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【日々は過ぎれど飯うまし】今季のダークホース!『のんのんびより』のあっと先生らしいキャラ造詣とギャグとメシテロのオリジナルアニメ!【ひびめし】


◆ひびめし

2025年春アニメ『日々は過ぎれど飯うまし』(公式略称『ひびめし』)がめちゃくちゃ面白い。個人的に今季一番好き。現在5話まで放送・配信済。

実は放送前はうっかり視聴予定リストに入れてなかった。
いや本作の存在自体は知っていたのだが、まさか今季放送だとは思わなかった。たぶんタイトルを覚えていなかったからスルーしてしまったのだと思う。まあそれはともかくだ。

『のんのんびより』のあっと先生原案!
アニメ版『のんのんびより』を手掛けた川面真也監督と水谷広実氏!
そして美麗作画に定評のあるP.A.WORKS製作!

という最強布陣!
見事にぼくが得するしかない!ある意味どころか色んな意味で最強だ。

というわけで、のんのん難民集合だー!

◆のんのん

あっと先生の代表作『のんのんびより』。

それはもう原作や円盤を買ったほど大好き。聖地巡礼もしたくらい大好き。「実家のような安心感」「優しい世界」を映像化させた日常系アニメとして最強だと断言できるくらい大好き。一番好きなキャラは神回に定評のあるひかねぇなのん。もっと言うなら宮内三姉妹ぜんいん好きのんなー。
『のんのんびより』についてはそのうちいつか後々語るかもしれない。ちなみに第2期『のんのんびより りぴーと』も7月で10年前になるのんなー。うそじゃないのん。ほんとなのん。

川面監督は『のんのんびより』の独特の間はこの方にしか手掛けられないし、劇伴を手掛けた水谷氏はOSTを買ったくらいに名曲しか手掛けられない方だ。泣けるBGMが特にすごい。『のんのんびより』が放送終了した後にOSTを聴いてみれば1期4話のれんちょんのようにぽろぽろ泣いてしまったレベル。
2期ED「おかえり」も泣ける。2番のれんちょんの「りぴーとー!」が最高に泣ける。この美しい世界を終わらせたくないからこそ、劇場版ないし3期の制作決定にはドチャクソ喜んだんだよなあ。3期放送直前に原作連載完結の告知も来てしまったわけだが。

◆ぴーえー

そして制作のP.A.Worksはオリジナルアニメを手掛けることが多いが、近年は原作付きアニメにも珍しく精力的になってきている。それでも個人的には数多くの意欲作を手掛けてくれるので好きなアニメ会社。なおPA作品で一番好きなアニメは自分の人生に影響を与えたまでもある『SHIROBAKO』である。みゃーもりが一番かわいいので好き。

で、本作は…あっと先生原案なんだけども、半分オリジナルアニメ?
まあラノベの原作者が脚本やシリ構成を手掛けるオリジナルアニメは稀によくあるわけだが、個人的にはPA作品というよりも「あっと先生の完全新作」の印象が強い。あんまりPAって感じはしない。のんのんスタッフが関与しているのもあるからか?『クロムクロ』のプラモが背景に見られたから小ネタはあるかも?

因みに「アライブ+」にて『恋する小惑星』のQuro先生によるコミカライズも連載されている。基本的にアニメに忠実なつくりだし、こちらもメシ作画がアニメに負けず劣らずよく出来ているのでオススメだ。ちなみに1巻は5月28日(水)発売予定。

◆きゃんぱすー

『日々は過ぎれど飯うまし』第1話より

本作の舞台は東京の大学。
田舎が舞台である『のんのんびより』から一転して都会が舞台である。あっと先生の初連載作品にしてひかねぇが登場する『こあくまメレンゲ』と同じである。つまるところ「にゃんぱすー」ならぬ「きゃんぱすー」である。

『日々は過ぎれど飯うまし』OPより

大学が舞台ということで登場人物は全員大学1年生。
小学生と中学生がメイン、高校生や大人を脇役に添えてて年齢がバラバラな『のんのんびより』とは違って大1で統一させているのは珍しい。
食文化研究部は既存の部活ではなく新設だから先輩キャラは登場しない。後に加入する可能性が微レ存かもしれないし、2期3期があるなら後輩参戦も有り得るかもしれない。

あまり大学生に見えない気はしなくはない。高校生と変わらずだ。けどまあ、大学生になったばかりならこんなもんじゃねーかな?と自己解決している。実際まだ酒が飲める歳じゃないしね。
仮に2期3期がやるならはじめてのお酒回をやるのかもしれない。そういう「はじめて」の体験は興味深いな。きれいな『ぐらんぶる』になりそうだし。『ぐらんぶる』は7月からのアニメ2期が今から楽しみで仕方がない。

本作と真逆なようで近い謎年齢現象を挙げてみるなら、高校生というより大学生にしか見えない『新テニスの王子様』の高校生組だろうか。平等院先輩や鬼先輩がまさにそうだが、彼らは実質高3。本作の女子大生たちとは年齢差がたったのひとつである。
じゃあ誤差だよ誤差!

