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夏休みが、こわい|発達っ子ママが"今年こそ"梅雨明け前にやっておく3つのこと

長い夏休みを乗り越えるための心と環境づくり



「夏休みが、こわい」

そう思ってしまうのは、私だけじゃないはずです。

毎年、6月の後半になると、なんとも言えない憂鬱が忍び込んできます。梅雨の湿気のせいだけじゃない。あの、長い長い夏休みが、じわじわと近づいてくる気配のせいです。

夏休みって、どんな子を育てていても、なんだかんだしんどいですよね。給食がなくなって昼ごはんが毎日続く、生活リズムが崩れる、子どもがずっと家にいる——それだけでも十分ハードです。

でも私の場合、そこにもう一段重たいものが乗っかってくる感じがあって。ASDで不登校の娘と、ADHD傾向の息子がいると、夏休みは「休み」じゃなくて「別の種類のしんどさが始まる季節」になるんです。

「夏休みの計画、何しよう?」じゃなくて、「夏休みをどう乗り越えよう」と考え始めてしまう。それが毎年6月の後半の、私の正直な気持ちです。

でも、去年の夏、私はある3つのことを梅雨明け前に準備しておいたら、過去いちばん「なんとかなった夏」になりました。今日はそれを、正直にお伝えしたいと思います。




なぜ「夏休みがこわい」のか、言語化してみた

「夏休みが怖い」という感情、ちゃんと言葉にできていますか?
私はずっと、なんとなく憂鬱なだけで、何が怖いのかを整理できていませんでした。

でも、手帳に書き出してみたら、こんな項目が並んでいました。


  • 子どもが家にいる時間が長すぎて、仕事が全く進まない

  • 昼ごはんを毎日作らないといけない(これが地味にきつい)

  • 不登校の娘の「どこにも行けない」感が、夏は特に際立つ

  • 弟が「ぼく今日どこ行く?」と聞いてくるたびに罪悪感

  • エアコンの電気代が怖い

  • 放課後デイ、通院のスケジュール調整が複雑すぎる

書いてみると、「こわい」の正体は、「管理しなければならないことが急増する恐怖」 だったんです。

仕事も、家事も、子どもの心のケアも、全部自分がやる。ワンオペで、発達っ子2人を抱えて、在宅ワークもしながら。そりゃ怖いに決まっています。

実際、発達障害や不登校のお子さんを抱える保護者の多くが、長期休暇中のストレスを強く感じているというデータがあります。つまり、あなたがしんどいと感じているのは、当たり前のことなんです!
「自分が弱いから」じゃない。状況が、そうさせているんです。

でも、準備さえすれば、恐怖はだいぶ小さくなる。去年の夏がそれを教えてくれました。




やっておくこと1:「夏のルーティン表」を子どもと一緒に作る

発達っ子、特にASDの子は「見通し」が命です。「今日は何するの?」「明日は?」「その次は?」という質問が毎朝飛んでくるのは、予測できないことへの不安の表れ。そして、その質問に答え続ける親も消耗します。

夏休みになると急に「毎日自由」という状態になることで、ASDの子は特にパニックや癇癪が増えやすくなります。「自由な時間」が「何をしていいかわからない時間」になってしまうからです。

だから、梅雨明け前に「夏のルーティン表」を作っておくのがおすすめです。

具体的な作り方

まず、起床・朝ごはん・学習・昼ごはん・おやつ・夕ごはん・就寝の時間をざっくり固定します。次に、「自由時間」「デイの日」「ママが仕事する時間」「一緒に出かける日」を色分けして視覚化。そして子ども本人に「貼る作業」をやってもらうと、当事者感が出て守りやすくなります。

うちはA3の紙に手書きで作りました。娘は最初「別にいらない」と言っていたけど、「貼っておくだけでいいよ」と伝えたら、自分で見に行くようになりました。見通しって、言葉で伝えるより「形」にしたほうが伝わります。

ポイントは「完璧なスケジュールにしない」こと。1〜2割は「未定」や「空白」にしておくと、イレギュラーが起きたときに崩れにくくなります。うちの娘は「予定が変わること」が大の苦手なので、最初から「変わる可能性のある枠」を見える化しておくと、変更があったときの混乱が格段に減りました。

もしお子さんが文字より絵や写真のほうが理解しやすければ、写真付きのスケジュールにするとさらに効果的です。スマホで「昼ごはんのそうめん」「デイの玄関」「ソファでゴロゴロ」を撮って並べるだけでもOK。視覚支援は「小学生だから必要ない」ということはありません。何歳でも、見通しが立つと人は落ち着くんです!




