実は保育士は人気!?ー保育士不足の解決法を考えてみた
2024年、女の子が「将来つきたい職業」第3位は「保育士」でした。
これはクラレのアンケート調査によるものです。
このアンケート結果を見て、感じたのは、
「それなのに、なぜ保育士不足は深刻なままなのか?」
という疑問でした。
「保育士」は子どもには人気の職業
2024年、「保育士」はあ小学校1年生女子のなりたい職業第3位!
クラレの調査では、「保育士」人気は今に始まったことではないようです。
クラレが1999年から毎年実施している「新小学1年生の将来就きたい職業」調査において、
女の子の「保育士」の順位は以下のように推移しています。

このように、保育士は毎年トップ10に入る人気の職業です。
保育士が人気とは、今の保育士不足の現場を考えると、滑稽でしかありませんが・・・
では、このアンケートを受けた子たちが、実際に保育士になっているのかという疑問がわいてきます。
その直接の答えになるデータはありませんが、
アンケートを受けた子たちが20歳になる年に、保育士資格を取得した人の数のデータはあります。
実際に保育士になるかは相関関係はない

折れ線グラフ:アンケートランキング
このように小学校1年生の頃のランキングと、
二十歳の時に保育士資格を取得する人の数に相関関係はありませんでした。
つまり、「なりたい」憧れが、「なる」現実につながっていない状態だと思います。
「なりたい」を「なる」につなぐには
では、どうしたら、憧れと現実をつなぐことができるのでしょうか?
方法は2つ思いつきました。
◯小さな子どもと触れ合う機会をつくる
・現在は中学校の職場体験がメインになっていますが、小中高校で毎年のように触れ合う機会をつくる
・特定の学年で、頻度高く触れ合う機会をつくる
◯保育士の魅力の発信をしていく
・小中高に向けた魅力の発信、SNS、Youtubeの活用
・学校配布のポスター
実小さい子どもと触れ合う機会があったから、
保育士の道を考えたという人が多いと肌感覚で感じています。
また小学校1年生のアンケート結果ということは、保育士が身近に感じられていることが高ランキングの原因の一つだと考えられます。
とういうことは、保育士が身近に感じられる環境を維持していくことも、
保育士の成り手を増やすためには必要だと考えます。
「保育士が身近だったから、なりたいと思った」
クラレの調査対象が小学1年生というのも、大きなヒントです。
つまり保育士という存在が、日常的に“そばにいる憧れの大人”だったからこそ、
ランキング上位にいるのではないでしょうか。
この「身近さ」こそ、保育士の魅力であり、保育士の卵を育てるキーワードになり得ると思いました。
「あなたが、次の誰かのロールモデルになるかもしれない。」
現場の一人ひとりが、自分の仕事をちょっとだけ外に向けて伝えていく。
小中高生と交わる場をつくっていく。
そういう小さな積み重ねの先に、将来の保育士が生まれるのかもしれません。
