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NiLはいいぞ。


ツアーファイナル
「東京渋谷spotify O-WEST」
重大発表という文字のあとにトワイライトの音楽と歌詞と共に、大阪心斎橋BIGCATのモニターに映し出された。

目に飛び込んできた文字の情報量に私はほぼ奇声に近い声を上げた。

「WEST!!!」
一緒に行動していた友人たちも同時に叫んでいた。
それくらい関東勢の我々にとってこの重大発表は意味のあるものだった。

O-WESTにNiLが立つ。
関西のNiLがO-WESTに。

簡単に立てる場所じゃない。
私たちにとっても憧れの場所。

そのO-WESTにNiLが立つ。

ししばりあの魂も一緒に。
5人の魂で。

手の震えが止まらなかった。

NiLとの出逢い


「はるちゃんにNiL聞いて欲しいな。多分好きだと思うんだ」

そんなことをニルズ(NiLのファンネーム)のミノさんから言われたのは去年の夏。
オタクたちの初のオフ会を開催するに辺り、メンバーで打ち合わせをする為にはじめてzoomを繋いで話をしていた時だった。
話が脱線に脱線を重ねていた時にふと勧められた。

その時に聞いたのは踴雷-ODORE-。

私は生粋のバンギャ。
ロック系の音楽をこよなく愛するオタク。

1回聞いただけで「あ、いいね!こういう曲好き!」と興味を持たせてもらった。

楽しいフロアも好き。
楽しい熱いステージが好き。

まっすぐ気持ちをぶつけてくれるアイドルが好き。
そんな私にNiLがささらないはずがなかった。

「12月にクアトロでワンマンあって無料チケットあるから招待するよー」

NiLを知ってしばらくしたあとに、紙のチケットをもらい、私ははじめて渋谷クアトロへ足を運んだ。

今思うと、自分が主現場と定めるグループ以外のワンマンライブに参加するのは初だった。
ミノさんからチケットをもらった友人数人と前物販へ行き、
「ロゴのデザインかわいいし、せっかくだからTシャツ買っちゃおうかな」なんて言ってTシャツを買っていた。
今思うと、本当に刺さるのかもわからない初見グループ(曲は予習していたが)のTシャツをよく買う気になったものだ。

ワンマンがはじまって数分で思った。

「なにここ超楽しい!!」

今思うとそのツアーのタイトルは
NiL ONE MAN LIVE 「YEAR END ONEMAN 2024 ニルズ拡大計画 東京編」

見事にその瞬間に私はニルズになる秒読み段階になっていた。
はじめてで、まだ予習もちゃんとできていなかったのに、
フロアの雰囲気も楽しい、ステージからの煽りが熱い。
「あの金髪の子かわいい!」といわちのパートで前に行こうとしたらニルズが誘導してくれて。

こんなに暖かいフロアがあるのか!と驚いた。
終わった時には汗だくになり。
ミノさんからもらったチェキ券をもっていわちの列に並んだ。

ただ、あの頃はここまでいわちを好きになるとも思っていなかったし、
「ミノさんが好きなグループ」という認識だった。

二ルズになったあの日。

それから数か月。
私の中でいろいろな変化があった。

最大の最推しの卒業が一番大きかったが。

なんだか、ライブが楽しめない日々が続いていた。
丁度仕事でも少々メンタルをやられる日々が続いていたのもある。
もちろんライブに行けばその瞬間は楽しい。
友人たちがいて、笑って過ごせる。
でもなにか足りない気がしていた。

「NiL行ってみようかな。定期公演あるって言ってたし」

そう思い、3月21日の東京定期公演へ行った。

その日が一番のターニングポイントだった。

HEISTというとてつもなく近いステージで。
BRAND-NiL-WORLDでいわちのグロウルを聞いて。

落ちた。

元々曲としても聞いていて「すごく好き!」と思ってはいたが。
生で聞いた瞬間に全てが音源を超えていた。

音圧で、いわちの眼光で潰されると思った。

「きれい」「かっこいい」「すごい」「いわち!!!!!」

我ながら語彙力。
と思うが、気づけばいわちパートで背中をおされ。

友人たちに囲まれ、ひたすら楽しい。楽しい。楽しい。の連発だった。
私は友達が笑顔でいるフロアが大好きだ。
よく「お目当てはお前ら」なんてオタクたちということがあるが。

