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【企画】黒か白か

縦型ショートドラマの企画を作成しました。1話1分目安。


 企画

企画書:『白か黒か』

1. タイトル

『白か黒か』

2. ジャンル

  • サスペンス/ドラマ/ファンタジー

3. 形式

  • 縦型ドラマシリーズ

4. あらすじ

30代前半のグラフィックデザイナー、佐久間由加里は、夫賢治との5年目の結婚生活を送っている。ある日、由加里が実家に泊まりに行く予定を急遽変更して家に戻ると、賢治が謎の女性と不倫している現場に鉢合わせしてしまう。ショックで階段で足を踏み外し、転落する由加里は、愛猫クロの不思議な鳴き声によって「1週間前」にタイムリープしてしまう。混乱しつつも、由加里は時間がタイムリープを利用して賢治の裏切りを暴こうとするが、その過程で賢治や謎の人物の妨害に遭い、時には命の危険に晒されるがその都度クロの鳴き声をきっかけにタイムリープで危機を逃れる。
タイムリープを繰り返す中で、由加里は賢治の不倫相手がかつての親友・茉莉であることを知る。茉莉は学生時代、賢治に恋心を抱いていたが、その想いを由加里に伝えることができずにいた。また、茉莉は由加里に対し歪んだ愛憎を抱いており、賢治を奪うことで由加里の心に傷を与えることに喜びを感じていた。また、賢治も由加里との間に子供ができなかったことで愛情が薄れており、茉莉はそこへつけ込んだことがわかる。由加里は賢治と茉莉を追い詰める決定的な証拠を得るためにタイムリープをしたいと考えるが、クロが調子を崩したことで一連のタイムリープはクロが自らの命を削って引き起こしていることだと気づく。
以降、由加里はタイムリープを避けて自分の力で未来を切り拓こうとするが、由加里への歪んだ想いを抱いた茉莉によって由加里は危機的状況に陥る。由加里を救うためにタイムリープを起こそうとするクロ。由加里がクロを止めようした結果、時空の歪みが発生。逆上した茉莉は巨大な猫に襲われる幻覚を見て階段から足を滑らせて転倒、その様を見た賢治も狂乱する。一方、由加里は夢の世界で人間の姿を得たクロと初めて言葉で交流する。クロは由加里に対する深い感謝と愛情を持っており、由加里が幸せな未来を選べるように猫が持つ9つの命を使ってタイムリープを引き起こし、由加里を導こうとしていたのだ。由加里は真実の愛は賢治や茉莉の愛ではなく、クロとの間にあると気づく。
時空の歪みが収まると、クロは一命をとりとめる。由加里はこれまで集めた証拠を突き付け賢治と茉莉に決別を言い放つ。賢治と茉莉はそれぞれ精神に異常をきたし、猫に怯える日々を送る。自分のために9つの命のうち8つを使い果たしたクロの、残り1つの命を自分が幸せにしてやるのだと由加里は誓う。

5. キャラクター設定

佐久間由加里(33歳)

  • 職業: グラフィックデザイナー(フリーランス)

  • 性格: 温和で思いやりがあり、感受性が豊か。家族を大切にするが、自分の感情を抑え込むことが多い。

  • 背景: 学生時代から周囲に好かれる性格で、多くの友人がいた。最近の賢治の変化に不安を感じている。

佐久間賢治(35歳)

  • 職業: 大手広告代理店の営業部長

  • 性格: 表面上は優しく、人当たりが良いが、実際は自己中心的で狡猾。女性を魅了するが、感情を弄ぶことに快感を覚える。

  • 背景: 学生時代から女性にモテるタイプで、由加里と結婚したが、結婚後も浮気を繰り返している。また、由加里の不妊を理由に離婚を考えている。

飯田茉莉(33歳)

  • 職業: 高校教師(国語)

  • 性格: 内向的で感情を表に出すのが苦手。誰にでも優しく接してくれる由加里に心を許していたが、裏では複雑な愛憎を抱えている。

  • 背景: 学生時代、賢治に恋心を抱いていたが、それを伝えることができなかった。社会人になってから再会した賢治と不倫関係に陥る。

クロ(5歳・猫)

  • 性格: 賢く、由加里に深い愛情を持っている。由加里の感情や心の状態を敏感に察知し、彼女を守るために行動する。

  • 背景: かつて由加里に命を救われた野良猫。タイムリープの力を使い、由加里を守るために自らの命を削っている。

6. アピールポイント

  • 能力を用いて苦境に抗う主人公の健気さ

  • 二転三転する物語展開

  • 謎の人間に襲われる恐怖感

  • 猫のかわいさとファンタジー要素:

1~3話脚本

【主な登場キャラクター】

佐久間由加里

佐久間賢治

飯田茉莉

クロ(猫)

