選挙前に知っておきたい日本国債の知識
今回の選挙で、国債や金利の話題がものすごく増えている印象です。私が「はじめての日本国債」を新書で出した理由は、日本国債は、運用しかり、財政しかり、多くの人が知っていてもよい内容である一方で、手に取りやすい書籍がなかったことが挙げられます。今話題の金利ですが、金利とは国債の(満期まで持ち切った場合の)リターンを意味します。したがって、そもそも金利を理解するには、まずは国債の基本を知らなければいけません。
そもそも、日本国債の書籍そのものの供給がすくない印象です。例えば、財務省がどのようなロジックで国債の発行計画を作っているかについて記載している書籍はほとんどないのでは、と思います。おそらく2000年以降、金利が低下していったことから、国債に関する知識は、一部の機関投資家のみで求められて、証券会社内におけるセミナーや基礎資料で十分だったからなのかもしれません。個人向け国債の話題も、今では取り上げられることがふえていますが、ほとんど話題にならなかったということです。
逆にいえば、多くの人が低金利に慣れてしまっており、例えば、住宅ローンを変動金利で借りるなど、金利が上がることに伴い、長い間、低金利政策を行ってきたことの副作用がこれからみられるようになるかもしれません。
いずれにせよ、選挙もこれまでにない盛り上がりであり、これだけ減税を掲げている政党が多い中、国債や金利の知識は今や必須といっても過言ではないと思います。これを機に「はじめての日本国債」をご一読いただければ幸いです。
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