山田詠美さんは逆松本清張である
文藝春秋で、山田詠美さんの文章が載っており、「私のことだま漂流記」のことを知りました。
宮崎の本屋にあるかなと思っていたら、しっかりとありました。
正直に言えば、山田詠美さんの本は一冊も読んだことがありませんでした。
この本が初めて読んだ本になりました!
宇野千代先生を師と仰ぎ、デビューしてから40年間も小説を書き続けています。
文章は簡潔、読みやすい。
私とほぼ同じ時代を生きて来ている方です。
黒人と結婚した遊び人とされ、世間から相当に叩かれました。
それでも半年に一回純文学の雑誌に小説を投稿し続けて、芥川賞を狙いました。
受賞したのは直木賞でした。
直木賞の候補になりましたが、当時は選考会の開催日が別で、これは芥川賞向きだとされ、芥川賞を受賞した松本清張とは逆のパターンです。
直木賞をとったら、これまで山のようにあった批判が、ぱたりと止んだそうです。
恐るべし直木賞!

バリ島の山の中の小屋で一人いたら、言葉があふれ出て来ました。
筆記道具もなにもない。
化粧用のアイペンシルで一行を木彫りの人形の包み紙の裏に書いてみました。
蟻は砂糖を愛している。
なぜなら甘いから
それがそのまま「カンヴァスの柩」という小説の冒頭になったそうです。
素敵過ぎる。
そういえば、山田詠美さんは、ハベレオ(蝶)をタイトルに使っていました。
蝶々の纏足。娘が読んでいました。
山形屋で買ったワインとチキンを食べました。
とりわけワインは美味しかった。
酒はチキンを愛している。
なぜなら甘いから。
ふふふ。
冒頭の文章は決まりました。
後は、直木賞を狙うだけです。
直木賞をとれば、批判はとまる。
そもそも、批判は受けていませんが、批判の予防接種になりそうです。
天下の直木賞を予防接種に例えるとは何事か、と逆に批判されたりして。
あくまでも、公衆衛生チックなシャレですので、どうかご容赦ください。

