保健と医療と福祉と防災の連携は、計画から始まる
保健所主催で、小児慢性特定疾病児童等自立支援研修会を実施する予定でした。
ところが、台風の影響で、前日開催する施設から連絡がありました。
これまで担当の健康づくり課の保健師さんたちが、調整して場所の準備やら、小児慢性特定疾病の患児のご家族への連絡、講演をしていただく医師や薬剤師の選定連絡調整をしていました。
前日になってのまさかの休館の連絡でした。
場所を保健所に変更して、オンラインを主体に研修会を実施する案など、ギリギリまで実現可能性を検討しました。
しかし、明日の台風の進路がどのようになるのかは全く予想がつかないので、開催施設の休館に合わせて、延期することにしました。
当日は朝から大雨が降り続いており、夕方までやみませんでした。
風はあまりありませんでしたが、雨は半端なく、延期してよかったと思いました。

今回の研修会の主目的は、災害時における要支援者となる小児慢性特定疾病の患児とその家族の備えをどうするかというものでした。
初めてのテーマで、実際に台風が来て、いろいろなことを考えて延期したということは、保健所としても大変勉強になりました。
講演会の講師の1人は、医師会の救急科の先生です。
小児科医で、熊本地震にDMATとして派遣の経験があります。
いろいろと手をつくして、先生にたどり着きました。
もう1人の講師は、薬剤師会の災害対策委員をされている先生です。
熊本地震と最近の能登半島地震での被災地の派遣の経験もあります。
災害時の薬についてお話をいただく予定でした。
患児とご家族と市町村職員が現地で参加で、その他の患児とご家族、市町村職員、県内各保健所職員、医療機関職員がオンラインで参加する予定でした。
市町村からは、福祉保健課だけでなく災害担当の課の職員も参加することになっていました。
保健と医療と福祉と防災が連携する小児慢性特定疾病の初めての取組で、毎年医療費の受付事務にあけくれていた保健所保健師たちにとっては、本来の事業ができると気合い十分でした。
このような結果になりましたが、これもまた災害での現実です。
次に活かしましょう。

私がいた防衛省では、さまざまなイベントをやっていましたが、事前計画では、晴のバージョンと雨のバージョンの二つがありました。
特に、ヘリコプターを運用する場合は天候に左右されます。
実施するか中止するか、雨バージョンを採用するかなど判断することを「決心」といい、必ず決心する時間が書かれていました。
「決心0600」 午前6時に判断するということです。伝達方法についても銘記されていました。
今でも悔やまれるのが、海上自衛隊の観閲式です。
総理大臣も出席して、海上自衛隊の護衛艦だけでなく、世界の海軍の艦船も参加して、総理が謁見するのです。
私が防衛省にいたときには、4年ぶりに開催するという案内があり、私も招待客に混じって参加できることになりました。
中国海軍の艦艇も参加することになっていました。
ところが台風が来て、前日に中止となりました。
当日は、台風は過ぎ去って天気は晴で、海上の波もそれほどでも無かったのですが、被災地で災害復旧活動が行われている中で挙行するのはよくないという判断だったようです。
おそらく総理官邸まで話が上がって、自衛隊の最高指揮官の内閣総理大臣のご判断で中止が決定されたと思います。
宮崎県は台風銀座とよばれるほど、台風がやってくる県です。
台風の季節(7月~10月)における各種のイベントは、台風による延期も考えて、計画を立てることが必要です。
最初から、台風による延期も折り込み済みの計画を作成すれば、気が楽です。
保健と医療と福祉と防災の連携は、計画から始まります。

てるてる坊主は、さすがに最近は見なくなりました。
下駄を蹴って天気を占う人も絶滅したようです。
私が子どもの頃は、普通にやっていましたが……。
乳歯が取れたときに、下の歯は屋根に向かって投げて、上の歯は土間の下に投げて、「ねずみの歯と替えてくれ」というおまじないもありました。
こういう風習も今はなくなってしまったかもしれません。
民俗学は大事だと思いました。
