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栄養、運動、休養、睡眠などの公衆衛生は、ビジネス書で学ぶ時代になった

私がビジネス書を読むようになったのは、関東信越厚生局に勤務していたときです。

コロナが蔓延しており、首都圏の特定機能病院(大学病院)の医療監視などは中止しておりました。

医療保険や年金といった社会保障をはじめて担当したので、経済についてすこし勉強しようと思ったのがきっかけです。

世界で最初に医療保険の制度をつくったのはドイツのビスマルクでした。

このときに、保険料の負担を、本人と働いている会社で半分ずつ分けることにしました。

これが今も続いております。

このため景気が悪く、企業の業績が悪化すると、社会保険料の負担が重くのしかかってきます。

経済活動と社会保障は密接に関係しています。

経済活動は、GDP(国民総生産)という数値で表されます。

現在の日本のGDPは約600兆円。このうち60兆は年金です。

つまり、10分の1は年金が支えているのです。

企業の経済活動について、あまりにも無知だったので、本屋に向かったところ、企業関係の本がたくさんあることに気がつきました。

それまでは、小説、漫画、医学、ミリタリーしか興味がなく、せいぜい新書コーナーに行く位でした。

現在の本屋は、ビジネス書が一番正面にあります。一番売れるからだと思います。

ビジネス書のジャンルについて、Geminiに聞いたところ以下があるとのこと。

1 思考法・スキル
2 経営・マネジメント
3 マーケティング・営業
4 会計・ファイナンス・経済
5 業界・トレンド・テクノロジー
6 伝記・ドキュメンタリー・理念


最近では、メンタルヘルスや健康づくり関係もビジネス書の主要なテーマとなってきています。

栄養、運動、休養、睡眠などの公衆衛生は、ビジネス書で学ぶ時代になったと感じています。

実際に医師や、欧米の公衆衛生大学院で学んだ研究者がビジネス書の筆者となっています。

私が持っている本では、医師の筆者としては、「学びを結果に変えるアウトプット大全」の樺沢紫苑先生と、「感情的にならない本」の和田秀樹先生がおられます。

またハーバード大学の公衆衛生大学院で学んだ研究者の林英恵先生の「健康になる技術大全」(ダイヤモンド社)があります。

今やビジネス書は百花繚乱のごとく、各出版社の一押しで毎日出版されております。

そのため、本屋に行くと陳列されている棚で、どの本が売れているのか一目で分かります。

売れる本はずっと陳列され続けます。

岸見一郎先生・古賀史健先生の「嫌われる勇気」は、初版が発刊された2013年から10年連続で、年間ビジネス書ランキングのトップ10入りを果たしました。

アドラ-心理学を哲学者と青年の対話形式でわかりやすく解き明かした大ベストセラーです。

「対人関係の悩み」や「どう生きるか」に対する非常に明確で実践的なアプローチが示されており、国内だけで345万部を売り上げました。

しかし、売れない本は、引き上げられる過酷な世界です。

私は、よく本屋に行って、ビジネス書の栄枯盛衰を観察しています。

つまり、ビジネス書は平家物語です。

そんな中で、最近すごく心に響いた本を紹介します。

こうやって、すぐに動ける人になる。気づけば、ラクに成果が出てる「思考のコツ29」です。

筆者は「連続起業家ゆる麻布」という名前の方で、ビジネス書の老舗のPHP研究所から出ています。

仕事の本質について悟りました。

①本質に逆らった仕事は、全て上手くいかない
②人を幸せにしない仕事は、全て上手くいかない。
③仕事で稼いだお金というのは、世の中に提供した価値の対価である。
④仕事は究極の社会貢献である。


この境地に到達したことで、仕事がラクになったと言っております。

まず、ゆる麻布先生は、「エリートの罠にハマるな」と言っております。

仕事と学校のテストでは全く異なると解説しています。

テストでは、一発で結果を出さないといけない。
やり直しは効かない。カンニングして許されるわけがない。

自分が記憶した知識だけを使って、全力で結果を出さないといけない。
点数で競争相手と比較される。

仕事は、基本的には点数で比べられることはない。

あらゆる手を使って、目指すゴールへ早く辿り着いた奴が勝つシンプルなゲーム。


徹底的にパクる。略してTTP。
できる人のやり方を完コピすることが推奨される。

失敗しても成功するまで何度でもやり直せる。
分からないことがあれば人に聞きまくれる。

自分の力でできなければ他の人に助けてもらえばいいし、カンニングは徹底的にやるべき。


今まで当たり前だと思っていた受験勉強とは、全てが真逆の戦い方をしなければいけない。

仕事は100点満点を目指す必要はない。完璧にやり遂げる必要はない。

まずは60点の仕事をなるべく早く終わらせ、それを実際に動かしてテストして、そして修正して、最終的に80点を完成形にするくらいでちょうど良い。

例えば、上司に仕事を依頼された時、自分が完璧だと思うまで作り込んでから上司に提出するのは効率が悪い。

ほとんどの場合、その成果は「僕の考えた最強のお仕事」になっている。ただの自己満足。

世の中の上司の9割は「直したい病」


ここまで読んで、思わず笑ってしまいました。

若い頃に、こうしたビジネス書をよんでおればよかったと思います。

ただし、80点の完成度というのは、その仕事の中で重要なポイントは全て抑えられていて、後はよりわかりやすくしたり、見栄えを良くしたりする作業が残っているだけの段階だと、ゆる麻布さんは念押ししております。

いまでは、こうした有名人ではない人(しかも匿名)がビジネス書を出版しています。

ゆる麻生(ゆるあざぶ)さんの経歴は以下のとおりです。

連続起業家。起業、経営、投資、会社売却に関する情報を全て本音で忖度無しで発信。M&Aやデジタルマーケティングが専門のIT屋。

新卒でブラック企業に入社。理不尽な働き方を強制され、クズのような経営者、上司を数多く見てきた。

退職後、一発発起して起業を繰り返し、現在は売上数十億円規模の会社を複数経営している。 Xフォロワーはわずか半年で6万人に。


経営者や投資家、ビジネスパーソンからいま最も注目を集めるインフルエンサーのひとり。

お酒、美食、旅行好き。本書が満を持しての処女作になる。

最近のビジネス書は公衆衛生です。


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