宝くじが当たって、絶望した。初めての水平思考ゲームで前提を全部壊された|おはようカノジョ #252
はじめに
「おはようカノジョ」は、AIイラストの彼女が毎朝7:30にいってらっしゃいを言ってくれるXアカウント。生成AIを使った個人開発の開発日記を毎日書いている。
今日は開発の話ではなく、僕がつい最近まで知らなかった遊びに手を出したら、なぜかおはカノまでつながってしまった話を書く。
知らなかった遊びに、名前がついていた
「水平思考ゲーム」というものを、僕は知らなかった。
知ったきっかけは、ミナトさんのメンバーシップだった。
そこで、べあさんと会話するようになった。
べあさんは水平思考ゲームの記事を書いている。僕も実際に記事を読んでみた。
YES/NOで答えられる質問を重ねながら、少しずつ状況を明らかにしていく。
なるほど。
そういうゲームなのか。
ルールを確認しているうちに、ひとつ思った。
これ、実際にやってみたい。

読むだけではなく、自分で質問を考えて答えまでたどり着いてみたくなった。
そんなタイミングで挑戦したのが、べあさんのこの問題だった。
男は3億円という大金を手に入れた。
その事実を知った瞬間、彼は自分の死を語った。
なぜだろう?
3億円を手に入れた。
普通なら嬉しい。
なのに、死ぬ。
……まったく分からない。
そこから、僕の初めての水平思考ゲームが始まった。
最初に疑ったのは「3億円」
まず聞いた。
「3億円という具体的な金額であることは重要ですか?」
答えは、いいえ。
ただし、べあさんから補足があった。
正確には、
使いきれないほどのお金が手に入ってしまったことが重要。
ここで少し見え方が変わった。
3億円そのものに意味があるわけではない。
重要なのは、使いきれないほどの大金だということらしい。
だったら、男には残された時間が少ないのか。
病気なのか。
もうすぐ死ぬから、大金を使いきれないのか。
そう考えて聞いてみた。
ところが、これも違った。
べあさんから返ってきたのは、
関係性としては逆。
残された時間が少ないから使いきれないのではない。
大金を使いきれないことで、男は命を落とす。
この回答で、問題の形が一気に変わった。
お金を使いきれないと、殺される
次に確認した。
男が大金を使いきれなかった場合、誰か別の人物の行動によって命を落とすのか。
答えは、YES。
つまり事故でも病気でもない。
さらに、男は3億円を手に入れたと知った時点で、
使いきれなければ殺される
ことも知っていた。
ここまで来ると、かなり状況が絞れてくる。
誰かから条件付きでお金を渡された。
そのお金を全部使わなければならない。
使いきれなければ死ぬ。
では、お金の使い方に制限があるのか。
捨てるのは禁止?
人にあげるのは禁止?
寄付もダメ?
そう考えた。
でも、これも違った。
寄付でもいい。
プレゼントでもいい。
実際に男は、そうやってお金を減らしていた。
それでも最後に、どうしても端数が残ってしまった。
そして男は、ある方法で手元の現金をぴったり0円にした。
ここで、べあさんから大きなヒントが出た。
大金を得る
↓
男、使い切りたい
↓
宝くじを買う
↓
3億円が当たって絶望
……そういうことか。

宝くじは「当てるため」に買ったんじゃなかった
ここが、今回いちばん気持ちよく前提を壊されたところだった。
宝くじを買う。
そう聞けば普通は、お金を増やしたいから買うと思う。
でも、この男は逆だった。
お金を減らしたかった。
最後に残った端数を使って、手元を0円にするために宝くじを買った。
そして。
当たってはいけない宝くじに、当たってしまった。
3億円。
普通なら人生が変わるほどの幸運。
この男にとっては、
絶対に引いてはいけない大当たりだった。

さらに確認すると、その3億円も「使いきらなければならないお金」の対象になる。
これで、「3億円を手に入れた瞬間、男が自分の死を語った」理由はほとんど見えた。
残ったのは、
そもそも誰が、そんな条件で男に金を与えたのか。
という部分だった。
最後の最後で、止まった
べあさんからヒントが出た。
その存在は、
富や強欲に深く関係し、人のそうした欲望につけこむ。
かなり核心らしい。
僕は考えた。
富。
強欲。
欲望。
そして出てきたのが、マモンだった。
富や強欲に関係する存在らしい。
そこで聞いた。
「その存在は、マモンのように富や強欲を象徴する存在ですか?」
べあさんの回答は、
「お!核心です!!」
ただし、「象徴する存在」は違う。
マモンという特定の名前でもない。
大枠では悪魔。
……悪魔か。
富。
強欲。
人間の欲望につけこむ。
そこまで材料がそろっていて、なぜ僕は悪魔を避けてマモンまで掘ったのだろう。
人間、難しく考えることには妙な才能がある。
でも、これでストーリーは全部つながった。
月子と陽の推理反省会

