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【#シロクマ文芸部8月①】20字小説

シロクマ文芸部の1カ月の全お題を使って一つの物語を作っています。レギュラー部員は月初めにお題を全部教えてもらえるので思いつきました。第1回目は20字小説、2回目以降は文字数制限のないお話というスタイルで毎月挑戦中です。

上記プラス、おばあさんが読み聞かせをするというスタイルを今年は取ることにしました。そのため、シロクマ文芸部のお題から始まる部分が読み聞かせとなり、その後に会話が続く形で物語が展開します。2025年、12個のお話を上手く完成させられるか、お付き合いいただければ幸いです。

📚📚📚

空の旅の意味を小さな鳥は知らないのです。
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「僕ね、よく知ってるねって言われる!」

弟が得意そうに言いました。

「それ私だって知ってたもん!」

姉が少し悔しそうに言いました。そんな2人を見て、おばあさんはにっこり。

「2人が物知りなの、おばあちゃんはよく知ってるわ」

それを聞いた孫達は、おばあさんに聞きます。

「じゃあ!どっちが物知り?」

うーん、と言いながらおばあさんは上を向きました。少し考えてから、孫2人を見てこう言います。

「この前、おばあちゃんの眼鏡を見つけたのは?」
「僕!」

弟が嬉しそうに手をあげます。

「おばあちゃんが歯医者さんの診察券ないって言った時は……」
「私!いつも入っているとこのひとつ上の引き出しに入っていたのよ!」

姉の鼻の穴がちょこっとふくらみます。

「ありがとう。2人とも物知りさんで助かるなあ」

これって物知りさんじゃなくて名探偵さんかもとおばあさんは思いました。でも、満足そうな顔で寝ている2人を見て、まあいいかと思うのでした。

(つづく)

小牧幸助部長、今月もよろしくお願いします。