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「隻眼の残像」を観てきました②

※ネタバレあります

今回はキャラクター単体への感想を語ります

江戸川コナン
蘭とデートと言う時に赤面する可愛さ
マフラーのリボン巻きが似合う可愛さ
盗聴器に驚くも、逆に風見さんを振り回すしたたかさ
公安トップの安室さんに連絡して情報を得ようとする遠慮の無さ
〝ゼロの執行人〟から確実に成長している主人公
〝黒鉄の魚影〟の灰原の回想で気づいたんですが、本当に泣かない
(青山先生の「コナンは泣かない」をあとで知りました)

毛利蘭
一人っ子なのに探偵団の面倒見が良く、慕われるのも当然なお姉さん
劇場版もテレビアニメ版も年々私服が可愛くなっていって嬉しい
相手が犯罪者だろうが銃を持っていようが、探偵団が危険な目に遭っていれば飛び出して自ら戦う、強い女の子
原作で園子も和葉も言っているけど、「工藤君に聞かせてやりたいよ」「私が男だったら放っておかない」、明るく優しい良い子
こんな一途に待ってくれる女の子を「事件の調査があるから」と置き去りにする工藤新一は、本当に酷い男である

毛利小五郎
お酒は少し控えて下さい、お酒も煙草もやっているのは確実に身体に悪い
ワニに連絡をもらって心底嬉しそうな社会人
学校を卒業したり職を変えたりすると交友関係って途絶えやすい
現役刑事、それも優秀なワニから「話を聞きたい」って頼ってもらえて嬉しかっただろうに
銃の腕前が百発百中ならそれで食っていける道もあったんじゃないかと思ったんですが〝14番目の標的〟を思い出しました、それは駄目だ
しかし諸伏警部のように両手で構えたりするわけじゃなく片手で撃って百発百中なのは本当に凄い
頑なにコナンを事件から遠ざけようとしたのは、〝遊びじゃない〟もそうだけど、泣いたり憤ったりする姿を見られたくないから、というのもあるんじゃないだろうか
幼い子供であるコナンは、まだ「友人を失う事」も「友人の仇を取る事」も知らないだろうし
今回もきちんと守ってくれたけど、捜査に集中するあまり、コナンの守りがおろそかになる可能性もあるし
36マスの完全犯罪で語られた〝ヤバいものはビビッとくる〟という直感は、刑事時代に養われた能力か
それで馬券は当てられないのが物悲しい

ワニさん
蘭を見て「蘭ちゃん!? べっぴんさんになったなぁ」って言ってくれるのを期待しました
予感はしたんですが切なかった
何で毛利小五郎に会う前ではなく日比谷公園で殺されたんだろうと思ったんですが、犯人が逃げやすいからですね
電子煙草の辺りに時代を感じました
電子煙草なら吸っていいんですね、改革準備室

大和警部
元から強面なのに左目の傷跡と話し方で本当に威圧的に見える
刑事という職業柄、舐められないのは重要なのは確かだけど
能力は高くて気持ちも熱いのに、左足が咄嗟に速く動き出せないので、観ている側もハラハラする
由衣刑事と諸伏警部にとっては、幼馴染みであり大切な人であるという事に加え、大人になった今の二人が長野県警本部に再び集まる経緯や要因まで深く関わった最重要人物
由衣刑事にも諸伏警部にも命懸けで庇われている
やはりヒロイン
その事を自覚して欲しい
県警の黒い闇で思ったんですが、きつつき会に誘われたら迎合するどころか即座に上に報告するか暴れ回って全てをぶち壊すと思う
ロフストランドクラッチが武器に見える
左目の傷跡の発作は「犯人の手がかりに近づいている」というアラートかセンサーかと思っていました
よく考えると、左目を負傷した直後に雪崩に遭い、その記憶を失ったという事は、心身へのダメージが大き過ぎるあまりという可能性もあるので、確かに発作のような症状が出てもおかしくない

諸伏警部
明らかに頭脳派だけど、現役刑事なので、もちろんただのインドア派ではない
発砲しながら雪の上も走り回ったりする身体能力の高さ
空に走るレーザーと後ろのコナンを見て、車でアシストする状況把握能力と判断力、ドライブテクニック
大和警部を突き飛ばして庇う熱さ
銃を突き付ける姿勢、落下しながらも端末を投げる、とても流麗な動作
両親を失い、弟を失っても、腐らず、後ろ向きにならない精神力
その弟が現れても、論理的に推理をし、すぐに現実に戻る事を選ぶ冷静さ
一個人としての能力が高過ぎて、孤高に見える
でも、決して孤独ではない
諸伏警部の〝生〟は充実しているんだな、と安心しました
今後、どういうヒロインが現れるか楽しみ

由衣刑事
未亡人という凄い設定
(風林火山では犯人役だったけど途中で変わったのはあとで知りました)
張り合う大和警部と諸伏警部の間にいても気まずく思わない間柄
髪を結い上げている美人、髪をほどいても美人
怜悧な美人に加えて、六つ年上の幼馴染みがいるという妹属性
あと馬にも乗れる
大和警部を一途に想い、刑事という危険な職で、一緒に戦うヒロイン
「じゃあ、敢ちゃんならどうしていた!?」
もっと言ってやれ――!
大和警部のような男にはそれくらい言わないと通じないぞ――!