○佐久間家前(夕)

スマホを見る由加里。

既読がつかない夫とのライン画面。「今日は泊まらないで帰るから」

由加里「まだ仕事が終わってないとか?」

由加里、ドアノブを捻る。鍵は掛かっていない。

 

○佐久間家・玄関~階段(夕)

静まり返った玄関。男物の靴と女物の靴が乱暴に脱ぎ捨てられている。

目を見開く由加里。鞄を投げ捨て、階段を駆け上がる。

 

○佐久間家・夫婦の寝室前(夕)

扉の前でに由加里が立ち、ドアノブに手をかけようとする。

茉莉 「いま玄関で物音がしなかった?」

 

○佐久間家・夫婦の寝室(夕)

乱れたベッドの中にいる賢治と茉莉。茉莉の顔は見えない。

賢治 「どうせクロがなにか倒したんだろ。気にしなくていい。それより、もう一回いいだろ? せっかくアイツがいないんだから――」

勢いよく扉が開き、賢治が体を起こす。

裸の賢治を見て、驚愕する由加里。

賢治 「ゆ、由加里!? 今日は実家に泊まってくるはずじゃ――あ、おい!」

由加里、フラフラと後ずさり、そのまま後ろを向いて駆け出していく。

 

○佐久間家・階段(夕)

由加里、階段前まで走ってくる。

賢治の声「待ってくれ、由加里!」

由加里が足を滑らせ、階段の下に落下する。階段の下には黒猫。黒猫がニャアと鳴く。すると、由加里の意識が遠くなっていき―― (1話・了)

○佐久間家・階段(朝)

由加里が階段下で尻餅をつく。

由加里「いたた……(ハッとして)クロ! クロ、大丈夫!?」

横から何事も無いようにやってきて、由加里にすり寄るクロ。

由加里「よかった、踏みつぶしちゃったかと思った」

賢治の声「おいおい、何騒いでるんだ?」

由加里「!」

スーツ姿の賢治が1階のリビングから現れる。

由加里「あなた、どうして」

賢治 「(聞いていない)階段から落ちたのか? まったくドジだなぁ。怪我は?」

由加里「な、ないけど……」

賢治 「ならよかった。俺はもう仕事に行くから」

賢治が玄関へと向かう。痛む尻を押さえつつ、賢治の後を追う由加里。

 

○佐久間家・玄関(朝)

扉に手をかけ、賢治が振り返る。

賢治 「そういえば、お前が実家に行くのって、今度の土曜だったよな? お土産期待してるぞ」

由加里に笑顔を向け、そのまま外へ。

由加里、ハッとしてスマホを見る。1話より1週間前の日にち表示。

由加里「どういうこと? さっきのは夢?」

 

○フラッシュ回想・佐久間家・夫婦の寝室(夕)

ベッドで賢治と茉莉がイチャついている。茉莉の顔は見えない。賢治が起き上がり、振り返る。由加里、絶望顔。

黒猫の鳴き声が聞こえる。

 

○佐久間家・玄関(朝)

ハッとする由加里。足元を見ると、クロが由加里を見上げている。

由加里「……いいえ、夢じゃない。あのとき、

確かに――だとしたら、賢治は……」 由加里、階段の上を見上げる。

(2話・了)


 

○佐久間家・夫婦の寝室(朝)

由加里がドアを開ける。整頓されたベッド。由加里、顔をしかめる。

由加里(一週間後、夫はここで不倫をする)

 

○佐久間家・夫の部屋(朝)

由加里がクローゼットやタンス、机の引き出しを開けて回っている。

由加里(もしかすると、もう既に関係は始まっているのかもしれない)

由加里、荒れた部屋の真ん中で深いため息をついて俯く。

由加里「とはいえ、証拠はなし――ま、闇雲に探したってなにかが見つかるわけもないけど……」

由加里が顔を上げると、クロが由加里をじっと見ている。由加里と目が合うと、クロが歩き始める。

 

○佐久間家・リビング(朝)

由加里「クロ、待って!」

クロを追ってリビングに来た由加里は、ソファに置かれた手帳を手に取る。

由加里「これは、賢治の……忘れていったのかしら」

由加里、手帳を開く。一週間後の日付を確認すると、赤字でMと記載。

由加里「M……?」

由加里、更に手帳をめくる。遡ると、手帳のマンスリーページにMの字が複数記されている。

由加里「嘘、結婚記念日まで……外せない出張だって言っていたのに」

ポケットに入れていたスマホが鳴りだし、びくりと肩を震わせる由加里。

非通知着信。

由加里(そういえば、一週間前に非通知の着信履歴があった。掃除機をかけていて気付かなかったけど……)

鳴り続けるスマホをじっと見つめる由加里。 (3話・了)

 

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