◆めしてろ

『日々は過ぎれど飯うまし』第1話より
『日々は過ぎれど飯うまし』第5話より

PAならではの美麗作画で描かれる美食。
『のんのんびより』がそこへ済む人々が羨めるほどの美しく優しい田舎の美術背景を徹していたように、本作もタイトルで表すように「食」を徹底付けている。メシテロアニメーションに相応しい。実際第1話は「飯テロアニメ」がトレンド入りしていた覚えがする。

『日々は過ぎれど飯うまし』第4話より
『日々は過ぎれど飯うまし』第5話より

そしてその美食を味わう女の子たちがトニカクカワイイ。

かわいい✕おいしい=最強ごはん

これは本作のキャッチコピーなのだが、まさに有言実行の鑑。
女の子がメシ食ってメシの顔をするのは本作に限らない。今季アニメなら直前30分前に放送していた『mono』にも言えるのだが、PA作画の全力が見られる。
いっぱい食べる君が好き」というフレーズがあって、個人的にはあんまり刺さっていないのだが、こんなにも可愛く描かれているならそりゃ好きになれるわ。もれなく主要5人全員好きだわ。

◆あっとめそっど

『日々は過ぎれど飯うまし』OPより

軽食をつまむように大雑把にメインネームドを左から紹介していくと、

比嘉つつじ(愛称:ひつじちゃん)
星なな(愛称:ななちゃん)
河合まこ(愛称:まこっち)
古舘くれあ(愛称:くれあちゃん/くれあママ)
小川しのん(愛称:しのんちゃん/おしんこ)

まずそれぞれに愛称があるのが『のんのんびより』との共通点。
そして正確や癖は全然異なるとはいえ、『のんのんびより』のメイン4人と結構ポジションが似ている(あっとメソッド)のでキャラが把握しやすい。
ぼくが『のんのんびより』の大ファンだからという補正がかかっているのもあるが、それぞれキャッチーなキャラをしていて魅力的だ。

ななちゃんは第4話から参戦で、あっと先生にしては珍しい人見知りなコミュ症ギャルなので除外して他4人を並べると、

ひつじちゃん⇒れんちょん(ちっちゃい、めつきにてる)
まこっち⇒ほたるん(主人公、黒髪、メシグルイ)
くれあママ⇒こまちゃん(しっかりもの、母性)
おしんこ⇒なっつん(愛すべきバカオブバカ)

特におしんこの立ち位置は実になっつん。
5話のAパートで免許試験で一度落ちたものの、いざドライブすれば意外と運転が上手いという意外な美点はなっつんに通じるものがある。なっつんも運転うまそうな気がしてきたし、れんちょんへの面倒見が良いし、おしんこみたいに高速道路に入っちゃいそうな予感もしてくる。

こういう前作と今作のキャラポジの類似は冨樫義博先生の『幽☆遊☆白書』と『HUNTER×HUNTER』みたいだな。ヒット作を生み出した方はこういうのがやれるのが強い。勿論完全類似しちゃあアレだが。

『日々は過ぎれど飯うまし』第3話より

ちなみにぼくの推しは異常エナドリ愛者のひつじちゃんです。ちっちゃくてかわいい。しゃべりかたが特にかわいい。『mono』の敷島さんと並んでクッソ癖になる。

◆しゅーるぎゃぐ

『日々は過ぎれど飯うまし』第2話より
『日々は過ぎれど飯うまし』第3話より

そんな本作の最大の魅力は、魅力的なネームドが繰り広げるあっと先生らしいシュールギャグ。ぼくはここを一番推したい。

シュールギャグは1話はまだ鳴りを潜めていた。
どちらかというとメシテロ要素と登場人物の紹介に割いていたのだが、それは極めて正しい判断だ。だが2話以降から真価を発揮し、われわれのんのん難民を垂涎させながら救済させていく。
第2話の掃除中のおふざけパート、第3話のおしんこ5,000円紛失事件は特にものすごく『のんのんびより』のノリだった。間の使い方も含めてマジ難民救済。

『日々は過ぎれど飯うまし』第5話より

第5話のドライブでトラブるくだりも実にあっと節全開。
つーか大抵おしんこがやらかしてばっかだな!!

『のんのんびより』はこういうシュールギャグがすごく面白くて最後まで飽きさせないつくりだったから、本作でも新たなギャグを描写していて更なる満足が得られる。ギャグが面白いだけで「こいつらもっと見てーよ!」と愛着が増すんだよなあ。メインはメシだが、ギャグはデザートのようだ。

テンポも良いし、例によって体感5分アニメだし、1クールで終わっちゃうのは寂しいなあ。どうにか2期3期と続けてくれませんかねえ。そう願いたくなるくらい今季のオススメアニメです。マジオススメ。

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