歯科医療漫画に、関東信越厚生局神奈川事務所から個別指導の通知が来たと描かれている
関東信越厚生局に勤務していたときに、朝メールを提供していました。
「厚生労働省が舞台の漫画はあるが、厚生局の漫画はないので、いつか厚生局が舞台となる漫画が登場するといいね」と結びました。
厚生局の仕事は年金や医療保険といった社会保障が中心で、感染症対策や医療といった派手な分野ではないので、あきらめておりました。
ところがどっこい、漫画の神さまは、
厚生局を見捨ててはいませんでした。
日本初の歯科医療漫画である
「デンタルクエスト」の2巻に
関東信越厚生局が登場したのです。
主人公の歯科衛生士「歯守リンゴ」が
勤務する歯科診療所に、
関東信越厚生局神奈川事務所から
個別指導の通知が来たという内容でした。
関東信越厚生局神奈川事務所の封筒と、
神奈川事務所の指導医療官が、
それぞれ一コマ描かれておりました。
実は、歯科診療所はコンビニよりも数が多く、
過当競争のレッドオーシャンの中にいます。
特に歯科診療所が集まる都会では、
患者の取り合いが行われており、
中には不正に手を染めてしまう
歯科診療所もあります。
そのため歯科医の世界では、
厚生局からの指導にとても敏感です。
厚生局の監視指導に対する指南書が出版され、
歯科医師免許を持った弁護士による対策セミナーまで開かれております。
漫画は、こうした歯科医療をめぐる最近の状況を描いております。
感動したので、
厚労省医政局の歯科保健課長(歯科医)に、
デンタルクエストの1巻と2巻を寄贈しました。

最近、
医療関係の漫画が変わったという認識です。
「ビターエンドロール 竜巳病院医療ソーシャルワーカーの記憶」(漫画・佐倉旬さん)には驚きました。
病院が舞台の漫画は、
医師か看護師が主人公でしたが、
この漫画は、医療ソーシャルワーカー(MSW)が主人公です。
漫画の神様手塚治虫の「ブラックジャック」以来、
天才外科医が務めてきた主役が交替しました。
社会福祉と医療をかけあわせ、
「病気が治った後、あなたを助けます」
「ままらなない世界をどうにかしようとする人達がいる」
と帯にありました。
いきなり、
健康保険の高額療養費制度が出てきます。
生活保護や無年金で保険証を持たない人の医療、アルコール中毒
脳卒中後の会社への復帰
など
社会保障制度がワークする
さまざまな場面が登場します。
会社の産業医も出てきます。
脳卒中から回復した社員の復帰を
会社の意向に反して支援する
「いい人」に描かれており、安心しました。
こうした漫画が登場する時代なので、
いつか保健所が舞台となった漫画が
登場するでしょう。

直木賞作家の篠田節子さんは、
作家になるまえは、東京都の保健所に勤務していたことがあります。
保健所が登場する「夏の厄災」という小説は、
新型コロナウイルス感染症のことを予言していたような本と言われています。
私は篠田先生に
サインをしてもらったことがあります。
「私も、昔、青森県の保健所に勤務していたことがあります」
と伝えたところ、
「がんばれ公務員」
と書いていただきました。
ところが、宮崎から引っ越しする際に、
大量の本を処分してしまいました。
まさか、
と思って宮崎に届いた本を確認したところ、
ありませんでした。しくしく。
どこかの古本屋さんにあるのではないか
と思います。
もし私が直木賞を受賞したら、
この本は大変な価値が付くのではないかしら。
そのときは、ぜひとも取り返したいと思います。
大谷翔平選手のように、
ホームランボールを返してもらって、
その代わりに何か記念になるものを与える
ことが私の夢です。
しかし、
その前に直木賞をとらんといかんような
気がしますが……。(汗)
