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【#創作大賞感想】火傷するほど熱い主人公!

本日の1本目は影山さくらさんの「私は何も知らなかった」の感想を書かせていただきます。この話、徹頭徹尾「熱い」です。

社会人になると、なあなあで仕事をすることが多いですよね?以前からあるルールだからと疑問も持たずに仕事をして、お給料をもらって。余程熱意がない限り、人との摩擦を最小限にして業務を終えようと思っている方、多いのではないでしょうか。

私も勤め人だった頃は部長を「豆」だと思い込み、理不尽な仕事にも耐えておりました。怒りを笑いに変え給料分働く、それで毎日を過ごしていたような気がします。

「部長、豆だからどこかに転がって行方不明です」
「部長、豆のくせにぴょんぴょん跳ねるんで困ります」

脳内に渦巻く妄想に助けてもらいながら、辛い勤務をこなしておりました。私のように狂った妄想を抱かずとも、沸き起こる理不尽への不満を押さえながら仕事をしている人、多いですよね?

多いって言ってください!

このように常々、働く人の心境に興味津々な私が、影山さくらさんの「私は何も知らなかった」と出会ってしまいました。楽しく読むしかないです。

主人公の如月麗美は「怒鳴る・叫ぶ・走る」を本当に実行し、会社の不正を暴こうと小説の中を縦横無尽に駆け抜けます。お仕事の話なのに、その活躍ぶりは「 異世界のヒーロー」のようです。

業務中に突然立ち上がり、上司に怒られているのに睨みかえして飛び出す様子に何度ヒヤヒヤしたことか。読者としては「いけいけ!」と思いますが、一緒に働くとなると、その規格外の行動に面倒くささを感じるはずです。

もし、一緒だったら「え?如月さん?業務は?」と戸惑ったことでしょう。目の前の仕事をこなし給料もらえればいいやという感覚の人間だと、一緒に働きたくないかもしれません。

ただ、如月麗美を通して作者の熱い思いが伝わって来るため、最後まで一気に読めます。専門的な知識が随所にちりばめられているので、如月麗美の怒りを正しく理解するのは素人としては難しくはありましたが、冒険小説のようなお仕事小説なので、読み切れたのだと思います。

専門知識がある人は主人公の怒りを的確に理解して楽しめるし、知識がない読者は「熱いぜ!これ!」と楽しく読めるはずです。私にもっと知識があたらなと感じた小説でした。

社会人になったって熱くてもいいじゃない!

と思える小説でした。生きてるんですもの、熱くなる瞬間を見たいし味わいたいですよね。

影山さくらさんにTALESに投稿した推薦レビューもご紹介いただきました👇

ありがとうございます。ファンタジー小説も投稿されているとのことなので、後で読みにいかせてください。