機械加工の現場で働く私が、妊娠してから産休に入るまでのリアル
私は機械加工の現場で働いています。
入社してから5年以上、旋盤加工の仕事をしてきました。
現場仕事なので、立ち仕事もあるし、油の匂いもある。
重い物を持つ場面もあるし、作業服は汚れる。
そんな環境の中で妊娠が分かり、産休に入るまで働いていました。
今回は、妊娠が分かってから産休に入るまで、実際にどういう流れだったのかを書いてみます。
同じように現場で働いている女性や、妊娠中の仕事に不安がある人の参考になれば嬉しいです。
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妊娠が分かってすぐ、上司に報告した
妊娠が分かった時、嬉しい気持ちと同時に、すぐに仕事のことが頭に浮かびました。
「このまま現場で働けるのかな」
「重い物はどうしよう」
「夜勤は続けられるのかな」
「周りに迷惑をかけないかな」
そんな不安がありました。
私の職場は、女性の先輩が多い環境ではありません。
特に、同じように現場で働きながら妊娠した人が身近にいなかったので、前例がほとんどありませんでした。
だからこそ、妊娠が分かってからすぐに上司へ報告しました。
正直、報告する前は少し緊張しました。
現場仕事は人数で回している部分もあるので、自分が出来ない作業が増えると、誰かに負担がいくことになります。
でも、上司はすぐに否定するのではなく、
「どうしたらいいか一緒に考えよう」
という感じで対応してくれました。
この言葉にはかなり救われました。
妊娠したからといって、すぐに全部が出来なくなるわけではありません。
でも、今まで通りに何でも出来るわけでもありません。
その間の調整を、職場と一緒に考えられたことは大きかったです。
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まず夜勤がなくなり、昼勤のみに変更
最初に変わったのは勤務時間です。
妊娠前は夜勤もありましたが、妊娠が分かってからは夜勤なしになり、昼勤のみに変更してもらいました。
これはかなり助かりました。
妊娠初期は、見た目にはほとんど変化がありません。
でも体の中では大きく変わっていて、眠気やだるさ、気持ち悪さがありました。
夜勤はただでさえ体力を使います。
生活リズムも崩れやすいです。
妊娠中に夜勤を続けるのは、私にはかなりきつかったと思います。
昼勤だけになったことで、体の負担は少し減りました。
それでも、現場に立つこと自体は普通に体力を使います。
朝から作業服を着て、機械の前に立って、加工して、確認して、動く。
妊娠前は当たり前にやっていたことでも、妊娠中は疲れ方が違いました。
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重い物を持たない配置に変えてもらった
次に配慮してもらったのが、重い物を持たない作業です。
機械加工の現場では、材料や製品を持つ場面があります。
大きさによってはかなり重い物もあります。
妊娠前なら普通に持っていた物でも、妊娠中は簡単に持つわけにはいきません。
上司や周りの人と相談しながら、なるべく重い物を持たない配置にしてもらいました。
ただ、現場なので完全には避けられません。
「ちょっとこれ持たなきゃ」
「少しだけなら大丈夫かな」
そんな場面は普通にありました。
もちろん無理はしないようにしていました。
でも忙しい時や、近くに人がいない時は、つい自分で動いてしまうこともありました。
妊娠中って、「やってもらって当たり前」と思われたくない気持ちもあります。
自分だけ特別扱いされるのが申し訳ないと思う時もありました。
でも今思うと、そこはもっと素直に頼ってよかったと思います。
赤ちゃんを守れるのは自分だけです。
周りに申し訳ない気持ちより、自分の体を優先するべきだったなと思います。
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油の匂いでつわりが悪化した
妊娠中の現場仕事でつらかったことの一つが、油の匂いです。
機械加工の現場では、切削油の匂いがあります。
妊娠前は特に気にしていなかった匂いでも、妊娠してから急にきつく感じるようになりました。
特につわりの時期は、油の匂いで気持ち悪くなることがありました。
朝から現場に入って、機械の近くに立つ。
その瞬間に匂いがきて、胃がムカムカする。
これは地味にきつかったです。
食べ物の匂いで気持ち悪くなる人は多いと思いますが、現場仕事の場合は、仕事場そのものの匂いがきつくなることがあります。
逃げ場がない感じです。
休憩すれば少し落ち着くこともありましたが、仕事中ずっと匂いがあるので、完全には避けられません。
妊娠中の体調は日によって違います。
昨日は大丈夫だった匂いが、今日は無理になることもあります。
この時期は本当に、気合いだけではどうにもならないんだなと思いました。
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中期に入ると少し落ち着いた
妊娠中期に入ると、つわりは少し落ち着きました。
初期の頃よりは動きやすくなり、気持ち悪さも減りました。
この頃は、少しだけ気持ちにも余裕が出てきました。
「このまま産休まで働けるかな」
「思ったより何とかなるかも」
そう思えた時期でもあります。
でも、油断は出来ませんでした。
体調が落ち着いたからといって、妊娠前と同じように動けるわけではありません。
疲れやすさはありましたし、長時間立っていると体が重く感じることもありました。
周りから見ると普通に働けているように見えても、本人の中ではかなり調整しながら動いていました。
妊娠中のしんどさは、見た目だけでは分かりにくいです。
だからこそ、無理して平気なふりをしすぎないことが大事だと思います。
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お腹が出てきて、作業服が入らなくなった
