外為特会の基礎⑳:一般会計の繰り入れスキーム
今回も外為特会の簡単なメモです。よく知られているように、外為特会の剰余金は7割を一般会計にいれることを原則としています。こちらについては新聞などでも報道されることがあります。
原則7割を一般会計に繰り入れており、その額は2000年度以降は毎年度1.3兆〜2.7兆円で推移している。21年度まで30年間の繰入額は総額で48兆円だった。
今回は、具体的にどのように一般会計に繰り入れるのか、ということになります。こちらについては、「外国為替資金特別会計の現状と課題―外貨建資産の健全な 運用に向けて―」にそのスキームの記載がなされています。
まず、外為特会はファンドであるため、下記のようなBSをもっているとします。資産サイドは外貨建てであり、主に米国債などを持っていると考えてください。

米国債などを持っているとそこから外貨ベースで利払いを受けることができます。したがって、下記のようなBSになります。

もっとも、このままだと外貨建てなので、一般会計に入れることができません。また、外貨を円建てにすると、それは為替介入になってしまいます。したがって、一般会計に利息を入れるにあたって、FB(為券)を発行します。それを示しているのが下記の通りです。

こうすることにより、円建てとなった受取利子を一般会計に繰り入れることができます。

今回も簡単なメモですが、必要に応じて加筆・修正します。
