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今夜は、しみじみ飲みながら、八代亜紀さんや川島英五さんの歌を聴きたい気分

私は、宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校の卒業式に出席したことがあります。

「歌人の俵万智さんの息子さんも通っていた」と、五ヶ瀬町の宮部精肉店の宮部さんから教えてもらいました。

なんと俵万智さんが宮部精肉店を詠んだ歌もあるとのこと。

まさかと思って俵万智さんの「未来のサイズ」(角川書店)を購入して読んでみました。

ありました!

その味がソウルフードになりゆくか宮部精肉店のコロッケ

さっそくコロッケをお土産に買って、椎葉村の実家に戻ってうんちくを語りました。

俵万智さんは、1962年生まれなので、1963年の早生まれの自分とはおそらく同級生になると思います。

「サラダ記念日」で衝撃のデビューを果たしました。
私は、臨床実習のときの受け持ちの患者さんから教えてもらいました。

280万部売れています!

当時の角川書店の角川春樹社長は、俳句に詳しくて、自らも句を詠んでおりました。
俵万智さんの歌集を角川書店から出す、という企画があったそうです。

ところが、角川社長が俵万智さんの歌を見て、「こんなものは歌じゃない。売れるわけがない!」という鶴の一声でおじゃんになりました。

会社では「痛恨のミス」といまも伝説となっているというまことしやかな話があります。

俵万智さんの「未来のサイズ」には、宮崎を詠んだ歌がたくさんあります。

「だれやめ」は「疲れ止め」と知る居酒屋に迷わず頼む「だれやめセット」
地頭鶏のモモ焼き嚙めば心までいぶされて飲む芋のお湯割り
「見たくもないものも見てきた」という歌詞が追いかけて来る夜の都濃ワイン

宮崎県民でありながら「だれやめ」は、「疲れ止め」とは、ついぞ知りませんでしたぞ。
本当に宮崎が好きな歌人だなあ、と思いました。

いつか、東村アキコ先生と俵万智さんが宮崎愛を語る漫画と短歌のコラボ本(写真付き)を読んでみたい気がします。

角川春樹事務所に企画を持っていけば、こんどはゴーサインが出るかも!

ちなみに、高千穂の荒立神社には角川春樹さんの俳句の碑があります。
芸能の神様のところに、碑を建てているところが凄いと思いました。

さて、日本人は、大昔から歌を詠んで生きてきました。
五七五七七の31文字で、天地を動かすようなパワーを生み出してきました。

俵万智さんの歌集を読むと、心が洗われるような気がします。

制服は未来のサイズ入学のどの子もどの子も未来着ている 
生きながら死につつもある人間は勝ちながら負け、負けながら勝つ


うーん。深い。
今夜は、しみじみ飲みながら、八代亜紀さんや川島英五さんの歌を聴きたい気分です。

鶏もも焼きに合わせて飲むのは、夜の都濃ワインかな。

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