クレカ不正利用されたけど無事解決した備忘録
2025年10月の日曜夜。
見知らぬカード利用通知のメールを見て、胸の鼓動が速くなるのを感じた。これは恋じゃない。カードの不正利用だ。

ある日のこと。自宅で何気なくメールを確認したら、カード会社から利用通知のメールが届いていることに気づいた。
1万6000円…何かチケットの抽選結果待ちがあったっけ?と思ったが心当たりがない。
さらにこの利用通知メール、30分ほどの間隔をあけて次々と4通も届いたのだ。合計、6万4000円。私は今メールを見てるだけなのに、んなわけあるか。
カードの利用通知は、私にとって「チケット当選通知」に等しいものだった。イープラスやチケットぴあを通じて抽選制のチケットを申し込む際、当選時にカード決済が行われる設定にしていると、抽選結果発表の日の前日夜に決済されることが多い。つまり、結果発表日の前日にチケット代と同じ額のカード利用通知がくればおおよそ「当確」なのだ。決済が先になる理由はわからないが、とにかくそういうものだと思っていた。
が、違う。本来、不正利用にいち早く気づくための、カード会社のサービスである。この時ほど、カード利用時に即座に通知される設定にしておいてよかったと思った日はない。
利用中のカード会社ではWeb上からカード利用を止める手続きができるので、取り急ぎ止めてみたところ、それ以上利用通知が来ることはなかった。この時気づいてなかったら、恐らく限度額まで使われていただろう。
あーっ、これが噂に聞いていたカードの不正利用か!自分の身にもやってくるとは!と謎の感動を抱いてしまった。
カードは紛失しておらず、ちゃんと手元にある。カード番号やセキュリティナンバーなどの情報の諸々はもう世界のどこかへ流出してるのだろう。そういえばちょうど次の日には携帯に「警視庁捜査二課」なる人から名指しで電話があった。こんな電話がかかってくるのだから個人情報はあちこちに飛び回っているということだ。職場でこの時のことを話したら、「警視庁」からの電話も不正利用も経験したわと言われた。多くの人が経験していることを感じられて、なぜかホッとした。
個人情報の管理は自分なりにしていたつもりだったが、どこでどう漏れたのかはわからない。ネットショッピングで保持されているカード番号がどこかに漏洩したパターンかもしれない。しいて言えば2025年初頭、保険代理店から個人情報が流出してしまいスミマセン的なハガキをもらった覚えがあるが、カード番号は渡してないし、今のところ被害を受けているのかもわからない。とにかく謎である。
カード会社に連絡するぞ!と思ったら手順は利用元に連絡するのが先だった
合計64,000円、使っていないという訴えをすぐさまカード会社にしたかったのだが、カード会社の説明を読んだところ、まずは利用した店舗情報がカード会社に届くまではタイムラグがあり、その情報がないとカード会社は調査できないのだという。なので、
・利用明細が出てくるのを待つ
・出てきたら利用した店舗に確認する
・そのうえでカード会社に連絡する
という順番に対応していくことになる。
というわけでしばらく待っていたら、おおよそ3日後ほどに請求明細が出てきた。カードが利用されたところは、Appleだった。Appleのサポートに電話して調査してもらったところ、私のApple IDに紐づけているクレジットカードを使って、AppleギフトカードかiTunes cardを購入したらしいことまではわかった。
しかも、さらに以前にはとあるサブスクリプションの請求額と同じ額をそのIDが購入していたこともわかった。これはカード会社に問い合わせた時に、対応してくれたオペレーターの方の指摘で発覚した。サブスクと同じ金額ならこっそり使っても気づきにくいと見越してるのだろう。腹立つわー。
カード会社にすべてを話したものの、本当に不正利用と認めてもらえるだろうかと不安な日々を送っていたが、3か月後の2026年1月に郵便で連絡があり、無事不正利用と認めてもらえたことがわかった。ようやく私の潔白が証明されたのだった……。
不正利用に気づいたら…対処法・令和最新版
ホッとしたところで、万一カードの不正利用と思われる事態にあったらどうしたらいいか。誰かが検索でこの記事にたどりついたときのために、私が行った手順を書いておこうと思う。
大前提→「カード利用通知」を設定しておく
多くのカード会社に「利用したら即メールやアプリで通知する」というサービスがあるので、設定がまだならすぐにでもやっておくことを猛烈におススメする。これがあれば、私のように被害にあっても最小限に留められるだろう。
心当たりのない利用通知が届いたら
明らかに利用したのが自分でないなら、即座にカードの利用を止めよう。カード会社によってはWeb上からすぐ手続きできるシステムがある。電話する方法しかないとしても、カードの利用停止は24時間受け付けているので、夜中であってもすぐ電話しておこう。
利用明細を確認する
ほとんどのカード会社で、利用明細をWebで閲覧できるので、不正利用された金額と利用店舗をなるべく早く確認。利用明細はだいたい1週間以内には反映されるようだ。
利用店舗に連絡する→Appleのサポートには「電話」しよう
もし不正利用先がAppleだった場合は、Appleサポートに電話で問い合わせることをおすすめしたい。
一度チャットを使って連絡してみたのだが、カード情報や個人情報のやりとりはできないので詳しい話ができない。そのため、できれば電話にして欲しいとのことだった。
その他、実店舗だった場合は利用先のお客様相談室のようなところに連絡することになるだろう。
カード会社に連絡する
不正利用に関する問い合わせは、メールで受付を行っているところもあるが、疑問や確認したいことがあったらすぐオペレーターの方に質問できるという点では、やはり電話で連絡するのがいちばんだと思う。自分でも見落としていた不正利用を調べてくれたり、質問もしやすい。
利用額はいったん自分で支払うことになるので注意
不正利用された分は利用分の引き落とし日が来たらどうなるのか。カード会社のサポートの説明では、いったん「請求日が来たら支払ってください」とのことだった。が、私はこれが心情的に納得いかなかった。自分が使ったなら自業自得だけれども、不正に利用されたものを、後からお金が戻って来る可能性が高いとはいえ理不尽だ。なので、サポートに「多額ですし、払えるか不安で困るんですが」とごねてみたら、請求保留という形をとってくれた。なんだできるんじゃん、それなら初めからそうすればいいのに……と思ったが、こちらから申し出なければ請求保留にしなかったということは、何かカード会社的には面倒な手続きなのかもしれない。だったらすみません。
とはいえ、不正利用された額があまりに高額だった場合、カード会社が相談に乗ってくれることはあると思うので、聞いてみる価値はあると思う。
新しいカードが届いた…けど今後も使うのか
カード会社からは新しい番号のカードが発行された。届いたのは、不正利用を報告してからおよそ2週間後くらいのことだった。安心して使えるはずではあるが、なんとなくこの会社のカードは今後使いたくないなと思ってしまった。カード会社は何も悪くないのだけど。
Appleのサブスクリプションに使っているカードは「Vプリカ」というプリペイドカードに切り替えた。だが、これが不便不便(※)。当たり前だがチャージの必要はあるし、サブスクの月次請求には対応していないので、いったん請求が止まって未払いの状態になってしまうこともある。
※あくまでサブスク利用にはあまり向いていないという意味。
思えば、今回不正利用されたカード会社のカードは買い物に利用すれば即時通知されるし、Web上でいつでもカード利用をストップできるという点では便利で安心できるものだった。
でもカードがないと不便なことってけっこうあるので、一切使わないで暮らすのは難しそうなのもわかってる。不正利用されたという心の傷が癒えたら、元の役割に戻ってもらうかもしれない。
