納得して動ける会議術 〜駆け出しマネージャーが実践すべき進め方〜
「仕事」とは、会社と社員が納得して動き、価値を生み出すことです。しかし、多くの会議がその価値を損ね、時間とモチベーションを奪っている現状に、あなたは心当たりがあるのではないでしょうか?
仕事を進めるために開かれるはずの会議が、いつの間にか「進まない仕事」の象徴になっている…。この矛盾は、多くのマネージャーが抱える悩みではないでしょうか。
私自身、何度もこうした壁にぶつかり、試行錯誤を繰り返してきました。この記事では、駆け出しマネージャーが今日から実践できる、納得して動ける会議のコツをお伝えします。
あなた自身が主催する小さな会議から、少しずつ組織を前に進めるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。
1. 会議の目的を見失わないために
会議は、「仕事を前に進めるための場」であり、「意思決定の場」です。
重要なのは、会議そのものが価値を生むのではなく、会議が終わった後にどれだけスムーズに動けるか、という点です。つまり、会議の前後で状態が変わっていることが、時間を使う対価となります。
例えば、時給3,000円の人が10人集まって2時間の会議をします。 これが毎週、月4回行われたとすると、コストは24万円。 意味のない会議を続ければ、年間で288万円ものコストになります。
このコストは、会議で「合意形成」という価値を生み出すことによって、初めて正当化されます。合意が形成され、仕事が前に進むのであれば、会議時間は短い方が良いに決まっています。
補足:儀式的に会議に参加する必要はない
事前にアジェンダを見て、参加の必要がないと判断できれば、ファシリテーターに連絡し、不参加とすることも選択肢の一つです。1時間拘束されるより、議事録を読んで理解する方が生産的であるケースは少なくありません。
多くの場合、この判断を自分ではしないことが時間をロスする原因でもあります。また、会議出席を強制するような上司もいますが、それは生産的ではないように思います。会議に参加しない間に、商品を1円でも多く売ってきた方が効果は高いということです。
2. 会議を短く終わらせるための準備
会議が長くなる理由のほとんどは「事前準備不足」です。これを防ぐために、次の基本ルールを徹底しましょう。
少なくとも1日前に、議題と議論に必要な情報を提出する。
事前提出がない議題については議論しない。
提出された情報をもとに、アジェンダと時間配分を事前に作成する。
時間を使い切る必要はない(早く終わればすぐに解散する)。
参加者は必ず事前に資料に目を通し、仕事を進める上での懸念点を考えておく必要があります。ファシリテーターは、残りの一日で、参加者やキーパーソンに議論のポイントを伝えておくことも重要です。
会議冒頭で「今日は時間を意識して進めたい」と伝え、心理的に時間を刷り込むことも有効です。
もし議論が白熱した場合は、
ファシリテーターが結論へ向けて収束を促す
収束が難しい場合は、当事者を指名し、別途小会議を設ける
小会議には、納期と納品物を明確に定義する
このように会議時間の無駄を防ぐことは、参加者への誠意でもあります。
補足:なぜ突発的な案件を取り扱わないか
その場での議論は、情報や根拠が不十分で、質の低い結論に陥りがちです。事前に議題を共有することで、会議の費用対効果を高めることができます。
補足②:情報共有はツールを使う
連絡事項や情報共有は、メール、SlackやTeamsなどのツールで行うべきです。情報共有のためだけに人を集めることは、コストを考えれば非効率的です。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
