ボーナス月こそ積立NISAを見直す理由
ボーナスが入るたびに悩んでいた私が決めたルール
ボーナスの明細を見た瞬間、正直ちょっとテンションが上がりませんか?
私はここ数年、その「上がった気持ち」に何度も足をすくわれてきました。今月こそは何かに使おうか、それとも将来のために積み立てを増やそうか。毎回同じところで悩んで、結局なんとなく使ってしまって、あとから後悔する。そんなことを繰り返していた気がします。
我が家は発達グレーの子どもたちを育てていて、正直将来への不安が人一倍強い家庭だと思います。娘はASDの診断がついていて今は不登校中、息子はADHD傾向があり、療育にも通っています。療育費だけで月4600円かかっていて、それに加えて習い事もやりたがるので、正直家計は綱渡り状態です。そんな中で始めたのが、月5000円の積立NISAでした。
今日は、ボーナスというまとまったお金が入るタイミングだからこそ、積立NISAを見直したほうがいいと思う理由と、私が実際に決めたルールについてお話ししたいと思います。同じように「ボーナスが入るたびにどうしたらいいかわからなくなる」という方の、少しでも参考になれば嬉しいです。
ボーナス月に気持ちが揺れる理由
ボーナスが入ると、普段の収支感覚とは違う「特別なお金」という感覚になりますよね。私も最初の頃は、療育費や習い事の月謝で毎月カツカツになっている反動なのか、ボーナスが入ると「これくらいは使ってもいいか」という気持ちがどうしても出てきていました。子どもたちの療育グッズを買ったり、頑張った自分へのご褒美を買ったり。それ自体は悪いことではないのですが、問題は「なんとなく」使ってしまって、将来のための積み立てにまったく回せていなかったことです。
うちの場合、夫は在宅ワークをしているものの家事育児にはほとんど関わらないので、家計管理はほぼ私がひとりで担っています。娘の療育費が月4600円、そこに息子の習い事の月謝も重なると、正直ボーナスが入る前の月は口座残高を見るのが怖いくらいでした。だからこそボーナスが入った瞬間の解放感は大きくて、気づけば数万円単位でぽんぽん使ってしまっていた時期もあります。
当時の私は、ボーナスは「今使い切っていいお金」だと勝手に思い込んでいたのだと思います。
積立NISAは毎月自動で引き落とされる仕組みなので、普段の生活の中では特に意識せずに続けられます。ただ、ボーナスのようなまとまった収入が入るタイミングだけは別で、ここで一度立ち止まって家計全体を見直す機会にするのがちょうどいいと感じるようになりました。年に2回、夏と冬のボーナス時期だけでも家計と向き合う日を作ると、残りの月は何も考えずに積立を続けられるので、思っている以上に気持ちがラクになります。
暴落が怖くて眠れなかった経験から学んだこと
以前、積立NISAを始めたばかりの頃、相場が大きく下がったニュースを見て眠れなくなったことがあります。5000円という少額とはいえ、我が家にとっては決して軽い金額ではないので、評価額がマイナスになっているのを見るたびに不安になっていました。そのときにAIに相談してみたところ、積立投資は基本的に長期で右肩上がりを目指す仕組みであり、短期の値動きに一喜一憂しすぎないほうがいいという考え方があると教えてもらいました。もちろん投資である以上、元本割れのリスクがあることに変わりはありません。ただ、暴落のたびに売買を繰り返すよりも、淡々と積み立てを続けるほうが精神的にも家計的にも安定するという話を聞いて、少し肩の力が抜けたのを覚えています。
ボーナス月はこの「淡々と続ける」という姿勢を再確認するのにちょうどいいタイミングだと思っています。相場が上がっていても下がっていても、ボーナスのタイミングで一度積立額や生活防衛資金の状況を見直すことで、感情に流されずに済むようになりました。
新NISAの制度では、つみたて投資枠と成長投資枠が併用できて非課税保有期間も無期限になったと言われています。
制度の詳細は毎年のように見直しが入ることもあるので、気になる方は必ず金融庁や証券会社の公式サイトで最新情報を確認してほしいのですが、ざっくり言うと「長く、コツコツ続けやすい制度になってきている」というのが今の印象です。だからこそ、ボーナスで一気に増やすかどうかより、まずは無理なく続けられる金額を維持できているかどうかを、ボーナス月にチェックする習慣のほうが大事だと感じています。
我が家が決めた3つのボーナスルール
いろいろ試行錯誤した結果、我が家では次の3つのルールを決めました。
まず1つ目は、ボーナスが入ったらすぐに使わず、最低でも1週間は「寝かせる」ことです。入った直後は気持ちが高ぶっているので、大きな判断はしないようにしています。
