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【マインクラフト異世界譚】〜無価値からの人生変革〜.1

【マインクラフト異世界譚】〜無価値からの人生変革〜


第一章:価値なき男、価値ある世界へ

 譬喩(ひゆ)は、自分の命に値段がついたことを知っていた。

 死亡保険。三千万。
 結婚十年目。妻とは冷えきり、子どもとはろくに会話もない。
 会社では歯車。家庭では空気。
 誰も、自分を必要としていなかった。
 それだけは、はっきりとわかっていた。

 だから、最後に意識が途切れた瞬間――眠気に逆らえず、ハンドルがぶれる――その時も、特に恐怖はなかった。

 「これでいいんだ」

 そう思った。

 ……次に目を開けたとき、世界はブロックでできていた。

 「……マイクラ、か?」

 息子が夢中になっていたゲーム。職場でネタにされた「サバイバル教育」の代名詞。
 その風景が、今、リア物質として目の前にある。

 譬喩は、草原に立っていた。
 四角い雲。角ばった木々。自分の体さえ、ピクセルのように粗い。

 目の前に、文字が浮かぶ。

 > 【あなたは異世界に転生しました】
 > 転生スキル:「マーケットプライス」解放中

 (スキル……?)

 > 【マーケットプライスとは?】
 > 本世界における通貨システムを掌握するスキル。
 > 対象の素材・アイテムをデータ変換し、ネット通貨(NP:Net Price)へ変換可能。
 > NPを用い、【アドオンショップ】より特殊機能・装備・建築キット等の購入が可能。

 譬喩は目を細めた。

 「つまり……ドロップした素材を現金化して、課金機能みたいな“アドオン”を買えるってことか?」

 これはマイクラでありながら、どこか現実味を帯びた経済サバイバルRPGだった。

 「現実より、ずっと価値があるじゃないか」

 譬喩は初めて、静かに笑った。

 死んでまで生きる意味などなかった男が、ようやく「始める」瞬間だった。


あとがき

アドオン解説がなっかなか時間なくてやれてないので…アドオン知識を少しずつ活かせるよう、短編小説という仕様で今回記載してみました。

導入はよくある異世界ものなので、かなりラフに読めるんではないかな?w

現実設定がリアリティあり過ぎて重いけど…現実への執着があるほうが重くかなるからこの仕様で。

しれっと怪異/幻水/マイクラ/小説をあげていく形になってしまったので…転職と合わせて頑張ります。

マジで1人で追いつかないから…一緒にブログ運営してくれる人がほしい今日この頃…。


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