妊娠後期に近づくにつれて、お腹が目立つようになってきました。
そうなると困ったのが作業服です。
最初は今までの作業服を着ていましたが、だんだんお腹まわりがきつくなってきました。
しゃがむ時も苦しい。
座る時も苦しい。
前を閉めるのもきつい。
現場の作業服は、妊婦向けに作られているわけではありません。
動きやすさはあっても、お腹が大きくなった体には合わなくなっていきます。
最終的には、地味にサイズアップしていく形になりました。
少し大きめの作業服に変えて、何とか着ていました。
でも、お腹が出てくると動き方も変わります。
今まで通れていた隙間が通りにくい。
機械の前で作業する時に、お腹が当たらないか気になる。
足元も見えにくくなる。
妊娠前には考えもしなかったことが、毎日の中で少しずつ増えていきました。
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産休前には引き継ぎのOJTが始まった
産休が近づくと、今度は仕事の引き継ぎが始まりました。
自分が抜けた後に困らないように、担当していた作業や流れを伝えていきました。
ただ、現場仕事の引き継ぎは、口で説明するだけでは難しいです。
実際にやって見せる。
横について確認する。
注意点を伝える。
加工の流れを覚えてもらう。
こういうOJTの形で進めていきました。
自分が普段何となくやっていた作業も、人に教えるとなると、改めて整理する必要があります。
「ここは感覚でやっていたな」
「これはちゃんと言葉にしないと伝わらないな」
そう感じることも多かったです。
産休に入る前は、自分の体のことだけではなく、仕事を残していく責任もありました。
早く休みに入りたい気持ちもある。
でも、ちゃんと引き継いでから入りたい気持ちもある。
その両方がありました。
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最後の方は事務作業メインにしてもらった
産休直前になると、お腹もかなり大きくなり、現場で動くのがさらに大変になりました。
そのため、最後の方は事務作業をメインにしてもらいました。
現場に立つ時間を減らして、体への負担を少なくする形です。
これは本当にありがたかったです。
妊娠後期になると、立っているだけでも疲れます。
お腹も重いし、腰もつらい。
少し動いただけでも息が上がることがあります。
そんな状態で現場作業を続けるのは、かなり体力勝負でした。
正直、妊娠中の現場仕事は、思っていた以上にきつかったです。
体力には自信がある方だと思っていました。
でも妊娠中は別でした。
今まで通りに動けない自分に戸惑うこともありました。
「これくらい出来るはずなのに」
「前なら普通に出来たのに」
そう思う場面もありました。
でも妊娠中は、前と同じように出来なくて当然です。
それを受け入れるのも、意外と難しかったです。
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妊娠中の現場仕事で感じたこと
妊娠してから産休に入るまで働いてみて、一番感じたのは、現場仕事の妊婦は想像以上に体力を使うということです。
もちろん、職場の環境や仕事内容によって違います。
配慮してもらえるかどうかでも大きく変わります。
私の場合は、上司や周りの人に相談しながら進めることが出来ました。
夜勤をなくしてもらったり、重い物を持たない配置にしてもらったり、最後は事務作業メインにしてもらったり。
その配慮がなかったら、産休まで働くのはもっと大変だったと思います。
でも、配慮してもらっていても大変なものは大変でした。
油の匂い。
立ち仕事。
作業服のきつさ。
重い物への不安。
周りに迷惑をかけたくない気持ち。
引き継ぎへの責任感。
妊娠中の現場仕事には、体のしんどさだけではなく、気持ちの面での負担もありました。
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同じように働く人に伝えたいこと
もし今、現場仕事をしながら妊娠中の人がいたら、無理しすぎないでほしいです。
「これくらい大丈夫」
「迷惑をかけたくない」
「自分だけ甘えていると思われたくない」
そう思う気持ちは分かります。
でも、妊娠中は自分一人の体ではありません。
早めに報告する。
出来ないことは出来ないと言う。
体調が悪い日は無理をしない。
重い物は頼る。
不安なことは相談する。
これは甘えではなく、必要なことだと思います。
職場側も、前例がないと分からないことが多いです。
だからこそ、自分の体調や不安を言葉にすることが大事だと感じました。
私の職場も、女性の先輩がたくさんいる環境ではありませんでした。
だから最初は、どうすればいいか分からないこともありました。
でも、相談しながら少しずつ調整して、何とか産休まで働くことが出来ました。
妊娠中の働き方に、全員に当てはまる正解はないと思います。
ただ、自分の体を後回しにしないこと。
赤ちゃんを守ることを一番に考えること。
これは本当に大事です。
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まとめ
妊娠してから産休に入るまで、現場仕事を続けるのは簡単ではありませんでした。
妊娠発覚後すぐに上司に報告し、夜勤なしの昼勤に変更。
重い物を持たない配置にしてもらいながら働きました。
それでも、油の匂いでつわりが悪化したり、お腹が出て作業服が入らなくなったり、産休前には引き継ぎのOJTが始まったり。
最後の方は事務作業をメインにしてもらい、無事に産休へ入りました。
現場仕事の妊婦は、思っていた以上に体力勝負でした。
でも、早めに相談して、周りと一緒に考えながら進めたことで、何とか乗り越えることが出来ました。
同じように働いている人に伝えたいのは、無理をしすぎなくていいということです。
仕事も大事。
責任感も大事。
でも、妊娠中は自分の体と赤ちゃんを守ることが一番大事です。
私の体験が、少しでも誰かの参考になれば嬉しいです。
