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覚せい剤は、貧者の麻薬である

麻薬には、
けしの葉から抽出されるあへんやヘロイン、
コカの葉から抽出されるコカイン
の二つがあります。

いずれも植物から抽出されて製造されます。

一方、覚醒剤は
植物から抽出される工程がなく、
化学合成で作られます。

植物を栽培する必要がないので、
どこでも作ることができます。

このため、
覚醒剤の方が、製造コストが安くつきます。

それゆえに「貧者の麻薬」と言われています。

この貧者の麻薬の世界最大の使用国が、
わが日本です。

日本における覚醒剤の取引価格が高いことから、世界中から覚醒剤が日本に集まってきます。

高級麻薬(?)であるヘロインやコカインを
使わず、安物麻薬を愛用する日本は、
世界からは不思議な国とされています


経済だけでなく、
麻薬の世界でもガラパゴス化しているのか、
とグローバル化していない
ことを心配(?)する、
日経新聞的な人もいるかもしれません。

日本人がなぜ覚醒剤を好むのか、
それには理由があります。

覚醒剤は日本発祥なのです。

日本で開発され、
戦時中は軍のパイロットが
飛行中に眠らないように使用されました。

戦後は、
解体された軍隊から
覚醒剤が民間に大量に流出しました。

当時は、「ヒロポン」という名前で
薬局で販売されており、
一般人でも普通に買えました。

この名前は、
疲労にポンと効く」ということから
つけられたものではなく、
ギリシャ語のピロポノスから命名されています。

これは「労働を愛する」という意味だとのこと。

寝ずに長時間労働をすることを厭わない
日本人の性格から、
そうとうな量が使われました。

依存性が強く、
家庭や職場でも問題が起きたことから、
禁止されました。

日本で禁止されると今度は、
北朝鮮、韓国、台湾、香港、マカオで
製造されたものが、
日本に密輸されることになります。

これが暴力団などの
反社会的な団体の資金源となりました。

このときにつけられた名前は「シャブ」です。
この名前は、今でも世界に通用します。

世界中から日本に集まる覚醒剤は、
品質がバラバラで、
その品質を確認するためのソムリエが
いるそうです。

かつては、港から国内に持ち込まれていました。

日向の細島港も
北朝鮮からの密輸品が入ってくる場所
の一つでした。

洋上での船荷の交換も行われていました。

現在の主流は、
GPSで洋上の場所を指定し、
そこに行くとモノがある
というシステムになっています。

覚醒剤は、
ミサイルを撃ちまくる北朝鮮の
外貨の獲得手段の一つであり、
絶対にやってはいけません。

厚生労働省の地方厚生局に
勤務する麻薬取締官は「マトリ」と言われ、
多くは薬剤師の資格を持っています。

警察と同じように手帳を持っています。

学校に出張して、
中高生に対する薬物乱用防止の教育も
やっています。

保健所の薬剤師も
麻薬対策の教育をやっていますが、
同じ内容でも、
厚労省のマトリに教えてもらうと、
教育の効果が高いと思います。

一度、地方厚生局に頼んでみてはどうかしら。

関東信越厚生局と九州厚生局は、
我が国の麻薬の入り口にありますので、
忙しいかもしれませんが。

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