春日太一さんの「鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折」(文芸春秋社)を読んだ
春日太一さんの「鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折」(文芸春秋社)を読みました。
これは恐るべき本です。
小説を書く上で大いに参考になりました。

理屈から入っては脚本は書けない。
人間は案外他人の不幸を一番喜ぶものである。
脚本は、先に人物を作る。
謎解きやそのプロセスではなく、人間そのものを描く。
脚本は、3か所で書いた。
伊豆・熱海の旅館、東京都内に1か所、自宅。
ハコ書き(構成表)を書いて、自宅・旅館の二間続きの広い部屋に並べて作成した。
朝早く起きて、畑をずっと見る。
発芽の状態を見る。
そろそろ水をやったほうがいいか、そろそろこやしをやったほうがいいか。
そしてずっと育てて、やがて花が咲き、実が実る。
それを収穫する。
そこで完成。
だから才能なんかはいらないよ。
忍耐力だよ。

作家は農業と似ています。
農業に必要なのは才能ではなく、忍耐力です。
ちなみに、写真は椎葉村の父の畑です。

