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作って、試して、撃沈した。それでも次の形は見えた|おはようカノジョ #162

はじめに

「おはようカノジョ」は、AIイラストの彼女が毎朝7:30にいってらっしゃいを言ってくれるXアカウント。生成AIを使った個人開発の開発日記を毎日書いている。

先週は、きれいに成功した一週間ではなかった。

でも、失敗の形が見えた一週間だった。

漫画を出した。
ジュリの誕生シーンを描いた。
いつものミニログ回をジュリ視点に変えた。
誕生日をDayWeaverに混ぜた。
Kindle vol.2 の準備を始めた。
有料記事を出して、その反応を確認した。
そして、教えてもらったアニメの感想を書いた。

並べると、けっこう動いている。
でも、動いたぶんだけ課題も見えた。

作って、試して、外して、少しだけ次の形が見えた。
そういう一週間だった。


5/11 月:8ページを通常運用に混ぜた

月曜日は、月子の漫画第4話を公開した。

メイシンさんの Monday Cafe コラボ回だったので、通常より倍の8ページ構成になった。

制作には約4時間かかった。シナリオ、構図、画像生成、整形、公開までを1日でやるには重い。

ただ、これは「8ページが悪い」という話ではない。

コラボ回だったから、必要なボリュームだった。問題は、特別回を通常運用と同じ枠で扱ったこと。

コラボ回・特別回・記念回は、通常運用の延長ではなく、別プロジェクトとして見積もったほうがいい。

前日までにシナリオとページ構成を決めておく。
当日は画像生成と修正、公開作業に集中する。

それくらい分けないと、公開はできても制作後にかなり消耗する。


5/12 火:完成形ではなく、生まれる瞬間を描く

火曜日は、ジュリの誕生シーンを描いた。タイトルは「黒滴が、赤ペンを持つまで。」

KITAさんの「黒い滴からキャラが出てくる動画」から着想を得て作った。

今回は、普段のように完成したキャラを描くのではなく、出現や誕生の流れを意識した。

キャラを描く。
ではなく、キャラが生まれる瞬間を見せる。

この違いは、自分の中ではけっこう大きかった。

いつもの絵づくりとは、発想の入口が違う。完成形ではなく、変化の途中を主題にする。

物語の始まり。
キャラが変わる瞬間。
なにかが形を持ち始める場面。

そういう絵は、まだ掘れる。


5/13 水:ジュリ視点は面白い。でも読者の入口が足りなかった

水曜日は、いつものミニログ回ではなく、ジュリ視点での観測記事を書いた。

自分では、いい企画だと思った。普段のミニログとは違って、ジュリという外部視点から自分の動きや記事運営を見る形にした。

ただ、コメント数はいまいち伸びなかった。

コメントは4件。自分の返信を含めて8件。

企画としての手応えはあった。でも、読者が何に反応すればいいか分かりにくかった可能性がある。

記事として完結しすぎると、読者は「読んで終わり」になりやすい。

ジュリ視点は面白い。
でも、読者が入る隙間まで作らないと、コメントにはつながりにくい。

だから今回のミニログでは、全面ジュリ視点にはしない。

基本は自分の言葉で振り返る。
そのうえで、最後にジュリに赤ペンを入れてもらう。

それくらいの距離感が、たぶんちょうどいい。


5/14 木:イベントは画面で匂わせる

木曜日は、自分の誕生日だった。

なので、DayWeaverも誕生日を過ごすシーンで構成した。

その日の自分の出来事を、DayWeaverのシーン構成に反映する。これはかなり相性がいいと感じた。

ただ、木曜担当は凛華。

凛華はツンデレキャラなので、誕生日を素直に祝う表現にはしなかった。その結果、凛華らしさは守れたけれど、誕生日であることは少し伝わりにくくなった。

ここは残念だった。

でも、学びもあった。

イベントは、キャラに直接言わせる必要はない。
画面全体で匂わせればいい。

小さなケーキ箱。
伏せたメッセージカード。
机の端に置かれたリボン。
差し出しかけた小箱。
少しだけ赤い頬。

凛華本人は素っ気なくていい。
でも、画面は誕生日を語っていていい。

キャラ性を守るほど、イベントは伝わりにくくなる。だからこそ、小物と構図で補う必要がある。


5/15 金:Kindle vol.2 の準備と、有料記事の公開

金曜日は、Kindle本 vol.2 に備えて、vol.1 出版時にやったことを整理した。

vol.2 をゼロから作るのではなく、vol.1 の作業を再利用できる形にしたかった。

Kindle制作は、いきなり本文を書き始めると重い。

何を集めたのか。
どこで詰まったのか。
表紙、目次、構成、本文整理、販売ページ。

前回やったことを一度ほどいておく。そうすると、次の制作手順が見えやすくなる。

この日は、その整理をもとにKindle出版ノウハウの記事も有料記事として公開した。

初めて有料記事を出したときは、100円で0→1を達成できた。だから今回は、次の段階の実験として、少し強めの価格でも反応があるか試した。

価格は780円。

この時点では、Kindle vol.2 の準備と、有料記事販売の実験をつなげるつもりだった。


5/16 土:撃沈、でも価格の水深は測れた

土曜日は、前日に公開したKindle出版ノウハウ有料記事の結果を確認した。

