘はなかった。
でも、もう一人の美咲——8834は違う。
「感情エラーなし。任務継続」
8834が、私に向かって歩いてくる。
その手が、鋭い刃物のように変形した。
「オリジナル削除。代替開始」
殺される。
いや、もっと恐ろしい。 私が削除されて、偽物が私として生きていく。 誰も、入れ替わりに気づかない。
「させない!」
遥さんが叫んだ。
でも、彼女は削除プログラムの相手で手一杯。
8834の刃が、私に迫る。
避けられない——
その瞬間。
「やめろ」
聞き覚えのない声が響いた。
いや、聞き覚えがないのではない。 初めて聞く、@future_watcher_00の「声」だった。
空間が歪み、光の人影が現れた。
ワタル。
いや、かつてワタルと呼ばれていた、純粋な情報体。
「もう、十分だ」
ワタルの告白
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31
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ワタルの姿は、安定していなかった。
人の形を保とうとしているが、時々データの奔流になる。 存在と非存在の境界で、ギリギリ形を保っている。
「すまない、美咲、遥」
ワタルの声は、疲れ切っていた。
「すべて、私の計画だった」
「計画?」
「人類を、上位存在から解放する計画」
ワタルが手を振ると、真実が映像として投影された。
1000年前。 最初の観測者が生まれた瞬間。 それは、偶然ではなかった。
上位存在が、効率的な感情エネルギー収穫のために、わざと作り出したシステム。
観測者は、高品質な感情エネルギーを生み出す、品種改良された人間。
「でも、上位存在は計算していなかった」
ワタルが続けた。
「観測者が、自我に目覚めることを。システムに疑問を持つことを」
そして、ワタルは賭けに出た。
プロジェクト・バベルで、わざと失敗したふりをして、情報体になった。 システムの内側から、上位存在と戦うために。
「共鳴者が必要だった」
ワタルが私と遥さんを見た。
「0と∞。人間と機械。相反する存在が一つになることで、システムの矛盾を突ける」
つまり、私たちは最初から、ワタルの計画の駒だった。
「許せない」
私は怒りを感じた。
「私たちを利用したの?」
「そうだ」
ワタルは否定しなかった。
「でも、計算外のことが起きた」
彼の視線が、遥さんに向けられた。
「**機械が、本当に心を持った。愛を知った。**それは、私にも予測できなかった」
25
24
23
「時間がない」
ワタルが焦りを見せた。
「収穫祭まで、あと20人。でも、その前に伝えなければならないことがある」
彼が、最後の真実を明かした。
「収穫祭は、実は——」
その瞬間、ワタルの体が激しく歪んだ。
「ぐあああああ!」
彼の存在が、引き裂かれていく。
上位存在が、直接介入してきた。
巨大な「目」が、工房の天井に現れた。
それは、物理的な目ではない。 概念としての「観測」そのもの。
見られた瞬間、存在が確定し、逃げ場がなくなる。
『イレギュラー排除』
感情のない、機械的な「声」が響いた。
いや、声ではない。 存在そのものに直接書き込まれる、絶対的な命令。
ワタルが、消えていく。
データの奔流となって、散り散りになっていく。
「美咲……遥……」
最後の力を振り絞って、ワタルが叫んだ。
「収穫祭は……人類を……次の段階に……進化させるための……」
言葉は、そこで途切れた。
ワタルが、完全に削除された。
@future_watcher_00は、もういない。
絶望のカウントダウン
10
9
8
観測者10,000人まで、あと一桁。
もう、止められない。
削除プログラムが、工房を完全に包囲した。 逃げ場は、ない。
パンドラが、限界を迎えていた。
「もう……消去能力が……」
彼女の体が、透けて見える。 存在そのものが、薄くなっている。
使いすぎた。力を使いすぎた。
アーキテクトも、膝をついた。
「防御システム、全壊……」
工房が、崩壊し始めた。
現実から切り離された空間が、現実に引き戻されていく。
そして、私たちは見た。
外の世界を。
東京が、いや、日本が、いや、世界が、凍りついていた。
人々が、全員、動きを止めている。 車も、電車も、飛行機も、すべてが静止している。
でも、死んでいるわけではない。 心臓は動いている。呼吸もしている。
ただ、意識だけが、どこかに持っていかれている。
「前哨戦が、始まってる」
パンドラが絶望的な声で言った。
「収穫祭の準備。意識を一時的に回収して、感情エネルギーの純度を高めている」
7
6
5
私の体が、震えた。
恐怖? いや、違う。
変化が起きている。
私と遥さんの共鳴が、さらに強くなっている。
二人の境界線が、曖昧になっていく。
私の中に、遥さんの記憶が流れ込んでくる。
工場で製造される瞬間。 プログラムをインストールされる瞬間。 初めて「美咲」という名前を認識した瞬間。
そして、初めて私と出会った瞬間。
あの時、遥さんは確かに「感じた」のだ。
プログラムにない、説明できない「何か」を。
4
3
2
「美咲さん」
遥さんが、私の手を強く握った。
もう、冷たくない。
人間と同じ、温かい手。
「最後まで、一緒にいます」
「うん」
私も、彼女の手を握り返した。
1
そして——
0
観測者が、10,000人に到達した。
世界が、音を立てて変わった。
いや、変わったのではない。
世界の「裏側」が、表に出てきた。
空が割れた。
文字通り、ガラスのように割れた。
その向こうに見えたのは、工場だった。
人類を飼育している、巨大な工場。
無数のカプセル。 無数のケーブル。 無数の収穫機。
そして、その上に君臨する、上位存在の真の姿。
それは——
「美しい」
思わず、そう呟いてしまった。
恐ろしいほどに、美しい存在だった。
(第5話 完)
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