猫と肉と私 2
こんにちは!モグでっす。
前回に記事書いてて面白い事に気付いたので更に書きたいと思います。
あなたの家の猫ちゃん、避妊や去勢手術後に太りやすくなったと思いませんか?もしかしたら、それってよく言われているホルモンの変化などではなく、抗生物質の投与が引き起こしているのかもしれません。
説明しょう!
1. 抗生物質が奪う「デトックス機能」
去勢・避妊手術後、多くの猫が激太りします。これを「ホルモンバランスのせい」にするのはあまりに短絡的です。
手術時の抗生物質投与は、体内の有益な細菌を殺します。その中には、シュウ酸を分解する唯一の味方「オキサロバクター・フォルミゲネス(Oxalobacter formigenes)」が含まれています。
ガードマンを失った猫の体では、本来分解されるべきシュウ酸が血中へダイレクトに流れ込みます。あの「お腹のタプタプ」はルーススキンかもしれませんが、パンパンに硬くなったお腹は脂肪だけでなく、シュウ酸が引き起こす「慢性炎症による激しい浮腫(むくみ)」である可能性が極めて高いのです。
2. シュウ酸が引き起こす「細胞の反乱」と腫瘍リスク
「しこり」や「腫瘍」も、単なる老化ではありません。
猫は『完全肉食動物』であり、植物の毒であるシュウ酸に対する解毒能力が、雑食動物に比べて圧倒的に低いのです。
ミトコンドリアの停止: シュウ酸は細胞のエネルギー工場であるミトコンドリアを攻撃し、代謝を停止させます。
がん化の促進: 最新の研究では、シュウ酸の鋭い結晶が細胞を傷つけ続けることで慢性的な炎症を招き、正常細胞の遺伝子スイッチを狂わせて「腫瘍(がん細胞)」の増殖を促すことが分かってきています。
排出できないゴミ(シュウ酸)を特定の場所に溜め込んだ結果が「腫瘍」なのだとしたら、植物まみれのエサをそのままにして薬を投与するのは、火に油を注ぐようなものです。
3. 「マッチポンプ」の犠牲者たち
最近、日本では猫の腎臓病を治す薬が話題ですが、構図はこうです。
手術と抗生物質で「デトックス菌」を奪う
植物(シュウ酸・糖質)まみれのエサを「健康食」として売る
ゴミが溜まって病気になったら「最新の薬」で掃除する
これは、解決策ではなく完璧なビジネスサイクル(マッチポンプ)です。
4. 猫と人間、共通する「肉食の記憶」
「猫は肉食だけど人間は違う」と思うかもしれません。しかし、人類学的な事実は異なります。
200万年間の頂点捕食者: 最新の研究(イスラエルのテルアビブ大学など)では、人類の祖先は約200万年前から約1万2000年前まで、ほぼ「頂点捕食者」として肉食メインで生きていたことが示されています。私たちの胃酸の強さがハイエナ並みに強いのは、腐肉すら消化できた肉食時代の名残です。
農耕という「1%」のバグ: 人類が農耕を始めたのはたった1万2000年前。人類史の99%以上は肉食であり、植物を主食にする現代のスタイルは、進化の過程で見れば「ごく最近の不自然なバグ」に過ぎません。実際、農耕開始後の骨を調べると、人類は身長が縮み、脳が小さくなり、現代病の元となる栄養失調が始まっています。
結論:答えは「引き算」にある
猫が太り、病み、性格がキツくなる。人間が生活習慣病に苦しむ。
これらはすべて、「種に適さない食事(植物・糖質・シュウ酸)」を入れ、体内の「分解菌」を殺してきた結果です。
「ゴミを入れなきゃ、掃除(薬)はいらない」
欧州の高級フードが肉90%以上を貫くのは、この生物学的な絶対法則を尊重しているからです。
もし愛猫や自分の健康を願うなら、足し算の「薬」を待つ前に、まず引き算で「毒(植物)」を除去してあげてください。答えは、数百万年の歴史がすでに証明しています。
では、また!
今回の考察を裏付ける、人類学および生物学の研究をいくつか紹介しておきます。
人類が200万年間「頂点捕食者」であった証拠
Miki Ben-Dor, et al. (2021) "The evolution of the human trophic level during the Pleistocene"
テルアビブ大学の研究チームによる論文。石器の形、骨の安定同位体比、さらには胃酸の強さ(人間の胃酸は肉食獣以上に強いpH1.5前後!)など、25の証拠から「人類は200万年間、脂肪と肉を主食とする頂点捕食者だった」ことを結論づけています。
農耕開始による人類の衰退
Jared Diamond (1987) "The Worst Mistake in the History of the Human Race"
ピュリッツァー賞受賞者による論説。農耕への移行がいかに人類の体格を矮小化させ、感染症と栄養失調(現代病の原点)を招いたかを指摘しています。
シュウ酸とがん細胞の増殖リスク
Sadi, et al. (2020) "Oxalate induces breast cancer cell proliferation and tumor growth through an interface with inflammatory signaling"
シュウ酸が炎症性シグナルを介して乳がん細胞の増殖と腫瘍の成長を促すメカニズムを検証した研究。
