「みんなが良い映画」より「自分に刺さる映画」を選びたい――note1周年、次に始めること
noteで映画について書き始めて、昨日で1年が経ちました。
最初から考えていたのは、ただ映画を紹介することではありません。
「みんなが良い映画」ではなく、「自分に合う映画」を選べるようにできないか。
この問いを、1年かけて考えてきました。
🎬 1年前にあった、最初の問い
noteを始めたころ、私はすでに「自分に刺さる映画だけ観る」という考え方を書いていました。
限られた時間の中で映画を観るなら、自分の価値観に深く触れる一本に出会いたい。
話題だから、評価が高いから、誰かがすすめていたから。
そうした理由だけでなく、自分に合う可能性のある作品を、観る前にもう少し見通せないか。
この問いが、1年間ずっと残っていました。
映画は、点数だけでは選びきれません。
レビューは参考になりますが、そこには別の人の価値観が入っています。
深いレビューを読もうとすれば、ネタバレに近づいてしまうこともある。
けれど何も見ずに選べば、自分に合うかどうかは運に近くなる。
では、何を手がかりにすれば、次の一本をもっとよく選べるのか。

🧭 映画紹介ではなく、選び方を整えたい
映画紹介は、「この作品は面白いですよ」と差し出すものです。
けれど私が本当にやりたかったのは、それだけではありません。
その人が、自分に合う映画を選べるように、選び方そのものを整えることでした。
高評価だから満足できるとは限りません。
話題作だから、自分に届くとも限りません。
誰かの人生を動かした映画が、自分にはそこまで響かないこともあります。
反対に、欠点があると言われる映画でも、自分のある時期には忘れられない一本になることがあります。
だから必要なのは、作品の評価だけではありません。
自分がどんな価値観で映画を受け取っているのか。
どんな人物の選択に反応し、どんな描き方に違和感を抱き、どんな余韻なら時間を預けられるのか。
その鑑賞軸を知ることが、映画選びには必要なのだと思っています。
🔦 タイプ診断ではなく、鑑賞軸を見る
この1年、私はMBTIという言葉を手がかりにして、映画との相性を考えてきました。
本来のMBTIは、人を雑に分類して終わるためのものではなく、自分や他者のものの見方を理解するための補助線だと考えています。
私もその主旨に沿って、映画の受け取り方を考えてきたつもりです。
ただ、MBTIという言葉だけに反応されることはありました。
本来の考え方ではなく、世間で誤って流通してしまったイメージを前提に、文脈を読まずに見られることもありました。
ときには、かなり乱暴な言葉を向けられたこともあります。
それでも続けてきたのは、私が見たかったものが、タイプそのものではなかったからです。
見たかったのは、その人がこれまで観てきた映画への反応です。
どんな価値観に心が動き、どんな作品に満たされ、どんな描き方に冷めるのか。
16タイプは、あくまで補助線。
中心にあるのは、映画と人との相性です。
📍 鑑賞軸を、次の一本につなげる
この1年で、ハーモニーレベルも大きく磨いてきました。
映画との相性は「テーマが合いそうか」だけでは決まりません。
けれど、それを精度高く扱うのは、とても難しいことでした。
作品のテーマが合っていても、脚本が粗ければ冷めることがあります。
人物の行動に説得力がなければ、感情を預けられないことがあります。
反対に、最初は自分向きに見えなかった作品が、構成や余韻の力によって深く残ることもあります。
だから、単に「合いそうか」ではなく、実際に観たときに、どこから入り、どこで満たされ、どこで離れ、最後に何が残るのかを重視して進化してきました。
そして今、その考え方をもう一段先へ進めようとしています。
これまでnoteで書いてきた「自分に刺さる映画を先に知る」という考えを、実際に試せる入口として準備しています。
映画を選ぶ前に、少しだけ自分の見方を確かめる。
次に観る一本を、他人の評価ではなく、自分の価値観から選ぶ。
そんな小さな仕掛けを、近くお見せできると思います。

🙏 1年分の数字と、読んでくださった方へ
この1年で、note全体では15万回以上読まれ、約3万8000回のスキをいただきました。
フォローしてくださった方も、もうすぐ4,000人になります。
数字だけで何かが証明されるわけではありません。
けれど、「高評価かどうか」だけではなく、「自分に届くかどうか」で映画を選びたい人が確かにいる。
その手応えは、この1年で少しずつ大きくなりました。
読んでくださった方。
スキを押してくださった方。
コメントをくださった方。
記事をマガジンに加えてくださった方。
本当にありがとうございます。
その一つひとつが、ただの映画紹介ではなく、映画選びそのものを整える方向へ進む力になりました。
🌙 2年目へ
1年前の問いは、まだ終わっていません。
むしろ、ようやく形になり始めたところです。
2年目は、映画を「評価されている作品」としてだけでなく、「自分に合う一本」として選べる場所を、さらに丁寧につくっていきます。
note、X、Kindle、そして新しい入口を連動させながら、映画と価値観の関係をさらに立体的に届けていきます。
映画を観る前に、自分との相性を見る。
他人の評価だけでなく、自分の価値観から一本を選ぶ。
ひとりで観るときは、自分の軸に合う作品を。
誰かと観るときは、二人とも満足できる作品を。
1年越しに、そのための仕組みをつくっています。
これからも、映画が誰かの時間を少し豊かにする一本になるように。
そして、まだ出会っていない「自分に合う映画」へ、少しでも近づける場所にしていきたいと思います。
🌱 映画を通して生まれた“理解の地図”が、
あなたの次の一歩と、またこの場所をつないでくれますように。
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