【番外編】ただいま
まず結果から。
落選した。
市議会議員選に立候補し、結果は伴わなかった。
なのに、不思議と。
悔しさより先に、「ああ、やりきったな」という感覚があった。
むしろ、少し満たされている自分がいることに、戸惑っている。
私は、現実を伝えようとした。
けれど、選挙は希望や夢を語る場所なのかもしれない。
立候補の理由はシンプルだった。
「市民のために何かしたい」
そんな真っ直ぐな気持ちで、挑戦を決めた。
やりたいこともあった。伝えたいこともあった。
けれど、動き始めてすぐに気づく。
現実は、思っていたよりずっと複雑だった。
いろんな場所に行って、いろんな人の話を聞いた。
そのたびに、自分の中の「正しさ」が少しずつ揺れていく。
「自分が伝いたい現実」と
「市民が求めている理想」が、少しずつズレていく感覚。
あれ、これでいいのか?
そんな問いを、何度も自分に投げかけた。
それでも、進むしかなかった。
正解がわからないまま、
それでも一つひとつ、声に向き合っていった。
その途中で、気づいたことがある。
気づけば、自分一人じゃなかった。
頼んだわけでもないのに、
無償で動いてくれる人がいた。
時間を割いてくれる人がいた。
言葉をかけてくれる人がいた。
正直、驚いた。
こんなにも人が関わってくれるとは思っていなかった。
気づけば、その存在が当たり前のようになっていた。
でも、本当は当たり前なんかじゃない。
むしろ、それこそが一番特別なことだった。
いつの間にか、この挑戦は
「自分が何をしたいか」だけじゃなくなっていた。
誰かの時間が乗っていて、
誰かの想いが乗っていて。
その全部を背負っているような感覚。
重たさもあった。
でも、それ以上に、あたたかかった。
もしかすると、自分が求めていたのは
これだったのかもしれない。
結果は、落選。
でも、その瞬間に思ったのは、
「申し訳ない」という気持ちと同時に、
「よかった」という安堵だった。
矛盾しているようで、どちらも本音だ。
当然、当選を目指して立候補した。
それでも。
この過程で出会った人、
かけてもらった言葉、
見えなかったところで支えてくれた存在。
そのすべてが、結果とは関係なく残っている。
そして気づけば、
当選という結果よりも、
この過程に満たされていた自分がいた。
現時点で後悔はない。
明日になれば、違う気持ちになるかもしれない。
それでも、挑戦しなければ、もっと後悔していたと思う。
だから今はまだ。
「これでよかった」と思えている。
挑戦は終わった。
でも、不思議と。
何かが終わったというより、
何かが、静かに始まったような気がしている。

【ちょっと長い雑談】
皆様、忘れられてたら悲しいですよ!笑
久しぶりに戻ってきました。
いろんなnote記事を読んでいる中で、
「やっぱり挑戦って大事だな」と再認識して、
ずっとやりたかった市政に挑戦してみました。
結果は、記事の通りです。
私の世代って、基本みんな仕事してるじゃないですか。
なので、準備から手続きまで、ほぼ全部ひとりでやってみました。
正直、大変でした。
でも、それ以上にいい経験になったと思ってます。
市議会って二元代表制で、
議員の役割って何だろうと考えたときに、
正直「公約ってどこまで意味があるんだろう」とも思っていました。
だから私は、夢を語るよりも、
人口減少していく現実や、
国が出している将来予測の中で、
どうすれば「続く街」にできるか、という話をしていました。
でも結果としては、
現実よりも、夢や希望を語る言葉の方が届いたのかな、と思います。
このあたりは、
自分の伝え方がまだ固かったのかもしれないですね。
いい意味でも、悪い意味でも、
すごく勉強になりました。
ひとまず、応援してくれた方へのあいさつ回りをして、
一区切りつけようと思います。
そのあと、ちょっと小旅行でもして、
またゆっくり仕事を探していこうかなと。
そしてまた、
皆様のnoteを読む時間ができるのも、楽しみです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました(*´Д`)
