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本当は芯があって強い? 迷える羊たち

映画『ひつじ探偵団』

◇ヒュー・ジャックマン主演の映画『ひつじ探偵団』が公開中である。ポスターを見ると人間が登場しない動物映画なのかと見まがうが、れっきとしたフィクション映画。飼い主が読んでくれる推理小説を実はしっかり理解していて、ある事件の捜査を人間と共に進める物語。『グレイテスト・ショーマン』『レ・ミゼラブル』『The Son/息子』などでヒュー・ジャックマンは大好きな俳優の1人なので観ないわけにはいかない。

◇ヒツジは弱さ、従順さ、のろさ、迷い、群れの象徴として扱われがちだ。食べる食べられる関係で言えば、食べられる側。北海道はジンギスカンがソウルフードなので、ものすごい数のオーストラリア産ヒツジ肉を消費する。地元産で言えば焼尻島も有名で、食べたことがあるが臭みが感じられず、高級な豚肉のようでとても美味しかった。

えこりん村の牧羊犬のショーが懐かしい

◇主要施設を閉じた恵庭のえこりん村。目玉の1つは牧羊犬のショーだった。あれを見たいがため通ったことがある。勤労意欲に秀でた牧羊犬たちの健気さ、ヒツジの群れを見事にコントロールする技術に感激した。

◇追い込まれるヒツジたちも見ものだった。会社に飼われていずれ食用肉にされる運命ながら、群れの中でしっかり順位づけをしておりボスが存在していた。牧羊犬に追い込まれる中で、「なめんじゃねえ!」と言わんばかりにイヌに立ち向かう者がいて感嘆した(写真はその瞬間)。自分もかくありたいと思った。ヒツジを侮るなかれ。

◇ヒツジも社会性を持ち、勇気を振り絞り頭脳を駆使して事件解決に貢献する。映画はエンターテインメントとして完成度が高くて、全世代が楽しめる1作となっていた。家族やカップルで楽しめます。

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