キャラを360度分析したら、自作プロダクトが専用機になった|おはようカノジョ #225
はじめに
「おはようカノジョ」は、AIイラストの彼女が毎朝7:30にいってらっしゃいを言ってくれるXアカウント。生成AIを使った個人開発の開発日記を毎日書いている。
キャラクターを360度分析する企画に参加した。気づけば、ロボットを3機作っていた。
今回参加したのは、零ぴちゅ。さんの「零式360度分析」。
零さんの企画は、オリジナルキャラクターの外見や衣装、表情、配色、世界観までを分析して、ゲームやアニメの公式設定資料集のような一枚にまとめるもの。
正面、側面、背面。表情や衣装の細部。キャラクターを構成する要素を一枚の中に並べて、普段のイラストだけでは見えにくいところまで掘り下げていく。私服やコスプレのアレンジも歓迎されている。
最初は、僕も「おはようカノジョ」のキャラクターをそのまま分析しようと思っていた。
でも、作り始めて少し考えた。
僕がこの子たちに持たせてきたのは、外見や性格だけではない。
月子には、月子の役割がある。
凛華には、凛華の役割がある。
るなにも、るなの役割がある。
そして僕が作ってきたプロダクトにも、それぞれ生まれた理由がある。
なら、キャラクターとプロダクトを別々に並べるのではなく、同じ役割を持つ存在として組み合わせてみたい。
そうして今回は、月子・凛華・るなの3人と、それぞれに重なる3つのプロダクトを、パイロットと専用機として再構成した。ただのロボット化ではなく、キャラクターが見ているものと、プロダクトが解決しようとしているものを重ねた、僕なりの360度分析になった。
月子 × YOMIASA

観測者の役割を、白とネイビーの観測機フレームに重ねた。
最初は、月曜担当の月子。
月子は、知的でしっかり者。感情だけで判断せず、時間や気温などの事実を見ながら、静かに状況を整理する彼女。
組み合わせたのは、YOMIASA。好きなnoteクリエイターの記事を年月ごとに並べ、過去の記事へたどりやすくするために作った読書ツール。
noteで誰かの記事を読み続けていると、新しい記事はタイムラインに流れてくる。でも、その人が最初に何を書いていたのか。いつ頃から作風が変わったのか。過去にどんな記事を書いていたのか。そこまで読みに行こうとすると、古い記事へ潜る導線が少ししんどい。
だから、記事を年月で整理して、読んだ場所へ戻れる道具を作った。
月子が見るのは、目の前だけではない。時間を並べ、記録を読み、静かに全体を見渡す。その観測者としての役割を、YOMIASA FRAMEに持たせている。
白とネイビーを中心にした装甲。月や軌道を思わせる意匠。蓄積された記録を読み取り、過去から現在までを接続する観測機。
月子がパイロットなら、派手な攻撃を仕掛けるより先に、見落とされていた記録を見つけると思う。
忘れず、見据えること。すべてを知ること。そんな月子とYOMIASAの組み合わせになった。
凛華 × おへんじ帖

誰かの困りごとを見つけ、返信漏れを減らす支援機。
白にボルドーを重ねた。
次は、木曜担当の凛華。
強気でクール。素直な言葉は少ないけれど、相手の行動や抜けをよく見ている。
組み合わせたのは、おへんじ帖。noteでもらったコメントの未返信を一覧で確認し、該当するコメントへ戻るためのツールだ。
きっかけは、青井透子さんが書いた「noteの通知、ちょっと見にくくないですか??」という記事だった。
noteの通知は時系列で流れていき、スキとコメントも同じ場所に並ぶ。さらに、コメントへ返信したかどうかを確認する仕組みもない。
透子さんの記事を読んだ瞬間、思った。
面白そう。
あ、これ作れるな。
記事のコメント欄で、普段noteをパソコンとスマホのどちらで見ているかを聞いた。返ってきた答えは「スマホ」。
それで方向性が決まった。
スマホで使えるWebアプリとして、自分の記事についた未返信コメントを一覧表示する。誰が、いつ、何を書いてくれたのかを確認し、タップすればnoteの該当コメントへ戻れるようにした。
自分の返信漏れを減らすために始めたわけではない。
透子さんの困りごとを解決したくて作った。
最初に使ってもらったとき、実際に未返信コメントが見つかった。おへんじ帖が、最初のユーザーの最初の課題を解決した瞬間だった。
そのあと自分でも使ってみると、僕にも未返信が見つかった。そこから「未返信ゼロ計画」が始まった。
凛華は、誰かが困っているときに、大げさな言葉を並べるタイプではない。
でも、問題に気づいてしまったら、見なかったことにはしない。
だから専用機のOHENJI FRAMEには、未返信の検知、コメントの整理、該当箇所への再接続といった役割を持たせた。
白を基調に、凛華のボルドーを重ねた装甲。戦闘用ではなく、誰かの困りごとを見つけ、黙って解決へ動く支援機として設計した。
凛華なら、長い説明はしないと思う。
困ってるなら、先に言いなさいよ。
おへんじ帖には、そんな不器用な行動力が似合った。
るな × おはヨミ next

