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レポ#83 琵琶湖博物館

想像を超えて素晴らしい博物館でした。
一つの湖についてこんなにも深堀りする場所は他にないだろう。日本で一番大きい湖の魅力を全力で伝えてくる圧倒的な展示内容に、1回の訪問では全然時間が足りず、絶対に再訪問したいと思っている。

基本情報
場所:滋賀県 草津市
入館料:840円(大人、2026.03.01時点)
飼育点数:約169種17,400点(水族館ぴあ2015)

今回が初訪問。前から行ってみたい気持ちはあり、昨年行くチャンスがあった際はタイミングが良くなく、びわ湖マラソンで閉館中だったため、今年2月にリベンジしました。


チケット・パンフレット

チケットはこちら☟

紙タイプ。充実した展示内容でこの値段はおトク。

パンフレットはこちら☟

よくある三つ折りタイプ。
シンプルなつくりだけれど、予想以上に規模が大きかった。


博物館まで

京都駅から電車に乗って約20分、草津駅が最寄り駅です。途中、滋賀の県庁所在地である大津を通ったのですが、「京都からこんなに近かったの!?」と驚き。さらに草津駅からバスに乗ること、約30分で博物館に到着。

博物館に行く前にお腹が空いてしまったので、道をちょっと下ったところにあったカフェに寄る。
スープとマカロン。旅の途中にばったり素敵なお店に出会えると幸福度が増します。
博物館に入る前に、琵琶湖が見えそうな方面へ歩き、実物の琵琶湖を鑑賞。
鳥がたくさんいて、自然豊かな環境を感じた。
いろいろと寄り道してしまいましたが、いざ博物館へ!
エントランス。左側にチケットカウンターがあり、紙のチケットを購入。
入ってすぐは広い空間になっていて、企画展が開催されていた。滋賀県にある企業がトンボを守る活動をしているそうな。
主な展示内容は、2階にありました。エスカレーターで2階へ。


A展示室

A~Eまでの展示室+水族展示室という構造。
A展示室は、「湖と400万年と私たち~変わり続ける琵琶湖~」というタイトルでした。

A展示室は琵琶湖の歴史と、生き物について知れるゾーン。
昔、琵琶湖は今と違う場所にあったことが知れる。読むだけではなく、床にプロジェクションマッピングのように映し出されるので気軽に学べるのがとても良い。
ツダンスキーゾウの模型。中国から渡ってきたらしく、ツダンスキーは研究者の名前だそう。
下から骨格を見られるようになっている。
立派な牙。ツダンスキーゾウが日本に来て様々進化したゾウがいるらしい。
魚ゾーン。喉の奥にある歯の模型を触ることができるコーナーも。
琵琶湖の歴史を年表で学べる。こんなスケールが大きい話だと思わず、好奇心がくすぐられました。


B展示室

湖の2万年と私たち~自然と暮らしの歴史~

続いての展示室は、人間の暮らしに焦点を当てたゾーン。
人々がどんなものを食べていたのか、どんな場所に住んでいたのかを模型とともに学べる。
このゾーンで一番覚えているのがジオラマ。
タッチパネルで、ジオラマの中の気になる場所をタッチすると、何をしている場面なのかの解説が見られる。
大きな船。タブレットでVRのように映像と合体して動く様子も見られるようになっていた。最新技術すごい。


C展示室

湖のいまと私たち~暮らしとつながる自然~

C展示室は今の琵琶湖に焦点を当てたゾーン。A、B、Cと段々と時間の流れが経っていっていますね。
開けた空間にも、これでもかと琵琶湖の情報が詰まっていた。
琵琶湖を1周するには車でも約5時間かかるとな。琵琶湖の中に島があるのも初めて知った。
水量を示したブロック。面積も水量も琵琶湖がナンバーワン。
古代湖の条件は、固有種がいること・10万年以上の歴史があること。日本では琵琶湖が唯一で、世界で20しかないとは貴重なんだなぁ。琵琶湖に住む固有種は約60いるらしい。
琵琶湖の由来も初めて知った。
さらに奥に進むと、自然の展示。正直に言うと、C展示室は訪問の最後に急ぎ足で見たので、あまり記憶がない…
固有種が展示されたコーナー。
昆虫や蝶の標本。当たり前だが博物館としてのレベルも高い。
鳥もゆっくり見たなかったな…


水族展示室

さて、今回の主目的。

順路通りに進むと、C展示室の奥に入口がありました。
1階部分にあるので階段を下っていきます。
博物館という名前ではありますが、日本動物園水族館協会に加入しているので、正真正銘水族館なのです。これが証拠の募金箱ペンギン。
まずは、第一入口から。
第一と言ったのも、以前事故があってから現在工事中で、上記図でいう「1」に入る入口と、「2から9まで」を見られる入口が違っていました。
天井には魚の装飾。
外から太陽光が当たる大きめな水槽。


1.琵琶湖の中へ出かけよう

まずは1から。
良い天気だったので自然光が入ってキラキラ。
奥にはトンネル水槽。
琵琶湖博物館で一番大きな水槽。25mプールと同じぐらいの水量だそう。
学芸員さんがいて、黄色のイワトコナマズがいることを教えてもらった。
工事中なので、この先には進めません。本当はここが「2」に続く道になっているみたい。
一度外に出て、「第二入口」に向かいます。
寄附に西川貴教さんの名が。さすが!


