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002_【2分でわかる】腸活初心者へ!消化されない栄養素が鍵になる理由とは?

「腸活」に興味はあるけど、何から始めたらいいかわからないあなたへ。腸内細菌の研究者が、三大栄養素の消化の仕組みから分かりやすく解説。なぜ「消化されない」食べ物が、腸内環境を整える鍵となるのか、その理由をひも解きます!


腸活の鍵は「消化されない」栄養素だった?

前回の記事では、巷にあふれる「腸活」の誤解を解き、正しい知識を持つことが大切だとお伝えしました。今回は、その鍵となる栄養素の秘密に迫ります。

私たちが「プレバイオティクス」と呼ぶ栄養素は、実は私たち人間には消化・吸収できない、ちょっと変わった性質を持っています。この不思議な性質を理解するために、まずは食べ物が体の中でどうなるかを見ていきましょう。


食べ物の正体は「大きなかたまり」

私たちが普段食べるお米や肉、野菜といった食べ物は、実はとても大きな分子の「かたまり」です。これらはそのままでは、体の中に取り込むことができません。私たちの体には、食べ物を細かくバラバラにして、吸収できる形にするための仕組みが備わっています。それが「消化」です。

食餌の目的は栄養素を体内に吸収することです。大きなお肉の塊を想像してみてください。そのまま丸飲みせず、ナイフとフォークで小さくし、さらに歯を使って咀嚼しますよね。咀嚼から消化は始まっています。その後、胃、十二指腸、小腸、大腸へと続く消化管で、様々な消化液によって小さく分解され、吸収出来るカタチとなって初めて身体に吸収されます。

https://www.ieat.jp/knowledge/topics/post-403/


三大栄養素と、その分解の仕組み

食べ物の「大きなかたまり」は、主に3つの種類に分けられます。それが、炭水化物(糖質)タンパク質、そして脂質です。

1. 炭水化物(糖質)

炭水化物は、ご飯やパン、麺類、お芋、果物などに多く含まれ、体を動かすための大切なエネルギー源です。

炭水化物の正体は、小さな「ブドウ糖」という粒がたくさんつながってできたものです。消化されると、このつながりが一つひとつ切られて、ブドウ糖の粒になります。そして、ブドウ糖になったところで、初めて体内に吸収されます。

しかし、中にはこの「つながり」をうまく切れない炭水化物もあります。これらは消化されず、そのまま大腸へと進んでいきます。これが、後ほど詳しく解説する食物繊維オリゴ糖なのです。


2. タンパク質

肉、魚、卵、豆などに多く含まれるタンパク質は、筋肉や臓器、皮膚、髪の毛など、私たちの体のあらゆる部分を作る大切な材料です。

タンパク質は、小さな「アミノ酸」がたくさんつながってできています。消化されると、このつながりが切られてアミノ酸になり、体内に吸収されます。私たちの体は、このアミノ酸を材料にして、また新しいタンパク質を組み立てて、体を作り直しています。


3. 脂質

油、バター、ナッツ、お肉の脂身などに多く含まれる脂質は、エネルギー源になるだけでなく、細胞の膜を作ったり、ホルモンの材料になったりする重要な栄養素です。

脂質は、「脂肪酸」という小さな粒と、それをまとめる「グリセリン」という粒がくっついています。消化されると、これらがバラバラになり、体内に吸収されます。

※上記説明は中性脂肪と呼ばれるもので、そのほかにもコレステロールも脂質に含まれます。


なぜ「消化」が大切なの?

このように、私たちの体は、食べ物を吸収できるほどに細かく分解する仕組み(消化)を持っています。吸収できるのは、アミノ酸やブドウ糖、脂肪酸といった「とても小さな分子」だけだからです。

一方で、私たちの消化酵素では分解できない、「難消化性」の食べ物も存在します。これらは、分解されないまま大腸までたどり着きます。そして、ここで、私たちの体には吸収できないものを「ごちそう」として喜んで食べてくれる存在がいます。それが腸内細菌です。

腸を意識した食とは、
腸に住む腸内細菌に餌を届け、元気にさせてあげることです!
そして腸内細菌の餌とは、私たちが消化吸収できなかったものなのです!


次の記事では、この「難消化性」の代表であるプレバイオティクスについて、より詳しく見ていきましょう。



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