「神様の色」毎日ショートショートnote:お題【獣人十色】
たらはさん、お題をありがとうございます。貼付記事以下、参ります。
四獣と呼ばれる存在に麒麟を加えると五獣と呼ばれ、その補佐を務める存在と共に民草から信仰を集めている。
春と言えば青龍の青、夏は朱雀の赤、秋は白虎の白、冬は玄武の黒、麒麟は黄であり、五彩を纏うとも言われている。
青龍は朝日を守り、朱雀は南の沼地で邪を払い、白虎は日没を守り、玄武は北の山で逆風の盾となる。青・赤・白・黒の四色は天空の守り、その証の色であった。世界を構成する四つの色。薄青、薄赤、アイボリー、薄墨、補佐役たちの色を加えると、八色が世界を守り支えている。
古の世において、人々が色と呼ぶのは四つしか存在しなかった。明るいは赤、暗いは黒、著し=はっきりしているのは白、薄いは青。それは世界の調和そのものだった。
調和は調和のみに非ず。やがて、それを飲み込み凌駕せんとするものが現れる。それは麒麟であり、黄龍であった。それらは光そのものとなり、聖獣の長・瑞獣となった。
かくて、世界の色彩はせめぎ合い、牽制し合う。時に瑞兆として、あるいは天空を引き裂く雷鳴となって。
「我を超えてみよ。受けて立とうではないか」
どの聖獣の声か定かではない響きが、風に乗り地に立つ樹の枝を揺らした。
拙稿題名:神様の色
総字数:506字
よろしくお願い申し上げます。
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以下、五獣の(獣そのものである)イメージです(AIイラスト)


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