失礼になるらしい…
『私は人よりも抜け毛が多い』
…ような気がする
私がまだ「烏の濡れ羽色」などと評されるほどの艶々な黒髪だった頃、抜け毛が多いかも…と美容院でぼやいた事がある
『ええ、多いですね』
あっさりと美容師さんはおっしゃった
え?
多いの?そうなの?
一日にヒトの髪の毛が抜ける本数は大体50〜100本と聞く
ホントにそんなもんか?と思うくらい我が家には抜け毛が落ちている
『猫も居ないのに…』
と、掃除機直後の床に落ちている抜け毛を拾いながら、猫と暮らす事が出来ないうらめしさを毎日ボヤいている
しかし、髪の毛のプロの美容師さんが
「私の抜け毛ぇ〜ヒトより多いかもぉ〜」
という…ちょっとこの人オツムダイジョブかな?と思うような発言に同意してくれた
お客さん相手だからかな?
「そんな事ないですよ〜」
と言うとお客様の発言を否定してしまうことになるからかな?
『え?でも、そんな…人より多く抜けてたらハゲやしませんか?ヤバくないですか?』
続けてかぶせてくるオツムダイジョブかな質問に、美容師さんのお答えは
『だってアホ毛多いですもん』
は?
誰に向かってアホ言うてんねや!
あ、ちがうちがう
美容師さんが仰るには、私の頭頂部は年齢の割にはアホ毛が多いらしい
アホ毛は髪の毛が抜けた後に生えてくる新しい髪の毛…つまり毛先が新しくて細く、とても軽いからピンと立つのだそうだ
赤ちゃんの髪の毛がぱやぱや〜っと立っているのは、産まれたばかりの新しくてまだハサミの入っていない細くて軽い毛先だからぱやぱや〜っとなり、あの可愛らしさとなる
『だから、とこさんの髪の毛は赤ちゃんみたいにぱやぱやのアホ毛が多いんですよ、新陳代謝が良いんでしょうね』
ニコーッ(白い歯キラーン)
…褒められたんだろうか?
先日、私の愛娘が洗面台の鏡を見ながら
花王の「ケープ フォーアクティブ前髪ホールドマスカラ」
を使って、前髪ではなくアホ毛を抑えていた
身だしなみを整える為、毎日やってる出社前の丁寧な作業である
私はそれほど深刻では無いが、軽い化学物質過敏症も持っている
試しに化学物質満載のヘアケア商品を使うと、身体のあちこちに痒いものがポコポコ出てくる…そして咳き込む
リトマス試験紙のようにすぐに反応が出る
だから、髪を染めるなんて以ての外だ
故に昔の黒髪サラサラ〜な面影はかけらも無く、髪はグレー
なのに、なぜだかアホ毛は健在
健在というか…
歳を重ね毛も細れば軽くなり、ますますぱやぱやとなるのであった
しかし化学物質過敏症などという持病が無くても、できるだけ化学物質は身に纏わない方が良いと私は常々考えている
人にも化学物質を避けるようにお伝えしているし、又、どのような化学物質を避けるべきかを説明するのも仕事である
とは言え、一切合切化学物質を避けるなど、今の世の中では無理な相談であることは百も承知している
賢く、可能な範囲で避ければ良いのだ
そんな親心から
『そのアホ毛直し…あんまり身体には良く無いよ』
と言いたい気持ちをグッと抑え、お年頃の娘に無粋なことを言うまいと…
『べつに多少アホ毛があっても良いじゃん、可愛いよ』
と言ったら
『いや、会社で注意されるでしょ』
??
私は会社勤めをした事がない
会社という所は、アホ毛ひとつにやかましく言ってくるのか?
『なんでアホ毛ごときが注意されるのよ』
『お客様に失礼にあたるからね』
わたしは失礼にあたるらしい
いいなと思ったら応援しよう!
チップとはなにか…実は理解できていないのですが、何やらいただけるのでございますれば、嬉しいことこの上なく…😍まっこと、恐悦至極に存じます🙇♀️はは〜っ!