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ハトノス『Pica』公開通し稽古を行います

2026年9月に、ハトノスは『Pica』の公開通し稽古を行います。
「公演」ではなく「公開通し稽古」という回りくどい感じになっている理由なんかをここに記していこうと思いますが、その前にひとまず概要を紹介しておきます。音響照明舞台セットもそろった状態で『Pica』を体験できますので、ご興味ある方はぜひお越しください。

ハトノス『Pica』 公開通し稽古
日時:2026年9月18日(金)・9月19日(土)
   各14時~
※9月18日は、通し稽古終了後、永井玲衣さんを招いて「対話の時間」を設けます。
会場:現代座会館 地下ホール(東京都小金井市)
料金:2,500円
予約:
https://trkr.jp/t/hatonosupica2026


■実施の経緯 ~3年目の『Pica』~

2026年9月に、ハトノスは広島県にある広島学院中学校・高等学校にて『Pica』を上演することになりました。
これは学校向けの公演で、一般公開はありません。

一昨年が初演の『Pica』も、これで3年目を迎えることになりました。こんなことになるとは、と率直に驚いています。3年目とはいえ、メンバーの入れ替わりなどもあるので、それなりの稽古回数を確保して、作品を立ち上げていかなければなりません。その稽古の過程の最終盤の時期に実施する通し稽古を、今回一般公開することにしました。

「公開通し稽古」にした意味について

思えば2024年以来、『Pica』という作品と少しずつ前に進んできました。毎年メンバーも少しずつ変わったりしていますが、確実に初演の時から積み重ねられてきたものがあるな、と感じています。そして、「お客さんに見られる」ことを通して作品の強度を上げて来たな、ということを感じています。
作品を作るうえで「稽古」というのは避けて通れなくて、それは「本番」の時間とは日にならないくらい沢山時間が必要で、その時間にもあまりにも多くのことを得ている、というのは前提としながらも、やはり本番が来て、お客さんにみてもらう、その時間は(『Pica』に限らずではあるのだけど)かけがえのない時間だな、と感じています。
そんな経験から、広島学院での本番を実施する前に、様々な目に見られることにより作品の強度を上げる機会を設けたいな、と思いました。

また、ハトノスとして、「作品」にとっての我々「製作者」と「お客さん」の関係性について考える機会が多かった故の発想でもありました。
昨年も実施した『始発まで』リーディングでは、お客さんにも一部シーンリーディング参加してもらう、などの取り組みをしています。ただ「見るー見られる」という関係性ではない形で、お客さんと作品についての時間を共有する機会は、たとえ「公演」でなくとも貴重なものだな、という実感があります。

『Pica』は3年目を迎え、(あまり表に発信することではないですが、)3年連続同じ演目の「公演」を行うことは、ハトノスの規模では集客面をはじめ厳しいことがいくつかありました。それでも、「公演」とは違う形で、「稽古」だけではできないような、様々な人がこの作品に触れ、作品を深めていく時間をつくれたらいいな、と思い、「公開通し稽古」という形を採用しました。

「稽古」だからこそできる(かもしれない)取り組み

「稽古」だからこそ、今までのハトノスの「公演」ではできなかったこともやってみる予定です。
9月18日(金)は、哲学者の永井玲衣さんを招いて、通し稽古終了後に「対話の時間」を設けてみます。永井さんは、全国各地で「哲学対話」の場を開いたりしている方です。「広島―原爆」関連のイベントでも活動されているのを人づてに聞き、著作を読んでみたら、読んでいる間私の中で思考スピードがゆっくりになっていく感覚があり、それが私にとっては必要な時間だな、と感じて、ハトノスでもご一緒できないかな、と思い、今回お声掛けしました。
「演劇と対話」についてはここに記すのは適さないほどにまとまらない考えがあったりするのですが、、、
確かに言えることとして、どんなふうに進行していくかは分からないけど、出演者やお客さんが一緒になって過ごす時間は、きっと作品にとっても幸せな時間になるだろうな、と思っています。

9月19日(土)は、特段ゲストはいませんが、終演後に演出(私)から出演者へのフィードバックの時間を設けます。当日の雰囲気を見ながらですが、質疑応答などにもお答えできるかもしれません。

こちらも初めてで手探りなのですが、皆様それぞれの方法で、『Pica』という作品を楽しんでもらえると嬉しいです。

団体としては初めての学校公演なので、音響照明なども予行演習かねて旅用の仕込みを稽古場で再現して公演に臨む予定です。結果的には、「本番を想定した形での通し」となるので、作品自体は「稽古で未完成な面があるから楽しめない」ことはないと思います。
ご都合つきましたら、ぜひこの機会に『Pica』という作品に触れてみていただけると嬉しいです。

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