筆者の考えるナナメの関係とその後

ナナメの関係とは

そもそもナナメの関係とは何なのかというと、家族や兄弟等の縦の関係ではなく、友達等の横の関係でもない、関わりのある年上・年下の人のことをナナメの関係と言います。だいたい教育の話で使われる言葉なので、基本的には適切な距離間の年上の人のことを指します。ナナメの関係の圧倒的な強みは友達にも家族にも話せないことを話せることです。家族に知られたくない悩みや友達に知られたくない悩みを持っている人は多いと思います。知られたくない理由は様々だと思いますが、自分は長期的に付き合っていく上で不都合なため、知られることで自分への認識が大きく変わって可能性があるためなどが挙げられます。そのような悩みは大体自分だけでは消化できず、ずっと引きずってしまいがちです。そんな時に頼りになるのがナナメの関係の人です。ナナメの関係の人であれば、長期的に考えて相談をする必要もなく、自分のことを深く知らないので自分への認識が大きく変わることもありません。返答が気に入らなければ縁を切ることすらも可能です。ナナメの関係を築くことは、このような大きなメリットがあります。

筆者のナナメの関係

筆者は現在、ナナメの関係を持っている年下の子と関わることがあるのですが、その体験を通じて感じたことを書いていこうと思います。筆者は若い頃にナナメの関係を持った年上の方が数人いました。筆者にとってのナナメの関係を持った人というのは、自分の人生において居なかったら大きく人生が変わって居ただろうと思っている、なくてはならない存在の方達です。その方達からは色々なことを教わりました。当時は今よりも周りの子に比べて常識が欠落していたので、社会経験のある方々との会話はとても有意義な時間だったことを今でも覚えて居ます。また、家族や友達に話せない内容を相談することもありました。自分にとって家族や友達に話せない内容の話というのは、それほどまでに拗らせた悩みだったので、適切な距離間で対処をしてくれるナナメの関係の方々からの助言は大きな助けとなり、何より心地良かったです。また自分の出会った年上の方は皆さんすごく優しい方達だったので、親身になって答えてくださいました。そこから学んだことは今でも噛み締めることがあるほどです。そこから相談を何度か聞いてもらい悩みが徐々に解消されていった頃。そういった相談をしなくなった後。ここからが本記事の本題です。

筆者のナナメの関係-その後

その後相談することが無くなった筆者は、その方々とはあまり絡まなくなりました。あの人は自分への興味が無くなってしまったんじゃないか、あの人は自分の相談を負担に思っていたんじゃないか。そう思うと、なかなか自分から絡みに行けませんでした。そういった状態が続いたので、昔は相談を聞いてくださっていた方々との関わりも、気付けば空中分解していました。そしてこの方々に対して今でも思うのです。家族でも友達でもない人間の、家族にも友達にも話せないような拗れた悩みを聞いて、負担になっていたんじゃないか。嫌な思いをさせてしまったんじゃないか。そう思うと、申し訳なさが沸々と湧いてきます。実際、申し訳なさがないのなら今でも絡みたい気持ちは大いにあります。短い期間でしたが人生が変わるくらいお世話になりましたし、優しい方々だったのでもっと遊んだりしてみたかったです。でも、自分は相談をした側です。関わることの選択権は自分には無いと思っていました。しかし、年下のことと関わりを持つことでもう一つの考えを持つようになりました。

年上視点からのナナメの関係

ナナメの関係の年上側を経験して、分かったことがあります。ナナメの関係が成立しているということは、年上側の人は年下側の人のことが相当好きだということです。ナナメの関係と言っていますが、年下から悩み相談されたぐらいでは関係を持っているとは言え無いと思います。なぜなら、断れるからです。自分の考えるナナメの関係というのは、家族にも友達にも言えないような深い悩みを相談できる人だと思っているので、知らない年下の子にそんな重い相談をされたら普通は断ると思います。責任が重い、自分には正解がわからない、時間がない。色々な理由が思い付きます。ですが、自分の出会った方々はそんな悩みに対して真摯に答えてくれました。断ってもお金が取られるわけでもなく、法に触れるわけでもありません。それなのに親身になって答えてくださいました。これはもう相当筆者のことが好きです。今ならそう思えます。なぜなら筆者は現在年上側でナナメの関係を持っているからです。年下の子に頼られるのは嬉しいです。一緒に遊ぶのは楽しいです。重い話をしてくれたらそれだけ信頼してくれているのだと涙が出そうになるくらい誇らしいです。恐らく、当時のあの方々も同じ気持ちだったのだと思います。

あとがき

その方々とは結局交流がないまま長い月日が流れてしまいました。自分がもう少し早くこの結論に辿り着いていれば今でも関わりを持てていたのかなと思います。現在は年下の子と関わる機会があり、交流するのは楽しいし自信も持てますが自己満足になるなと知人に釘を刺されたので、自惚れないように精進していきたいと思っています。そんなところで今回の記事を締めたいと思います。今回の記事は自分の体験談を主観で書いたので、説明不足な点がいくつかあると思います。できるだけ修正したつもりですが、読みにくかったら申し訳ありません。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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