頭のいい人はPDCAとか言うが、成功者はDDDDを愚直にやっている人が圧倒的に多い
ゆる麻布さんの著書「こうやって、すぐに動ける人になる。」の第二弾です。
ゆる麻布さんは、仕事の9割は「行動」で決まる、と言っております。
仕事の成果は、全て行動からしか生まれない。
そこでネックとなるのが、「頭の良さ」。
中途半端に頭がいい人は、何か新しいことに取り組む時、「上手くいかないかもしれない」「予算がかかりすぎる」「市場環境が悪い」など、あらゆるリスクを一瞬で考えついてしまい、その結果としてやらない理由を山のように量産してしまう。
無駄に賢いから、「やらない理由」の量産スピードたるや、凄まじい。
やらない理由が山のようにあれば、当然新しいことに挑戦しようとは思わなくなる。
結果として、現状維持の退屈な選択を繰り返し、どんどん面白みのない人生に向かって突き進んでいくのが頭のいい人の特徴。
成功できる、つまりは市場に求められる人は、優秀だったり頭のいい人じゃない。
逆に頭が良すぎることが足枷となり、挑戦できずに成功のチャンスをのがしている残念な人がこの世にたくさんいる。
成功している人は、全員とにかく行動力がある。
頭のいい人はPDCA(Plan Do Check Action)とか言うけど、成功者はDDDD(Do Do Do Do)を愚直にやっている人が圧倒的に多い。
人間という生き物は、変化を恐れ、現状維持を好むようにできている。
悩んでいる時間は、苦しいかもしれないが、本能的には喜んでいる。
無意識に、怖い選択から逃れようと、行動をしないための言い訳を大量生産するようになる。
悩むことは人間の本能的には正しいから、辛い状況に思えて、実は心地がいい。
だから延々と悩める子羊となる。
一方でビジネスというものは、変化を嫌って現状維持を続けていれば、より強い競合企業にあっという間に抜かれてしまうし、消費者にも飽きられてしまうので、「現状維持」は最悪の選択肢になる。
人間の本能とビジネスは、本来とても相性が悪い。
言い換えれば、本能的に思っていることの逆張りを常にしていかないといけないのがビジネス。
何かを意思決定する時に悩んでいるのは、人間の本能との戦いであり、変化しないこと、挑戦しないことを正当化するための理由を必死に探している状況になる。
この大前提から考えると、悩むことは無駄であり、悩むことをやめたほうが絶対に仕事は上手くいく。

うーむ。
これを読んで、二人の人物を思い出しました。
一人目は、旭化成を創設した野口遵(のぐち・したがう)です。
延岡に史上初めての空気中の窒素からアンモニアを合成する工場を造りました。
その特許を持っていたイタリアの化学者カザレ-博士に会いにに行き、特許を売ってくれと頼みました。
カザレ-博士は、「これは理論だけでまだ実現したことはないが、なぜこれが実現できると思うのか」と質問しました。
野口の答えです。
「あなたの工場を見学しその匂いを嗅いだ。この匂いは本物だと感じた」
直感で行動しています。
普通の人にはできないことです。
日本に帰国した野口は、東京大学工学部の化学科を卒業した優秀な人材を集めて、カザレ-博士の理論を現実化させます。
そして延岡に工場をつくり、その開設式に、カザレ-博士を招いています。
恐るべき行動力です。まさにDo Do Do Do。

もう一人は、宮崎交通の創設者の岩切章太郎です。
宮崎には、温泉も観光地もない。あるのは南国のイメージと神話だけ。
南国のイメージを膨らませて、フェニックスを植えました。
これもDo Do Do Doです。
私が側近だったら、できない理由を山ほど述べて止めていたと思います。
先日、高鍋町にあるライチ農園に行きました。
そこで生ライチを買ってきて、食べました。
ライチは楊貴妃の大好物でした。
しかし、ライチは「枝を離れると1日で色が変わり、2日で香りが落ち、3日で味が落ちる」と言われるほど傷みやすい果実です。
楊貴妃が住む都長安から、ライチの産地までは1000キロ以上離れていました。
楊貴妃に新鮮なライチを食べさせるために、皇帝・玄宗は駅伝制を組みました。
早馬を幾重にも乗り継ぎ、昼夜を問わず山々を走破し、摘みたてのライチをわずか数日で長安に届ける超過密な輸送網が構築されたのです。
詩人の杜牧は、詩を残しています。
一騎紅塵妃子笑
無人知是芳枝来
赤い土煙をあげて一頭の馬が猛スピードで駆けつけると、楊貴妃が満足そうに微笑む。
しかし、誰もそれが都の危機を知らせる伝令ではなく、ただライチを届けるための馬だとは知る由もない。
この詩から生まれた、ライチの代表品種が「妃子笑(ひししょう)」です。
種が小さく果肉が極めて豊かで、果汁が多く甘みと酸味のバランスが抜群で、日本に輸入される生ライチ(または冷凍ライチ)の多くはこの品種です。

ライチを食べたら種が4個残りました。
宮崎市にあるハンズマンに行って、プランターと土を買いました。
ハンズマンの園芸担当のおばちゃんが言うには、ライチの種を植えて、実が採れるようになるまで10年かかるとのこと。
えーい。
悩まずに、Do Do Do Doの精神で、さっそく植えてみました。
芽が出て、4本の小さな苗になっています。
10年後には、ライチ王になっているかも。