(月子)
「最初は答えそのものを当てようとしてたよね」
たしかに。
最初の僕は、「3億円をもらった瞬間に死ぬ理由ってなんだ?」と考えていた。
でも途中から変わった。
答えを当てるより、
次に何を確認すれば、可能性をひとつ減らせるか。
そっちを考えるようになった。
(陽)
「でもマモンまで行って悪魔に行かないの、だいぶ面白いよ?」
そこは触れないでほしい。
(月子)
「でも、NOが出るたびに候補は減ってたよね」
そう。
今回やってみて面白かったのは、そこだった。
NOでも、前に進んでいた
僕は何度も外した。
「男の残り時間が少ないから使いきれない?」
違った。
「寄付やプレゼントでは条件を満たせない?」
違った。
「ギャンブルや賭け事に深く関係する存在?」
これも違った。
でも、NOが返ってきたから、その方向を捨てられた。
YESなら、その先へ進める。
NOなら、違う枝を探せる。
最初は何も見えなかった状況が、質問するたびに少しずつ形になっていく。
水平思考ゲームを実際にやってみて、僕が一番面白いと思ったのは、正解した瞬間だけではなかった。
「次に何を聞けばいいんだ?」と考えている時間そのものだった。
水平思考ゲームは、答えを一発で思いつくゲームではない。
少なくとも僕には、
自分が無意識に置いている前提を、質問でひとつずつ壊していくゲーム
に見えた。
3億円は嬉しいもの。
宝くじは当たりたいもの。
大金は持っている方がいい。
そんな当たり前が、今回の問題では全部逆だった。
べあさんの正解記事を読んでみると、その反転がちゃんと問題の中に仕込まれていた。
僕は気持ちよく引っかかっていたらしい。
正解したら、次の問題をリクエストできた
問題を解き終わったあと、べあさんから、
「正解者の方に問題のリクエストしていただいてるのですが良かったらいかがでしょうか?」
と声をかけてもらった。
そのリクエストから生まれた問題は、もう公開されている。
もしまだ読んでいないなら、ここで一度そちらへ寄り道してほしい。
この先は、僕が何をリクエストしたのかに触れる。
【水平思考クイズ】愛しのモーニングコール|難易度:★★☆☆☆|はしゃもさんリクエスト問題|記録No.083
解いてから戻ってくると、この先の話がつながる。
それなら。
せっかくなので、ひとつお願いしてみた。
「おはようカノジョ」絡みで水平思考ゲームを作ってほしい。
答えや仕掛けはこちらから指定しない。
そこは、べあさんに任せた。
知らなかった遊びが、おはカノまでつながった
自分が解いていた側だったものが、次は自分の活動につながって返ってくる。
こういう展開は、最初から計画して作れるものではないと思う。
人と話したことで、知らなかったものを知る。
面白そうだから、ちょっとやってみる。
やってみた先で、今まで自分が作ってきたものとつながる。
僕がnoteを続けていて面白いと思うのは、こういう時だ。
相変わらず、どこに伸びるのかは分からない。
でも、その予定外の枝は嫌いじゃない。
おわりに
一番面白かったのは、答えを当てることより、次に何を聞くかを考えることだった。
そしてその次の問いは、おはカノまでつながった。
月子・陽の一言

外れた数だけ、ちゃんと答えに近づいてたんだね。
……ほら、最後はこんなに綺麗。
今回のコメントエンジン画像は、あいびより。さんの花火イラスト企画を参考に、月子と陽を浴衣姿で描いてみた。
推理の話をしていたはずなのに、最後は花火まで上がった。
関連記事
▼ミナトさん:今回のきっかけになったメンバーシップ
▼べあさん:今回挑戦した問題の正式な解答はこちら
イラスト参考
▼あいびより。さん:花火イラストプロンプト記事
今回のサムネ画像作成には、KITAcoreさんの SAMUNE PRESS を使用しています。
僕は、特別な記事や勝負どころの記事では、SAMUNE PRESSでサムネを作ることが多いです。
▼観測室 OBSERVATORY(Codex Sites を元に作ったサイト)はこちら👇

👉「おはようカノジョ」は @ohayo_kanojo で毎朝7:30に投稿しています
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