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私の恩師は「健康はイデオロギーや主義主張と関係はない。それで自分は保健師を養成することにした」と言った

日本初の保健師漫画の「保健師がきた」が完結しました。

作者は、埜納タオさん。

三巻で終了しました。こらーっ!

せっかく話が面白くなってきているのに終わるとは、保健師の協力がなかったとしかいいようがありません。

全国の保健師は約6万人。

一人一冊購入すれば、6万×2冊=12万部売れたことになり、3巻以降の長期連載も可能であったのに。

そもそも、この漫画を知らない保健師もいました。

看護大学の学生に「買った?」と聞いたら、誰も買っていませんでした。

「自分たちの将来の職種の漫画を、応援しなくてどうする?」と問いかけましたが、大学でさえ買ってくれたかどうか不明です。

日本の看護大は200以上ありますので、1大学10冊購入すれば、2000部売れるわけです。

まあ、しかし、労働基準監督官の漫画は、「ダンダリン101」は1巻、「どらコーボク」は2巻で終了しているので、3巻まで行ったということは、健闘しているという見方もできます。

しかし、労働基準監督官は3千人しかいません。

労働基準監督官の20倍もいながら、
漫画は1.5~2倍にとどまっているということは、サボっているということ!

しかも、多くの住民は労働基準監督官を見ることはありませんが、保健師は市町村にいるので、身近な存在です。

それなのに売れないということは、サボっている。ハベレオは怒っています!

作者のあとがきにはこのようなことが書かれていました。

「保健師がきた」を最後まで読んでくださりありがとうございます。

多くの保健師さんの取材協力を得て、完結することができました。

漫画の中で描くことはできませんでしたが、これからの時代、新たな感染症への対応や大規模災害の非常時など、「保健師」はより求められる職業になると思います。

漫画を通して、保健師という仕事の魅力が少しでも読者のみなさまに伝わっていれば幸いです。

ご感想などありましたら、ぜひお聞かせください。

野口緑先生、兵庫県小野市の保健師のみなさま、兵庫県北播磨県民局加東健康福祉事務所の保健師さん、都内保健師S氏、担当編集者O氏に、スペシャルサンクスです。

野口緑先生は、監修協力者です。
大阪大学大学院医学系研究科公衆衛生学特任准教授をされています。

3巻の帯にはこのようなことが書かれていました。

サンゴは新米保健師として生と死の両方に立ち合い、一層たくましく成長する日々……。

定年退職後の孤独と向き合えない中年女性や、真面目で周囲を頼れないアルコール中毒者、

「見逃さない」と張り切るサンゴだが、”全力”が必ずしも人を救うわけではない。

尽きぬ後悔とやるせなさ、それで諦められない彼女はー

泣けるだけじゃない”命”のお仕事ドラマ、ついに完結!!!


一巻から読みましたが、三巻が一番面白いと思いました。

主人公のサンゴのメンターである元ヤンキーの先輩保健師の過去が明らかになるところが良かったです。

なぜいつも焼きそばパンを食べているのか理由がよくわかりました。

NHKの朝ドラ「カムカムエブリバディー」で、オダギリジョーが、なぜホットドッグのシミを付けているのかの理由と似ており感動しました。

私の恩師の産業医大の産業保健師を養成する専攻科の産業保健管理学の馬場快彦教授が、筑豊の炭鉱で産業医をしていたときの経験を語っていたのを思い出しました。

昔、炭鉱の労働組合が分裂して第一組合、第二組合と別れ、親子兄弟でも組合が違うと交流ができなくなったことがあった。

しかし、保健師だけは、どちらも出入りすることができた。

健康は、イデオロギーや主義主張と関係はない。
それで自分は保健師を養成することにした。

なぜか、「炭坑節」と「がんばろう」を思い出しました。

月が出た出た 月が出た
三池炭鉱の上に出た

あんまり煙突が高いので
さぞやお月さん 煙たかろう  
サノヨイヨイ



がんばろう つきあげる空に
くろがねの男のこぶしがある

燃えあがる女のこぶしがある
闘いはここから 闘いは今から


恐縮です。私は昭和の人間!

連載終了に乾杯。ふられて乾杯。
古い人間だと笑わば笑ってもらって結構。

もしかすると、世良公則さんの「燃えろいい女」はこの「がんばろう」の歌詞がもとになったのかしら。


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