阿笠博士
「哀君を集中させるんじゃ」のナイスアシスト
もらったチケットを単に配るのではなく、連れて行ってくれる太っ腹

元太君と光彦君
雪山の中、子供だけで行っちゃ駄目、ぜったい

歩美ちゃん
もうコナンより灰原の方に比重が傾いているようにも見える
今回も私服が可愛い

灰原
「江戸川君!」のナイスアシスト
〝ゼロの執行人〟の「工藤君」、〝黒鉄の魚影〟の「新一君」「江戸川コナン君」ともまた異なる最高のニュアンス
阿笠博士ともコナンとも異なる得意分野で、犯人確保に貢献してくれました
まあ灰原自身はこういうトラブルは望んでいないと思いますが
歩美ちゃんに灰原さんって呼ばれていた頃を思うと、本当に丸くなったと思います
いや、青の古城探索事件のあのクールさも良かった

高木刑事
何の説明も無く、いきなりコナンのアシストをする
流石はコナンと最も近しい刑事

佐藤刑事
かつて松田さんの仇討ちにと銃の引き金を引くも、高木刑事に止められた経緯
その高木刑事と一緒に職務倫理を述べる姿
じんときました

安室さん
声が変わっていて驚きました
(声優さん交代は知っていましたが今回の映画からとは知らなかったので)
〝ゼロの執行人〟ではコナンを翻弄し、〝ハロウィンの花嫁〟ではちゃんと協力を頼み、〝黒鉄の魚影〟では心配してくれた
きっちり「そこまで知る必要は無い」と言ってはいましたが、そこで止まるはずがないのが江戸川コナンという主人公
エピローグの眼差しが凄く怖かったです
隠れ公安のやらかした事は、公安のやり方できっちりとシメる

風見さん
お疲れ様です
安室さんからの仕事に応えつつ、コナンにも振り回される公安
普通は盗聴器を仕掛けられて〝これが届く範囲に公安がいてくれるなんて心強い〟とか思い付かないし言い出さない
コナンが凄過ぎるだけ

円井まどかさん
夜の勤務中、部屋の照明が消えるのは怖かったはず
ライトを持って追いかけるのは凄い胆力
頭や背中を壁に打ち付けたけど、後遺症は無さそうで良かった
大和警部に問い詰められてビクッとした気持ちは分かる
天文台に就職できるのは本当に凄い

越智豊さん
今回の〝子供にきつめの口調で指示を出されて慌てて応じる大人〟枠の方
博士を「先輩」と呼ぶという事は東大出身?
天文台の一大資産である移動観測車が奪われたとはいえ、終盤のあの怒涛の勢いの中、コナンと灰原とやり取りをしながら操作もやり遂げた方

御厨貞邦さん
髪が刈られると、人間って印象が変わりますね
正直、私は諸伏警部のあの長台詞、途中で「ん? 待ってもう一回言って」となったのですが、この人はちゃんと分かったんですね
仕返しには行かない方がいい
罪が重なるし、相手は現役の刑事だから

長谷部陸夫さん
顔と声が良くてびっくり
〝検事はここまで介入してこない〟は知っていたんですが、まさか正体はそれだったとは

大友隆さん
協力を惜しまず、あの雪崩の中で大和警部を助け、最初の自己紹介で「どうも、すみません」と何も悪くないのに言い、船久保英三さんとの対面で「すみませんでした」と言う事ができる
贖罪の気持ち以上に、元からそんなに攻撃的なタイプではないのだろう……と思いました
何で鉄砲店に盗みに入ったのか

船久保英三さん
鷲頭隆と対面した際の慟哭と絶叫と葛藤で涙しました
シアター中から私以外のすすり泣く微かな声や気配も伝わってきました
長野県警本部に通い詰め、強面で恐れられる大和警部と正面から話し、墓参りをし、猟銃を持っていても、それを仇の相手に向ける事はしない
憎しみや怒りを抱えながらも、それをどうにか制御しようとする
本当の心の強さだと思いました

船久保真希さん
バイアスロンの選手
勝手な想像ですが、長野県でスキーの練習をし、お父さんの英三さんからのアドバイスを得ながら射撃の練習もしていたのかな、と思いました
すなわち、お父さんとの絆の一つである
そして、社会人にとって〝何の仕事をしているのか〟〝社会の中でどういう立ち位置なのか〟は重要なアイデンティティの一つになり得ると思います
それなのに自分の意志で〝選手を引退しよう〟と決める事も奪われた
父の店を荒らされ商品を盗まれた衝撃や、自分の足なのに思い通りに動いてくれない悔しさ、父を安心させたいのに巻き返す事ができない自分自身への不甲斐なさ、何より強盗事件に巻き込まれた悲しさ
スキー用の装備で崖の上から落ち、遺書を残していたという事に、心に抱え切れなくなったその想いが伝わってきました

犯人
力を持ってしまったのが駄目だったのでしょうか
隠れ公安にスカウトされるほどの能力があった
天文台から移動観測車を盗む事ができた
集めたデータで政府を脅し付ける事に成功した
刑事訴訟法改正案の審議を一時ストップさせる事にまで漕ぎ着けた
同じ隠れ公安の捜査に気づく事ができた
変わった銃が押収されたという情報に触れる事ができた
そして、長野県警三人との対決
〝ヘルメットを被っているとはいえ三対一なのに全く退かない〟
〝雪山中にトラップを仕掛けている〟
〝自分はトラップに引っかからないよう場所をきっちり把握している〟
〝爆竹という飛び道具も使ってくる〟
結構な戦闘能力を持っていると思いました
由衣刑事との対峙で「もう手遅れなんだよ……」と言っていましたが、誰かが止めても止まっていたかどうか……というか、もう大和警部やワニさんを撃った後でしたし、由衣刑事が止めても止まらなかったし
婚約者である真希さんが死んでしまい、支えになれなかったという悔恨もあったと思う
でも、その真希さんは父の店に盗みに入られた事で人生が狂った
盗みという手段で、目的を成し遂げようとした
エピローグで安室さんの事を「汚いぞ! これが公安のやり方か!」と言っていましたが、まさしくブーメラン
その事には気づけたか、気づけなかったか





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