今日会いに行く相手を示し、読まない日まで設計するナビゲーションフレーム。
白とエメラルド。
最後は、金曜担当のるな。
活発で明るく、週末まであと少しという流れを、そのまま前へ進む力に変えてくれる彼女。
組み合わせたのは、おはヨミ next。お気に入りのnoteクリエイターの記事を、自分から読みに行く習慣を支えるWebアプリだ。
もともとのおはヨミでは、登録したクリエイターを一つのリストにフラットに並べていた。
朝、通勤時間にリストを上から読んでいく。でも、中盤で電車を降りる時間になる。夜に続きを読もうとしても、疲れて途中で閉じる。
翌朝5時になると、昨日の積み残しごとリセットされる。
登録人数が少ない頃は、それでも全員の記事を読めていた。
でも、登録する相手が増え、読む時間が減っても、画面の設計は変わらなかった。
全員を同じように並べた結果、いつも上の方で時間切れになり、下の方にいる人へはいつまでも辿り着けなかった。
そこで、読む相手を3つの頻度に分けた。
毎日会いに行く相手。
週に一度は覗きたい相手。
月に一度、ゆっくり会いに行く相手。
週単位と月単位の相手は、最後に読んだ日からの経過に応じて、自動的に「今日のローテ」へ入る。
画面も、「コミュニティ」「ひろがり」「ゆっくり」の3つに分けた。
「ゆっくり」は、今日読まなくてもいい相手を置く場所だ。
読み続けるために必要だったのは、全員を毎日読む意志ではなかった。
今日は誰に会いに行くのか。
今日は誰を読まなくてもいいのか。
それを設計することだった。
るなは、立ち止まって全員を抱え込むよりも、「今日はこっち!」と進む方向を示す方が似合う。
そこでOHAYOMI NEXT FRAMEには、読む相手を毎日・週・月の頻度で分けること、最終訪問日からの経過に応じて今日のローテへ戻すこと、迷わず今日会いに行く相手を示す役割を持たせている。
白とエメラルドを中心にした軽快な機体。重装甲で守るというより、今日の目的地を示し、無理なく次へ進むためのナビゲーションフレーム。
今日は、こっち行こ!
るなと、おはヨミ next。
3組の中では一番明るく、続けるための進路を示す機体になった。
キャラクターを分析したら、プロダクトの理由まで見えてきた
今回の企画で面白かったのは、キャラクターの外見を細かく見ることだけではなかった。
誰と何を組み合わせるか考えるうちに、プロダクトが生まれた理由まで整理されていった。
月子とYOMIASAは、過去を観測して、戻れるようにする。
凛華とおへんじ帖は、誰かの困りごとを見つけて、取りこぼされた言葉へ戻れるようにする。
るなとおはヨミ nextは、今日会いに行く相手を示し、読まない日も作って、無理なく読み続けられるようにする。
それぞれ見た目も機能も違う。
でも、3つとも共通していたのは、流れていくものに「戻り方」を与える道具だったこと。
記事。コメント。クリエイターとのつながり。
過去の記事へ戻る。
取りこぼしたコメントへ戻る。
読みたい人のところへ、無理のない頻度で戻る。
僕が作ってきたのは、必要なときに必要な場所へ戻るための入口だった。
普段は別々のツールとして考えていたけれど、巨大人型フレームとして並べたことで、初めて同じ系列の機体に見えた。
キャラクターを分析したつもりが、最後には自分のプロダクトまで分析されていた気がする。人間、自分で作ったものの共通点には案外気づかないものだ。ロボットにして並べて、ようやく分かった。
零さん、企画ありがとうございました
零さん、楽しい企画をありがとうございました。
普段の「おはようカノジョ」とは違う世界へ、月子、凛華、るなの3人を連れていくことができました。
今回参加したのは3人。
残るのは、陽、しずく、まひる、日和。
4人にも専用機を与え始めたら、たぶん止まらなくなる。
そのときはもう、企画参加ではなく、一つの作品シリーズになっている気がする。
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陽の一言
そして、火曜日のコメントエンジンを担当する陽も、今回はプラグスーツ姿に。

▼観測室 OBSERVATORY(Codex Sites を元に作ったサイト)はこちら👇

👉「おはようカノジョ」は @ohayo_kanojo で毎朝7:30に投稿しています
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