見出し画像

年始や1月に、淡々とやっていること──年末年始は「月をまたいだだけ」の感覚でいる理由

こんにちは。
株式会社Joinの橋岡克仁です。

毎年この時期になると、「今年の目標は何ですか?」「年始は何を意識していますか?」と聞かれることが増えます。

正直に言うと、
私にとって年末年始は“月をまたいだだけ”という感覚です。

年始は節目ではあります。
ですが、年が変わっても自分が別人にならず、突然事業のフェーズが変わるわけでもありません。

だからこそ、私は年始を“気合を入れ直すイベント”にはしていません。

今日は、経営者としての観点から

  • 1月をどう捉えているか

  • 何に気をつけて過ごしているか

  • 毎年この時期に必ずやっていること

を、できるだけリアルに書いてみようと思います。

■年末年始に「区切りすぎない」理由

世の中には
「1月1日から人生を変える」
「新年だから心機一転」
という空気があります。

しかし、経営をしていると、こう思います。

事業は、暦でリセットされない。

売上も、組織も、信頼も、すべて“連続した時間”の中で積み上がっていきます。

12月31日と1月1日で、何かが劇的に変わるわけではありません。

そのため、年末年始を「気持ちを切り替えるタイミング」ではなく、「流れを確認する通過点」として捉えています。

この感覚を持つようになってから、年始に焦らなくなりました。

■経営者としての1月の過ごし方の基本スタンス

1月に意識しているのは、次の3つです。

  1. 無理にアクセルを踏まない

  2. 数字と現実を冷静に見る

  3. 人と向き合う時間を増やす

年始はどうしても「今年は飛ばそう」、「スタートダッシュを切ろう」となりがちですが、私は真逆です。

1月は“整える月”

ここで無理をすると、春〜夏に必ず歪みが出ます。

経営は短距離走ではなく、確実に長距離走だからです。

① 1月に必ずやる「数字の棚卸し」

まず最初にやるのは、徹底的な数字の確認です。

  • 前年の売上・利益の推移

  • 事業ごとの粗利構造

  • 固定費と変動費のバランス

  • 想定とズレた部分の洗い出し

この時に大切なのは、「良かった・悪かった」で終わらせないことです。

なぜそうなったのか
再現性はあるのか
改善するとしたらどこか

を、感情を入れずに淡々と見ていきます。

年始にこれをやる理由は明確で、一年分の“ズレ”を最小化するためです。

この作業を後回しにすると、気づいた時には半年ズレていたということが起きます。

② 目標は「立て直さない」。微調整しかしない。

よくあるのが、年始に壮大な目標を立てて、2月には忘れているパターンです。

私は1月に「今年の目標をゼロから立て直す」ことはしません。

やるのは、微調整だけです。

  • 今の方向性は合っているか

  • 力を入れすぎている部分はないか

  • 逆に、後回しにしている重要なことは何か

目標というより、進行方向の確認に近いです。

経営者にとって大事なのは、派手な目標よりも「ブレない軸」だと感じています。

③ 1月は「人」に時間を使う

1月は、できるだけ人と話す時間を意識的に増やします。

  • 社内メンバーとの1on1

  • 事業パートナーとの食事

  • 信頼している経営者との対話

忙しい時期ほど、つい後回しになるのが“対話”です。
しかし、組織や事業のズレは、ほぼ例外なく「対話不足」から生まれます。

特に1月は、相手の価値観や今年の考えを聞くのに最適な時期です。

ここでズレを修正しておくと、一年が驚くほどスムーズに進みます。

④ 毎年1月にやっている「変えない習慣」

毎年1月に必ずやっていることがあります。

それは、生活リズムを崩さないことです。

年末年始はどうしても飲み会や集まりが増えますが、僕はできるだけ

  • 起床時間

  • 運動

  • 読書

  • 思考整理の時間

を変えません。

理由はシンプルで、経営の質は、生活の質に直結するからです。

生活が乱れると、判断が鈍ります。
判断が鈍ると、事業は確実にズレます。

だからこそ1月は、「新しいことを始める月」ではなく、「当たり前を丁寧にやる月」にしています。

⑤ 年始に「焦らない」と決めている理由

SNSを見ていると、年始は成功者の投稿が増えます。

「今年はこれをやる」
「去年はここまで来た」

でも、そこに引っ張られすぎないようにしています。

経営において一番危険なのは、他人のペースで焦ることです。

自分の事業、自分の組織、自分の人生には、自分のリズムがあります。

年始に焦らず、「自分たちは今どこにいるのか」を確認できる経営者の方が、長く勝ち続けると思います。

これは、この数年で強く実感していることです。

■年末年始は「月をまたいだだけ」でいい

冒頭にも書きましたが、僕にとって年末年始は“月をまたいだだけ” という感覚です。

これは、年始を軽く見ているわけではありません。

むしろ逆で、過度に意味づけしないからこそ、本質に集中できます。

  • 数字を見る

  • 人と向き合う

  • 生活を整える

  • 方向性を確認する

これを淡々とやります。

それだけで、1年は大きくズレません。

■最後に:1月は「派手さ」より「安定感」

1月は、何かを始める月ではなく、続けていくための土台を整える月だと思っています。

派手なスタートダッシュより、静かで強い安定感が重要です。

経営者として、そして一人の人間として、今年も淡々と、でも確実に積み上げていきます。

この考え方が、同じように事業や人生に向き合っている誰かの参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!