裁判の傍聴をした話し

人生初、裁判の傍聴をしました。割と大きな事件。あ、ただの興味本位であって関係者ではない。

~裁判傍聴までの流れ~

2年前、北海道江別市の公園で1人の男子大学生が複数人から暴行を受け、亡くなりました。その事件の公判が5/25から開始。昨日はちょっと朝起きれなくて、本日は頑張って早起きして見に行きました。

今回のような影響の大きい重大事件は多数の傍聴希望が見込まれるため、事前に整理券を配布するよう。8:45~9:30に裁判所の所定の場所に行って整理券(リストバンド型)をもらい、10時頃に抽選結果が裁判所敷地内の掲示及びホームページ上で発表される、という流れ。私は9:10頃に整理券をもらい、10時まで裁判所付近にある札幌資料館で時間を潰しました。札幌資料館は、旧札幌控訴院であり、現在の札幌地方裁判所が出来てからは資料館として今もなお佇んでいる。札幌地方裁判所から歩いて5分かからないくらいの場所。先日も訪れたのだけど、その時は学生が多くて見たいと思ってた法廷の見学ができず。今回は朝早いこともあり、スカスカ。1人で法廷内を堪能しました。

見学した法廷(札幌資料館)

ボチボチ外に出て大通公園で一休みしていると10時になった。ホームページを確認すると当選。当選番号を見る感じ、およそ100人の応募に対して50名程度が当選と思われる。当選したことがわかった途端に緊張が腹痛に変わり、公園のトイレへ駆け込む。落ち着いた後、いざ裁判所へ。入口に入るとすぐ荷物検査(空港の保安検査場みたいなやつ)をして、傍聴者のリストバンドをもらい、8階へ。法廷に持ち込めるものや録画や撮影の禁止に関する説明を受けて、荷物をロッカーへ。本当はティッシュも持っていこうとしたが服にポケットがなく、手に持つのもなあ...と思い持ち込まなかった。クシャミしませんように...と祈りながら、その後は金属探知機で身体検査して法廷内へ。80名程度が収容できる法廷だ。わあ、ドラマみたい、なんて思いながら最後列の席へ。実はこの後予定があるので途中退席しても邪魔にならないように、と思い最後列に着席した。

検察側と弁護人側についたてがあり、傍聴席から見えなくなっている。裁判が開始してもこのついたては撤去されることなく、常に検察官や弁護人を隠す状態だった。

そうそう、私は普段腕時計をしないが、先述の通り決まった時間には退廷しなければならないので腕時計をして行った。法廷には後ろの壁の高いところに掛け時計があった。首が痛くなるので時間を気にする場合は腕時計(音が鳴ったり録音機能がないものに限る)して行くといい。

開始時間の10:30少し前に、裁判長から簡単な説明。撮影や録画は禁止で監視員がチェックしており、反すると退廷を命じることがある、またそれらと疑われるような行動も然り、といったこと。10:40前頃に、裁判員も入廷し裁判が開始した。

前日(5/25)の初公判では、起訴事実の確認(被告人は認めていることはニュースになってる)、また検察側が集めた証拠の説明をしていたよう。本日はその証拠の説明の続きだった。

どうやらこの日の最初の証拠に関する説明は「遺体が映っている」資料を使うらしく、後回しにされた。モニターには被告人が奪ったものの一覧が表示され、遺留品がどこで見つかったかの説明がなされた。遺留品のほとんどは川や排水路から見つかった。スマホのカバーや本、電卓といった普段から大学でも使用していると想定される私物があった。そして、リュックも。恐らく金目のもの以外はリュックに入れたまま川に流したのだろう。

次に遺体の状態について、解剖医が提出した遺体検案書の簡単な説明があった。死因は外傷性ショック死。とにかく殴られ蹴られたんだと思う。精巣や脾臓など出血があった。骨折もしていた。傍聴席には見えないが、検察側の説明によると、関係者読んでいる証拠資料にある顔の写真は「モザイク処理を施しているものの、痛々しさはよく分かる」みたいだった。きっと生きてる時の顔と判別がつかないくらい腫れたりアザができているんだと思う。本当に惨たらしい。来週月曜日に解剖医が証人として出廷する予定なので、詳しい説明があるらしい。

次に、被告人が被害者のクレジットカードを使ってコンビニで買い物した時の様子について、対応した店員2名の陳述が読み上げられた。

タバコのカートンを3、4回に分けて買っていたことや、買い物をする被告人の態度が悪いこともなく仲のいい自分(店員さん)と同い年くらいの女性2人だなと思うくらい。何度も続けてクレカ決済したため、不正検知が働いて最後のタバコは買えなかった。そのコンビニ、私はあまり使ったことはないがよく知っている。駅の目の前だから、周辺に住む学生はよく使っていると思う。

そして証人尋問。
川口侑斗被告が証人台に立った。
裁判長が、嘘をつかないという宣誓をするよう話すと、川口侑斗被告は驚きの言葉を発した。

宣誓はしません。

HTBニュースより

私「(は...?え?ふざけてんの?)」

続けて、以下を話す被告人。

自分の裁判がもう少しで始まるので、その時に証言します。ただやってしまったことは本当に申し訳ありませんでした

HTBニュースより

裁判長は以下の説明をする(私の記憶なので曖昧)

この尋問では免責事項が認められています。貴方がここで話したことは、貴方自身の裁判には影響しません。宣誓と証言を拒否すると、懲罰の対象となる可能性があります。それでも宣誓と証言を拒否しますか。

被告人は再び「宣誓しません」を放った。
弁護士の指示なのか?自身の量刑には影響しないと説明したのになぜ?反省してない?仲間を守ろうとしてる?

裁判長が被告人に退廷を命じ、裁判は中断。記者が何人か走り出して退廷して行った。
ちなみに私もこの後用事があったので、ちょうどいいタイミングだったため退廷しました。

~私が感じたこと~


刑事ドラマや弁護士ドラマの類いが大好きなので、本物の法廷に入り裁判を見るのはとても楽しみだった。ドラマみたいに常に言い合い(?)している訳ではなかったけど、まあ想定内。あと意外と配線がごちゃごちゃしてたね。まあ裁判長と裁判員一人一人にモニターあるし、多分書記官にもあったから。あと検察側の人が証拠をその場で裁判長に渡してて「これはドラマでも見たことあるぞ!」となった。ギリギリでの用意だったのか?
まあそれはさておき、最も膨れ上がった感情は「怒」である。被告人に対しての憤りが湧き上がった。「宣誓しません」とかバカかな?人を殺しといて何言ってんだ?なぜお前が生きてるんだ?と思った。それと同時に、大変感情的になってしまう自分は裁判員は向いてないことも悟った。多分裁判終わったらブチギレてる。「あの態度何なんですか!?生きる価値ある!?」って。5/25の公判では川村被告は笑みを見せてたらしいじゃないか。お前ら全員地獄へ行け、と願うばかり。まあ人を呪わば穴二つ、とは言ったもんだから、落ち着きますよ。明日以降の公判の態度も気になるわ。