やっておくこと2:「昼ごはんストレス」を解消する仕組みを先に作る

夏休みに入った途端、毎日やってくる「お昼ごはん問題」。これ、地味にメンタルを削ります。

学校がある日は給食があるから、昼は考えなくていい。でも夏休みは違う。毎日、30〜40日分の昼ごはんを用意しなきゃいけない。しかも、偏食の子がいたり、「これ嫌い」「また同じの?」って言われたりすると、もう心が折れます。

発達っ子は感覚過敏を持っている場合も多く、「食べられるもの」がかなり限られていることも珍しくありません。毎日「これは食べる?」「じゃあこれは?」と探り探りになるのは、本当に疲弊します。

だから梅雨明け前に、「昼ごはんの定番メニューリスト」を作っておきましょう。

子どもが「食べられる」と言ったメニューを10個書き出して、「これならレンジだけでできる」「これは5分で作れる」と難易度を書き添えます。冷凍食品・レトルト・インスタントも堂々と入れていい。罪悪感は不要です。

「手抜きじゃダメ」という呪いを夏休みに持ち込まないことが大切です。私は去年、「冷凍うどん(プチっとつゆ各種)」「パスタ(レトルト)」「納豆ごはん」「そうめん」「焼きそば」「おにぎり+スープ」あたりをローテーションしただけで、かなり楽になりました。

夏休みに入る前に、冷凍庫のストックを確認して補充しておくのがおすすめです。「食材が切れた!」という焦りがなくなるだけで、昼のストレスが半分以下になります。

さらに余力があれば、週に1回「子どもと一緒に昼ごはんを作る日」を決めるのも効果的です。ADHDの息子は、焼きそばの麺をほぐす作業が大好きで、料理に参加することで「ぼくも役に立った」という満足感を得ています。一緒に作ったごはんは、文句を言わずに食べてくれることも多くて、一石二鳥です。




やっておくこと3:「ひとりになれる時間」を予約しておく

これ、いちばん大事なのに、いちばん後回しにしがちなやつです。

夏休み中、子どもたちが家にいる時間が増えると、自分だけの時間がゼロになります。トイレにも気を使うし、仕事の電話もできない。好きな音楽もかけられない。そういう「小さなストレス」の積み重ねが、8月末に爆発するんですよね。

例年の私も、8月の最終週にいきなり泣いてしまったり、怒鳴りまくってしまったりしてました。「もう無理!」って。
特に何かがあったわけじゃなかった。ただ、2か月間ずっと、誰かのそばにいて、誰かのために動き続けてきた疲れが、一気に出てきたんだと思います。

発達凸凹の子達のそばにいる時間が長くなると、親も感覚が過負荷になることがあります。これは「子どもが嫌い」とか「育児が嫌」という話ではなく、純粋に「刺激が多すぎて疲弊している」という生理的な状態です。
親だって、ひとりの時間が必要な生き物なんです

だから、梅雨が明ける前に「自分だけの時間」を先にカレンダーに入れてしまいましょう。

具体的には、放課後デイが入っている日の午後2時間を「自分時間」と宣言して予定を入れないようにする。(この時間は家事もしない!)実家やファミサポを使える日を1〜2回、先に確保する。夫や家族に「この日だけは頼む」とお願いする日を決めておく。そして「自分時間に何をするか」も先に決めておく(決めておかないと何もできずに時間が終わります)。

「子どもが家にいるのに自分の時間なんて」と思わなくていい。親が充電できていないと、子どもへの関わりも荒くなります。
自分の時間を確保することは、子どものためでもある。そう思うと、少し罪悪感が薄れませんか。

去年の私は、放課後デイの日に「カフェで1時間だけ好きな本を読む」というのを2週に1回のペースで入れました。たった1時間、ただそれだけで、夏の後半の踏ん張りが全然違いました。「次のカフェの日まで頑張ろう」というのが、小さなモチベーションになってくれたんです!




発達っ子ママが夏休みを乗り越えるために知っておいてほしいこと

ここまで3つの具体的な準備をお伝えしましたが、最後に少しだけ、心の話をさせてください。

私は元特別支援学校の教員でした。現場にいたころは「保護者の方が頑張りすぎている」と感じることがよくありました。でも、自分が発達っ子の親になってみてわかった。頑張りすぎるのは、頑張らなきゃ回らないからなんです…

夏休みを「なんとかしなきゃ」と思っている時点で、あなたはもう十分に頑張っています。

完璧な夏休みなんて、目指さなくていい。
「昨日より1つだけマシだった」「今日は怒鳴らなかった」「子どもが笑った瞬間があった」——それで十分です。

「ちゃんとした夏休みを過ごさせてあげられなくて申し訳ない」と思っているお母さんに、これだけは伝えたい。お子さんの記憶に残るのは、「どこに行ったか」じゃなく、「お母さんが笑っていたか」だと、私は思っています。

発達っ子の子育ては、長距離走です。夏休みの1日1日を乗り越えることより、来年も再来年も、この子と一緒に走り続けられる体力を残しておくことのほうが、ずっと大切だと私は思っています。




まとめ|梅雨明け前にやっておく3つのこと

今日お伝えしたことを、ぎゅっとまとめます。


  1. 「夏のルーティン表」を子どもと一緒に作る——見通しを視覚化することで、子どもも親も落ち着きやすくなる。完璧にしすぎず、余白を残すのがコツ。


  1. 「昼ごはん定番メニューリスト」を先に作っておく——毎日の「何作ろう」の消耗をなくす。冷凍食品もレトルトも大いに活用していい。


  1. 「ひとりになれる時間」をカレンダーに先に入れる——親の充電は子育ての燃料。自分時間を確保することは、わがままじゃない。

今すぐできる1ステップは、「今日の夜、手帳やスマホのメモに"夏休みのこわいこと"を書き出してみる」ことです。言語化するだけで、少し怖くなくなります。私はそこから始めました。

もし「うちはこんなふうにしてるよ」「これが難しくて…」という話があれば、コメントで教えてもらえたら嬉しいです。同じように夏を乗り越えようとしている方と、つながりたいと思っています!

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同じような悩みを抱えるママへ、少しでも届きますように🌈



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