その様子をステージから見て
「仲良しやなぁ!ええなぁ!!」とメンバーが言ってくれる。

「東京公演に人が増えてきてるの嬉しい」
「来てくれてありがとう。また来月も来るからよかったら来てな」

と、たくさんの感謝を伝えてくれる。
これはNiLのメンバー全員がそうだ。

何度も何度も「ありがとう」を伝えてくれる。
それがすごくこちらも気持ちがいい。

自慢の友人たちと一緒に楽しめるフロアを作ってくれるNiLはかっこいい。

それから4月は意識的にNiLに通ってみた。

「すっかりニルズになって~!」とエミリさんに言われ。
「3日連続で来てくれるん!?」といわちに驚かれ。
「セトリもらったん?やった~!」とまひろちゃんにランチェキのことを教えてもらって。
「かわいい担当で私のこと憶えてや~?」と言われすでにかわいいで認知してますが!?とむくちゃんにつっこんだり。
「私らチーム多動らしいで?」「ミノ家ええなぁ!混ぜて!」とりあちゃんに言われて笑ったり。

NiLは全員があたたかい、楽しい、素敵なグループだと気づいた。

特典会に並んで、話す。
その時に私の大事な人たちを褒めてくれる。
そして大事な人のことを心配してくれる。
「そこまで把握してくれてるの!?」と驚いたこともあった。

NiLのメンバーはアイドルであり、なんとなく友達にも近い感覚で話すことができる。
でも、ステージに立ってまっすぐ気持ちをぶつけてくれる。

3日間連続ではじめて通って
「NiLはいいぞ」
再三口にしていたが、改めて言葉にするようになった。
だけど、まだ大きな声で私は二ルズだ!と言うことが出来なかった。

いざ大阪

5月も東京公演はできる限り通った。
関東二ルズとも少しずつ話ができるようになり、3日連続でライブ帰りにラーメンを食べに行ったり。
だんだんフロアで挨拶できる人が増えてきたのも嬉しかった。

ただその中で、ししばりあちゃんの卒業発表がされた。

発表後のライブは、忘れない。

寂しい。
悲しい。

たくさんの気持ちが入り交じった。

でも、きっと悔いはないだろう。
私の最推しがそう言って卒業したように。

りあちゃんは、りあちゃんとしての3年間を過ごしてきた。
余計なことは言わない。
私は4月から通い始めた新米も新米だから。

だけど発表された時は泣きながら歩いて帰った。

5月25日。
ミノさんとまさきと私の3人通称「ミノ家」は大阪に向かった。
初日は飛行機で向かった。
わっくわくの旅行の幕開け。

初日はライブもないので、観光を含めコースを色々考えてくれていて、私とまさきはそれについていく形だった。

が、事件?勃発。

「御札忘れた!!!!」

ミノさんが大阪の神社に返しに行く予定だった御札を忘れたと気づいたのは、天王寺駅に向かう電車の中。

「何しに来たのw」「予定変更する?w」

なんて笑ったが、そのおかげで行くことができた。
そう。エミリさんのキッチンカー「natty time」に。

*大阪観光案内をお願いしていたミノさんの友人さんには「羽曳野!?」と驚かれた。

昼食を食べながら本当に行くかどうするか、考え。
なんとかレンタカーを借り羽曳野へ向かった。
(3件目にしてようやく借りれた)
(私とまさきは早々に空港でお酒を飲んでしまったが故に強制的に運転手はミノさん)
(レンタカーに乗るなんて想像してなかったからしょうがない!)


到着した時、キッチンカーの中で目をまん丸にしてこちらを見てくれたエミリさんがとてつもなくかわいかった。
実を言うと、ずっとずっと来たかった。
私は料理を生業としているオタクなので、クロッフルを食べたかったし、キッチンカーも見たかった。

念願のクロッフル。
いただいたパフェのソフトクリームを1口食べて固まった。

正直、舐めていた。

なにこのなめらかさ。ふわっとした食感。
クロッフルの食感がしっかりしているぶん、ソフトクリームの柔らかい舌触りと濃厚すぎない甘さが口いっぱいに広がりただただ口福だった。

ソフトクリームもめちゃくちゃにこだわったと聞き
キッチンカーのデコレーションもみんなでやったと聞き、地方に行けばその土地の食材を使って商品を作ったと聞いた。

当たり前だが生半可の気持ちで経営しているんじゃない。と伝わった。

「勉強になったー!!」なんて言ったが。

正直悔しく、情けなくなった。

これだけ本気でアイドルをしている人が
ワンマンライブ前日にキッチンカーで出店して
本気で商品開発をして
ミスエミリというアイドルは常に全力で本気で
手を抜かないなんてわかっていたはずなのに

私は何を見ていたんだろう

私はそれだけ自分の料理に向き合えているんだろうか
自分の仕事に本気で向き合えているんだろうか

というか、この人明日ワンマンライブだよね??
いわちもそうだが。
体を休めるってことご存知??