2つ目は、生活防衛資金として使わない口座に、ボーナスの一定割合を先に移してしまうことです。我が家では療育費や習い事の年間費用を計算して、その分を先に確保するようにしています。
3つ目は、積立NISAの月額を見直すのはボーナス月だけと決めたことです。普段は月5000円のままで、ボーナスが入ったタイミングでだけ、来月から増やせそうか、それとも今のままでいくかを家計簿と相談しながら判断しています。
このルールを決めてから、ボーナスのたびに悩んで結局なんとなく使ってしまう、という状態からは抜け出せました。具体的には、去年の夏のボーナスでは、まず療育と習い事の年間費用を計算して約6万円を先に別口座へ移し、残りのうち1割ほどを積立NISAの増額に、それ以外は普段使わない生活防衛資金として貯蓄口座に回しました。数字にしてしまうとささやかな金額ですが、「何に使ったか分からないまま消えていく」感覚がなくなっただけでも、気持ちの面ではかなり違います。
ボーナス月にやっている家計チェックの中身
ルールを決めるだけでなく、実際にボーナス月にやっていることも具体的に紹介します。
まず、ここ半年の家計簿を見返して、療育費や習い事、学用品などの固定的にかかっている費用がいくらだったかを確認します。
次に、積立NISAの評価額を見て、増やしたのか減ったのかだけ確認し、細かい値動きは追いません。
最後に、来年の同じ時期までに必要になりそうな出費、たとえば娘の進級や進学に関わる費用、息子の習い事の道具代などを書き出して、ボーナスの使い道の優先順位をつけます。この3ステップだけなら、忙しいワンオペの合間でも30分程度でできています。スマホのメモアプリに簡単な表を作っておくと、次の年も同じ項目を見返すだけで済むので、毎回ゼロから考える手間も省けています。
教育費と老後資金、どちらを優先すべきか
子育て中でなくても、今の日本で暮らしていると、自分たちの老後資金には漠然とした不安を抱えている方が多いのではないでしょうか?
我が家の場合はそこに、発達特性のある子どもを育てる上での教育費や療育関連の費用も重なってくるので、正直、どちらを優先すべきか答えが出ない悩みだと思っています。
我が家の場合は、まず生活防衛資金を確保したうえで、月5000円という無理のない金額で積立NISAを続けることにしました。金額としては大きくありませんが、続けることそのものに意味があると感じています。ボーナスで大きく増やそうとするのではなく、普段の積立額は変えずに、ボーナスは生活防衛資金や急な出費への備えに回すという考え方も、我が家には合っているようです。
将来、娘や息子がどんな進路を選ぶのか、療育や特別支援がいつまで必要になるのか、今の時点ではっきり分かっていることはほとんどありません。だからこそ、教育費と老後資金のどちらか一方に極端に振り切るのではなく、両方に少しずつ備えておくという、いわば「両にらみ」の姿勢を続けることにしています。答えの出ない悩みに無理に白黒をつけようとせず、月5000円というできる範囲で続けることを選んだのは、私にとって大きな心の支えになっています。
ボーナスを使いすぎて後悔した過去の失敗談
正直に告白すると、積立NISAを始める前の私は、ボーナスが入るたびにほぼ使い切っていました💦
出産を機に特別支援学校の教員を退職して、しばらくは収入が不安定な時期が続いていたのですが、それでもボーナスが入ると心身ともに余裕がなかった反動なのか、息抜きのつもりで洋服やちょっとした贅沢品を買ってしまう時期がありました。ボーナスくらい好きに使わせてほしい、という気持ちが強かったのだと思います。ただ、そのまま貯蓄がほとんど残っていないことにある日気づいて、かなり焦った記憶があります…
あの経験があったからこそ、今のルールにたどり着けたとも言えます。
おわりに
ボーナス月は気持ちが浮き足立ちやすいタイミングだからこそ、積立NISAや家計全体を見直すいい機会になります。
私が決めたのは、すぐに使わず寝かせること、生活防衛資金を先に確保すること、積立額の見直しはボーナス月だけにすることの3つです。難しいことをする必要はなく、まずはボーナス明細を見た日に「1週間は何も決めない」と決めるだけでも十分な一歩になると思います。
発達グレーの子育てをしながらの家計管理は、正解がひとつではないからこそ悩みますよね。もしよければ、皆さんのボーナス月のルールもコメントで教えていただけたら嬉しいです。この記事が「なるほど」と思うきっかけになったら、スキやフォローをしていただけると励みになります!
子育てや発達特性、家計についての記事は他にもいろいろ書いていますので、よかったら覗いてみてください。
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