Charactical Design~理論における才能の再定義~
■目的
一般的な「才能=優れた能力」という誤解を解き、この理論における「才能」の定義を、直感的かつ楽しく読者にインストールする。
■誤解の指摘
多くの人が「才能」と聞くと、テストの点数やスポーツの成績のような「レベル」や「強さ」を連想してしまいます。しかし、Charactical Designでは、才能をそのような「優劣のモノサシ」では捉えません。
■ポケモンという比喩を用いた定義
才能とは、ポケモンの「タイプ」のようなものである。
・優劣ではない、ただ「相性」があるだけ
「ほのおタイプ」が「くさタイプ」より優れているわけではない。ただ、くさタイプとの戦いで「こうかはばつぐん」になるだけ。逆に「みずタイプ」には「いまひとつ」になってしまう。これと同じで、ある人の才能(例:行動第一のパイオニア)は、特定の状況(例:新しいことを始める時)では絶大な効果を発揮するが、別の状況(例:じっくり計画を練る時)ではうまく機能しないことがある。そこに良い・悪いは存在しない。
・生まれ持ったもので、変えられない
ピカチュウが努力して「じめんタイプ」になれないように、才能の基本的な「タイプ」は生まれ持ったもので、変えることはできない。大切なのは、自分の「タイプ」を知り、それを活かせるバトルフィールド(環境)を選ぶこと、そして苦手なタイプの相手(状況)との戦い方(対処法)を知ること。
・誰もがユニークな「タイプ」と「わざ」を持つ
全てのポケモンが独自のタイプと覚える技を持っているように、全ての人も独自の才能(タイプ)と、そこから派生する得意な行動(わざ)を持っている。
■結論
この理論で扱う「才能」とは、いわば「その人が生まれ持った、世界のあらゆる出来事に対する『こうかはばつぐんだ!』の相性タイプ」のようなものです。
自分と子供の「タイプ」を知ることは、レベルの高いポケモンを育てることではありません。そうではなく、その子(そして自分自身)が、どんなフィールドなら最も輝けるのか、どんな技を覚えたらもっと楽しくなるのかを理解するための「ポケモントレーナーのための戦略ガイド」を手に入れることなのです。
