新潟のトラ保健師の言うように、 亡くなる前に後悔しないように 前向きに生きていこう
関東信越厚生局に勤務していたときには、
十都県の年金事務所や健保協会の支部の大会
に出席しました。
健保協会の新潟支部に行ったときに、
ある保健師さんと出会いました。
新潟支部では、これまで大会で表彰をしたあとに、講演をやっていました。
しかし、講演を聴かずに帰ってしまう人が
多かったので、
大会の前に30分の講演をしているのです。
その日は、健保協会新潟支部の保健師さんが
講演するとのことでした。
大会が開始するまでの間は
何もすることがなかったので、
せっかくなので保健師さんの講演を聞きました。
これがなかなか面白くて、ためになりました。

保健師さんのお名前は、恐縮です。
覚えておりません。
講演タイトルは、
「特定健診・特定保健指導を受けよう」
という一般的なものでした。
健診と定番の食事や運動指導の話だろう
と思っていたら、いきなり、
「皆さんが亡くなる前に、
後悔することはなんですか?」
と質問をしてきたのです。
これには驚きました!
健診や保健指導の話だと思っていた聴衆は、
のけぞりました。
しかも、ひとりひとりに
マイクを突きつけて、聞いてくるのです。
この先制攻撃には、度肝を抜かれました。
新潟県は
連合艦隊司令長官の山本五十六元帥の出身地。
真珠湾攻撃が普通なのか?
と思ってしまいました。
「トラ、トラ、トラ、我奇襲二成功セリ!」
の電報から、トラ保健師と名付けました。
すいません。

トラ保健師は、
マイクを突きつけて、
受講者に後悔する例を言ってもらったあとに、
ある本を紹介しました。
オーストラリアで
緩和ケアの介護士をしていた人の本です。
その本の中で、
人生最後の時を過ごす緩和ケアで、
死ぬ前に語られる後悔は次の5つ
だと紹介したのです。
①自分自身に忠実に生きればよかった
②あんなに一生懸命働かなくてもよかった
③もっと自分の気持ちを表す勇気を持てばよかった
④友人関係を続けていればよかった
⑤自分をもっと幸せにしてあげればよかった
トラ保健師は、最後に一言、こう言いました。
人生最期のときになって、
後悔しないように生きていたいですね。
そのためにも、
定期的に特定健診・特定保健指導を
受けてくださいね。
特定健診・保健指導は、
⑤の自分を幸せにするものですね。

多くのビジネス書には、
この「死ぬ前に語られる後悔」のエピソードが
紹介されています。
新潟のトラ保健師のことを思い出して、
ネットで調べたところ、
作者はブロニー・ウェア。訳は仁木めぐみさんの
「5つの後悔」(新潮社)でした。
今から20年前に出版された本です。
還暦プラス2の私ですが、
トラ保健師の言うように、
死ぬ前に後悔しないように
前向きに生きていこうと思います。
特に④です。
昔の友は、これから減っていくので、
大事にしていきたいと思います。
河島英五さんの「時代おくれ」の心境です。
作詞をされた阿久悠さんも河島英五さんも亡くなっています。
宮崎までわざわざ足を運んでくれる友は、
特に優しくしたいです。
あのとき直木賞をとっておけばよかった、
と後悔することは、避けたいなあ。
これは後悔とは呼ばない気がしますが……。