9.マイクロアクアリウム

第二入口から入ると、おそらく本来の出口から入ることになるので、9から始まりました。数字順でないのは違和感があるかもしれませんが、見た順で写真を載せたいのでご容赦ください!

しょっぱなから「マイクロアクアリウム」という尖った展示。
琵琶湖で見つかっている生物1800種のうち、83%は藻類などの小さい生物らしい。
新種の珪藻も見つかっているらしい。
日本最大のミジンコ「ノロ」
ノロのでっかい模型。大きくなると怖いな。


8.ふれあい体験室

訪問した日は閉鎖していたが、イベントが開催されるときもあるらしい。
保護増殖センター。魚の子供たちが展示されている。
成魚がなかなか見るのが難しかったアオバラヨシノボリ。


7.生きた化石 古代魚

古代魚コーナー。逆走している形なので、魚を見てからタイトルを知る感じでした。
チョウザメ類が4種類もいる大きな水槽。
お子さんも見やすい高さでぐんぐん泳いでいました。


6.古代湖の世界

世界の古代湖コーナー。
マラウィ湖だったかな?
湖の魚と聞くと地味な魚を思い浮かべますが、青と黄色でとってもカラフル。
バイカルアザラシ。
閉館間際には飼育員さんとトレーニングしていました。


5.よみがえれ!!日本の淡水魚

日本の淡水魚コーナー。
一直線の通路に、壁に埋め込まれた水槽が続く。
氾濫原水槽と言って、雨によって河川からあふれた水で浸かる場所を再現した水槽らしい。
ニッポンバラタナゴ。赤と青がきれいな色。
ハリヨ。交雑の問題があり、滋賀でも絶滅のおそれがあるそう。
通路が一部くぼんでいて保護センターがある。
ビワマスの稚魚。12月頃にふ化したらしい。
他の魚が育つバックヤードもガラス越しに見ることができます。
まだまだ続く、日本の淡水魚。
先ほど8の保護センターで稚魚を紹介したアオバラヨシノボリ。奥の方にいて、きれいな青を見ることができなかった…。
写真で見るとこんなに青が目立つのか。


4.水辺の鳥

鳥もいました。
たしか4種類の鳥がいて、
印象に残っているユリカモメ。夏と冬で羽の色が変わるらしい。


3.川の中へ

川の魚が続きます。
オオサンショウウオが住む水槽。外と繋がっていて自然光が入る。
こちらも外と続く水槽。自然と一体化した展示で良いです。
通路はこんな感じで、岩や橋もあってワクワクする雰囲気。
下流域の魚たち。四季で違う魚が展示される水槽。
訪問時にいた魚は、オイカワ、ウグイ、ワカサギだそう。


2.暮らしの中の魚たち

水族館の中にお店!?実際にあるお店をモデルに作られたそう。
湖魚料理が紹介されていて、魚を見るだけに終わらず、自分の生活にどう関係しているかを学べる。
フナがいる水槽。
ふなずしになるニゴロブナ。
ホンモロコ。
「とてもおいしい」と書いてあって正直な解説。近くにあった道の駅で佃煮を買ったのですが、本当にとても美味しかった。
琵琶湖博物館に来たら絶対に見たかった、ビワコオオナマズ。どこにいるの?
岩の下に隠れていました。
2023年の事故で壊れてしまった水槽から生き延びたらしい。
田んぼに住む魚たち。
エビタツベ。B展示室でも見ていたので「本物だ!」となりました。展示が繋がっていてすごい。
このあたりの水槽は琵琶湖固有種がたくさん。
ビワヒガイ。固有種です。ヒレの先が黒いのがかっこいい。
スゴモロコ。こちらも食べられるらしい。
ここからは外来種。
アメリカナマズと言われていて、爆発的に増えて駆除されているらしい。
展示室を出ると琵琶湖に飛び出したくなるフレーズ。


その他展示

A~C・水族展示室以外をまとめて紹介。

先ほどの言葉通り、実際に屋外に出られるゾーンもあるのです。
樹冠トレイルといって、散策ができるようになっている。
見晴らしがよくて気持ちがよいです。
D展示室は「ディスカバリールーム」と言って、子どもが楽しめる部屋になっている。
ザリガニになれたり、ものに触れたり体験型の学びができます。
E展示室は、「おとなのディスカバリー」
さまざまな生き物や鉱物の標本が飾ってあったのですが、作っていく過程もVTRで見られるコイの剥製が印象的。


グッズ

グッズは1点購入。

ビワコオオナマズのハンカチを購入。


まとめ

想像を上回ってかなり満足度の高い博物館でした。
本当に失礼な話なのですが、淡水展示はあまり好みじゃない自分は時間が余ってしまうかなと思って午後から行ったのですが、大間違い。琵琶湖の歴史やら生態やら展示が充実しすぎていて、時間が足りませんでした。水族展示室を目当てに訪問したのですが、通常の展示室も分かりやすく解説されたものが多く、純粋に面白かったです。
工事中だったこともあり、絶対にまた再訪したいと思います。

閉館までばっちり楽しんだ後は、夕日がきれいでした。

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