癇癪が止まらない⋯発達グレーの子に試してよかった対応5選
はじめに:叱っても止まらない癇癪──どうすればいいの?
「この子、どうしてこんなにすぐ怒るの?」
「どうして何度言ってもわからないの?」
子育て中、特に発達グレーの子どもを育てていると、癇癪(かんしゃく)に何度も心を削られる瞬間があります。
私自身、娘が小さい頃は毎日のように癇癪と向き合い、どうにかして落ち着かせようと必死でした。でも、夫は「今のうちに叱らないとダメになる」「わがまま放題の大人になる」と、強く怒って抑えつけようとするタイプ。
家の中に理解者はいない中で、癇癪が起こるたび、娘と夫の板挟み。私も泣きたくなる日ばかりでした。
でも、そんな私でも、少しずつ見えてきた“対応のコツ”があります。
今回は、「叱ってもダメだった癇癪」に対して、試して効果を感じた対応法を5つ、実体験を交えてご紹介します。
【1】癇癪中は「放っておく」=最善策のことが多い
これはもう、王道中の王道なのですが……頭ではわかっていても、「実際にやる」のが本当に難しいんです。
癇癪を起こしてる最中、親はつい止めたくなってしまう。特に夫のように「叱れば治る」と信じているタイプは、余計に声を荒げてしまう。
でも、我が家の娘は「癇癪を起こしてるとき、誰かに何か言われると、もっとパニックになる」と話してくれました。これが本人の言葉として聞けたのは、小学校高学年になってから。
癇癪が起きたら、“安全だけ確保して、あとは放っておく”。 時間がかかっても、感情が落ち着くまで待つ方が、結果的に早く収まることもあります。
【2】癇癪が起こる前の「前兆」を見逃さない
うちの娘の場合、癇癪の前には特徴的なサインがありました。
声のトーンが高くなる
手をグーに握りしめたり体が強張る
自分の意見を通そうとする回数が増える
これに気づけるようになってから、「癇癪の前に小さく対処する」ことができるようになりました。
具体的には、
場所を変える(気分転換)
小さなお願いを叶える(“これだけは先にやっていいよ”)
触れず、視線も合わせず、距離を取る など。
癇癪の“火がつく前”に動けると、爆発を避けられることが増えました。
【3】癇癪後は「責めない・問い詰めない」ことが最重要
癇癪が終わると、「さっきなんであんなに怒ったの?」「あの態度は良くないよね?」って言いたくなりますよね。
でも、子どもは疲れきっていて、脳もクタクタ。そんなときに責められると、自己否定のループに入ってしまいます。
わが家では、癇癪が収まって落ち着いた頃に、娘自身が「はぁ疲れた…」とつぶやいたことがありました。
その一言で、「ああ、この子も苦しんでるんだ」と改めて気づかされました。
癇癪は“親のしつけ不足”ではなく、“子どもも辛い”現象。
だからこそ、癇癪後はまず安心させてあげて、話は後日にするのが◎です。
【4】「癇癪を起こしてる方も疲れるんだよ!」──子どもの言葉が導いた医療との出会い
実は、娘が医療的支援(投薬)を受けるようになったのは、小学4年生のとき。
それまでは、投薬なしで、診察の時にお話して経過観察のみでしたが、本人が医師に直接「癇癪を起こしてる方も疲れる!」と訴えたことがきっかけとなりました。
そこから専門医と連携し、漢方や精神科の投薬を試していきました。
もちろん、すべての家庭に薬が必要なわけではありません。 でも、「本人が困っている」という視点で見ると、医療とのつながり方も変わってきます。
癇癪の頻度が高すぎて生活がままならない場合は、医療機関に相談するのも一つの方法です。
【5】親が“悪者にならないための逃げ道”を作っておく
癇癪って、子どもだけじゃなく親も消耗します。
だからこそ、“逃げ道”を用意するのも大切。
私のおすすめは以下の3つ:
SNSで同じ境遇の人をフォローする(共感は救いになる)
頼れる人に「今日はムリ」と伝えて子どもを一時的に預ける
好きなおやつ・飲み物を“ご褒美”に常備
癇癪が収まったときに「やっと終わった」と思える場所を、自分の中に持っておくこと。 それだけで、次の癇癪にも少しだけ余裕を持って向き合える気がします。
まとめ:癇癪は「一緒に乗り越えるもの」
癇癪って、本当にしんどい。 でも、叱って抑えるだけでは、根本の安心は生まれません。
時間はかかるし、試行錯誤も必要だけど、必ず子ども自身の「気づき」や「成長」が起きてきます。
この記事が、癇癪で悩むママやパパの「ちょっとやってみようかな」のきっかけになりますように。
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