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過去にもう一度会いに行こうか

ふと、小学校時代の友人に会ってみようかなという気持ちが生まれた。

というのも、今までは誘われても、できる限り断っていたのだ。「メンタルが安定しないから」という、100パーセント嘘でも本当でもないことを理由にして。

今の私にとっては、知り合って間もないライター仲間とのランチより、旧友に会うほうが何倍も勇気がいる。

昔からの知り合いと話すことで、嫌いだった過去の自分を思い出すのが怖いのだ。

今年に入って、一度だけ小学校時代の友人と会った。5年ぶりくらいの再会だったと思う。

だから、最後に会ったのは、うつ病の再発と離婚の成立が重なって、私がダウンする直前だ。

当時から、お互いに相手のイメージは更新されていない。そのため、関係性や接し方も以前と同じだ。

気遣いができる彼女は、私のメンタルを気にして、度々「大丈夫?疲れてない?」と確認する。それが今の私にとっては、居心地が悪かった。

また「仕事はどう?」と問いかけられて、素直に「めちゃめちゃ充実している!」と答えられず、「ぼちぼちかな」と曖昧な返事をしてしまう、自分への苛立ちもあった。

本当は間違いなく毎日が楽しい。私の人生を生きられている実感がある。理想だった生き方に、ちゃんと近づけている。

だからもう、あの頃の私に引きずり戻されたくない。できるなら、人間関係も含めて過去は抹消したいとさえ思う。

でも、冷静に考えてみたら「あの時代」がなければ、「今」は存在しないんだよね。幸せだと思える「今」が突然ぽっと現れたわけではない。

もがき苦しんできた日々を土台にして、やっと誕生したのだ。

もちろん、その過程には私だけでなく、そのとき出会った人たちも間違いなく含まれているわけで。

このまま、逃げ続けていいのだろうか。

次に進む意味でも、旧友に会って、自分の心がどう動くのか、もう一度だけ確かめてみてもいいのかもしれない。

できれば年内に。


Discord名:春野なほ
#Webライターラボ2411コラム企画

▼今までにラボのコラム企画で書いたnotoをまとめたマガジンです


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春野なほ|エッセイスト|ライター|兵庫県 この記事を読んで、少しでも心が動いたら、ぜひ応援お願いします🙏いただいたチップは、より厚み・深みのある文章を書くために本の購入に使わせていただきます📚️

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