私は、自分に甘すぎる。

nattytimeに「二ルズなら気合いいれろやあ!」と言われた気持ちになった。

いざBIGCAT

そしてとうとうやってきたワンマン当日。

なんだかんだで大阪観光を楽しみまくり。
三角公園で関西二ルズや関東二ルズと合流し。

その時は来た。

大好きなBRAND-NiL-WORLDはじまり

はじめから全力全開で声を出し拳をつきあげた


大きなステージで輝くNiL

途中エミリさんの涙にもらい泣きもした

ああ、最強の5人だなあ
とステージを見ながら噛み締めた。

たった1ヶ月ちょっとでこんなに好きになるのか
自分でも驚きだったが

それだけ大切な存在になっていた。

汗だくになり、笑い、泣き、叫び。

あっという間に最後の曲が終わった。

ワンマンで見たかった、入りたかった
大きいディアマイの輪は心から楽しかった。


大きなステージかっこよかったなあ

汗を拭いながら、感動していた時
モニターに映像が流された

https://x.com/nil_idol/status/1927930777205100972?s=46&t=o6CJpgYA9OAFb2LmQbUv1

ツアーの行程が流れ
「お知らせってツアーか!!」と喜んだ。

そして

重大発表の文字が映し出された


1度諦めかけた夢
どうしようもない。どうすればいい?
ダメなのかな?

クアトロライブのトワイライトの映像が流れる

「いくぞクアトロォ!」

いわちの声と共に映し出された文字

ツアーファイナル
東京 渋谷 spotify O-WEST

呼吸が止まったと思った瞬間
自分でも驚くほどの声を上げた

「WESTだああああ!!!!!」

東京ワンマン、わんちゃんやりそうだよね
やるならどこかな?なんて言いながら
東京の箱の話をずっとしていた。

WEST、EAST、duo

私にとってこの3つの箱は選ばれたアイドルだけが立てる特別な箱だと思っていた。

「いいなあ、ここでライブ見られるの」

いつもそんなことを思いながら、その通りを歩き
周りの小さな(悪い意味ではなく)箱に行っていた。

いつか、自分が主現場と呼ぶようなアイドルが
ここでワンマンやってくれたら嬉しいだろうなあ。

その夢が、叶った。

自然と涙が溢れ、仲間と抱き合い、ひたすら「やったぁあ!」と叫び続けた。
「泣いてる場合じゃねぇぞ」
「WEST埋めるぞ」

NiLが、関西ニルズが、そして今までを支えてくれていた関東ニルズの絆で生まれたこの最高の舞台。

新米ニルズの自分にできることはなんだろう。

りあちゃんの卒業ももちろん寂しかった。
たくさん泣いた。やっぱりいてほしいと心から思った。
だけど、りあちゃんが4人に、ニルズに託した想いを無駄にしない。
気持ちは、魂は5人のまま。
WESTに立つ。

成功させるために私は全力をつくしたいと心から思った。


特典会で、いわちに会った瞬間笑われた。
「どんだけ泣くんだよ~w」
私の涙腺の緩さを舐めないでもらいたい。
と思いつつまた涙があふれ
「WESTはだめだってぇ!」と叫んだ。

ありがとう。私のあこがれの箱に連れて行ってくれて。
ありがとう。出会ってくれて。

「関東勢筆頭としてがんばってね?」

もちろん。
私は関東の主現場では「赤軍団特攻隊長」として名を馳せていた。
気合はじゅうぶんだ。

NiLも赤ジャージ。
私にとって赤ジャージは特攻服。

この縁もある種奇跡だと思ったし、私が「赤軍団特攻隊長」を貫けることに感謝もした。

関東の主現場があったから、地下アイドルのオタクになれた。
始まりの場所がなければ、私はニルズになれなかった。
始まりの最推しがいなければ、特攻隊長になれなかった。

そう気づいた時にはじめて
「私は、今、ニルズになったんだ」と心から思えた。
大きな声で言えた。
「私は、新米ニルズです!!」と。

この世は、この人生は奇跡の連続。

幸か不幸かは全部自分次第だ。
ここからはじめるさ。

自分でやれること。やるべきこと。
考えて、行動し、恩返しをしていこう。

そして、WESTを成功させてなんばHatchでも高らかに叫ぼう。

「NiLはいいぞ!!」

そしてSEで拳を突き合わせて叫ぼう。

「「NiL!!!!!」」


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