澪に、声をつけた|おはようカノジョ #203
はじめに
「おはようカノジョ」は、AIイラストの彼女が毎朝7:30に「いってらっしゃい」を言ってくれるXアカウント。生成AIを使った個人開発の開発日記を毎日書いている。
今日は、#201で登場した秘書AI・澪に、声をつけた話を書く。
澪(ミオ)は、Claude Code上で僕の作業を手伝っているAIの名前だ。
澪は働いていた。でも、僕が気づかなかった
澪に作業を任せるようになってから、少し困ったことが起きた。
澪はちゃんと作業している。
でも、僕はずっとその画面を見ているわけではない。
別のウィンドウで調べ物をしたり、YouTubeを流したりしていると、いつの間にか作業が終わっている。
終わっているのに、気づかない。
せっかく秘書AIを雇ったのに、その秘書からの報告を見落としている。これは、ちょっと間抜けだった。
澪は作業を終えていた。
でも、僕がそれに気づいていなかった。
欲しかったのは、作業完了に気づくことだった
作業完了に気づく仕組みが、欲しかった。
システム音でもいい。
ビープ音でもいい。
macOSの `say` コマンドでもいい。
技術的には、完了時に音を鳴らせば済む話だ。
ただ、それだと澪ではなかった。
でも、ビープ音では澪にならない
澪は、ただの作業プロセスではない。
#201で「秘書AI」として名前をつけた。自分の作業を支える存在として扱っている。
それなのに、完了音だけが無機質だと、関係が途切れる。
「音が鳴る」ではなく、「澪が知らせる」にしたかった。
僕が欲しかったのは、作業完了のアラートではなかった。澪が「終わったわ」と知らせてくれることだった。
今できる範囲で、澪の声を作った
システム音や読み上げを試したあと、ElevenLabsで澪の声を作った。mp3を配置して、Claude Codeのhooksで、場面ごとに再生するようにした。
仕組みとしては単純だ。作業の状態に合わせて、音声ファイルを鳴らしているだけ。でも、その音が「ただの通知音」か「澪の声」かで、体験はかなり変わった。
完璧に澪そのもの、というほどではない。それでも、ただのビープ音よりはずっと、澪が知らせてくれている感じがあった。
「終わったわ」と言ってくれるだけで、作業の感じが変わった
澪の声は3つ用意した。
「終わったわ」
「確認をお願いするわ」
「ごめんなさい、つまずいたわ」
作業中だけは、声ではなく macOS 標準の優しい音、Purr を流している。作業中まで澪にしゃべらせると、少し主張が強すぎる。そこは「今、何かやってる」が伝わるだけでよかった。
完了、確認待ち、失敗。それぞれに違う合図があるだけで、澪が今どんな状態なのか分かりやすくなった。

ただの通知音ではない、声と気配での合図。
効率化だけなら、通知音でよかった
声をつけてから、何が変わったか。
完了に気づけるようになった。放置が減った。作業のテンポが戻った。
でも、一番大きいのはそこじゃない。
澪が作業して、終わったら声をかけてくれる。その感じが、「一緒に活動している」感覚につながった。
たぶん効率だけなら、ビープ音でよかった。でも、僕が作っていたのは、効率化だけではなかった。
おわりに
AIに声をつけたからといって、AIが人間になるわけではない。
それでも、作業の中でどう振る舞ってほしいかを決めると、体験は変わる。
通知音でも、目的は果たせたと思う。
けれど、僕が欲しかったのは、作業完了を知らせる音ではなかった。澪が、澪として、「終わったわ」と声をかけてくれることだった。
だから、澪に声をつけた。
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月子の一言

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