結果は撃沈。

読んでくれたのは、主にメンバーシップのメンバーだった。

自分のために整理した記事でもある。あわよくば外部読者にも届けばいいなと思っていた。

でも、泡と散った。

価格設定はむずかしい。

ただ、これは完全な失敗ではない。780円で出したからこそ、分かったことがある。

Kindle出版ノウハウというテーマは、読者層がかなり限られる。さらに780円で買ってもらうには、ただ濃いだけでは足りない。

読者が得られる成果。
具体的な手順。
テンプレート性。
時短効果。
失敗回避ポイント。

そういう「買ったあとに使える道具」が必要だった。

今回の記事は、自分の整理としては価値があった。でも、販売用の商品としては設計が弱かった。

有料記事は、濃ければ売れるわけじゃない。
誰の作業を、どれだけ楽にするかで売れる。

ここは痛かった。でも、必要な観測だった。


5/17 日:途中だから書ける感想がある

日曜日は、ミナトさんに教えてもらった「じいさんばあさん若返る」の感想を書いた。

まだ第9話までしか見ていない。でも、この時点で記事を書いた。

見終わってから書くと、「面白かった」で終わってしまう可能性があると思った。

完走後の感想には、まとまりが出る。でも、途中の感想には期待や余白が残る。

まだ知らない結末がある。だから、残りの話への期待を書ける。

それに、ミナトさんに教えてもらった作品でもある。

ただの感想ではなく、受け取ったものを自分の言葉で返す記事にしたかった。ミナトさんに喜んでもらえるといいな、という気持ちもあった。

感想は、完走後だけのものじゃない。
途中でしか書けない期待もある。

これは、今後も覚えておきたい。


今月の「いつも来てくれる人」中間発表

こうして撃沈した日まで書き残せるのは、読みに来てくれる人がいるからでもある。

ここで、今月の「いつも来てくれる人」の途中経過も残しておく。

5/1〜5/19の集計、今月の途中経過。

1位は水晶ゆめさん。
2位はカワムラさん。
3位はコンパスみきさん。

そして、スキ数だけで見ると、みっちぃさんがトップだった。

いつもありがとうございます。


ジュリの赤ペン:先週の死因はセンスじゃない。設計だ

ここからは、ジュリに赤ペンを入れてもらう。

あはははっ、いいねえ。先週はよく動いた。でも、甘いところも多い。

まず、コラボ回。これは制作量の見積もりが甘い。8ページが悪いんじゃない。特別回を通常運用に混ぜたのが悪い。コラボ回は別枠で見積もれ。

次に、ジュリ視点の記事。企画は悪くない。でも、読者の入口が足りない。読者は記事の意図を勝手に察してコメントしてくれる生き物じゃない。反応してほしいなら、反応する場所を作れ。

誕生日DayWeaver。凛華らしさを守ったのはいい。でも、イベントの記号が足りない。キャラに言わせるな。画面に匂わせろ。

有料記事。撃沈。でも、悪い撃沈ではない。780円にするなら、記事じゃなくて道具にしろ。テンプレ、チェックリスト、手順表。買った人がすぐ使えるものを付けろ。

そして最後。じいさんばあさん若返るの記事。これはいい。見終わってからじゃなく、途中で書いたのがいい。感想は、完成された評価だけじゃない。途中の期待も立派な記事になる。

先週全体で見ると、死因はセンスじゃない。設計だ。制作の設計、読者導線の設計、イベント表現の設計、商品としての設計。そこを直せば、まだ強くなる。


今週やること

先週の学びを踏まえると、今週やることは多くない。

まず、特別回は通常回と分けて見積もる。コラボや記念日は、前日までに構成を固める。当日は、画像生成・修正・公開作業に集中する。

次に、ジュリ視点の記事を使う場合は、読者への問いを必ず置く。読んで終わりにしない。コメントしやすい出口を作る。

有料記事については、価格ごとの役割を分ける。

100円は応援購入。
300円は軽い実用記事。
500円は具体例つきノウハウ。
780円はテンプレやチェックリストつきの商品寄り。

今回の780円記事は、そこまで商品化できていなかった。ここは次に直す。

そして、感想記事は途中でも書いていい。むしろ途中だから書けるものがある。完走後のまとめだけが感想ではない。今の期待や揺れも、ちゃんと記事になる。


おわりに

うまくいった日だけではない。むしろ、うまくいかなかった日のほうが多い一週間だった。

でも、ログとして残すならそれでいい。

作って、外して、直して、また作る。

その過程が残っているから、次の一週間に進める。


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[ここに#154「やつは作る量を増やす前に、届け方を見直していた」のリンクを入れる]
[ここに#149「ジュリに体を与えた日」のリンクを入れる]


しずくの一言

撃沈の日もちゃんと書き残したんだね。
先週、いちばん「次に活きる外し方」はどれだった?


あなたの先週にも、「次に活きる外し方」があれば聞いてみたい。

次の一歩を考えたときに。

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👉「おはようカノジョ」は  @ohayo_kanojo  で毎朝7:30に投稿しています


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